診療科・部門のご案内

薬剤部

薬剤部基本方針

県民のため、安全で効果的な薬物療法をささえる医療チームの一員として職能を発揮します。

各種専門・認定薬剤師(平成29年6月現在)

がん指導薬剤師(日本医療薬学会)            1名
がん専門薬剤師(日本医療薬学会)            2名
がん薬物療法認定薬剤師(日本病院薬剤師会)       4名
感染制御認定薬剤師(日本病院薬剤師会)         1名
緩和薬物療法認定薬剤師(日本緩和医療薬学会)        1名
NST専門療法士(日本静脈経腸栄養学会)        2名
救急認定薬剤師(日本臨床救急医学会)          1名
日本糖尿病療養指導士(日本糖尿病療養指導師認定機構)  1名
認定実務実習指導薬剤師(日本薬剤師研修センター)    4名
日病薬認定指導薬剤師(日本病院薬剤師会)        1名
生涯研修認定薬剤師(日本病院薬剤師会)          13名
研修認定薬剤師(日本薬剤師研修センター)          9名
公認スポーツファーマシスト(日本アンチドーピング機構) 1名

日本病院薬剤師会がん薬物療法認定薬剤師研修施設
日本医療薬学会がん専門薬剤師研修施設

チーム医療への参加

  • 糖尿病教室
  • 感染対策チーム
  • 緩和ケアチーム
  • 栄養サポートチーム
  • 褥瘡回診

薬剤部紹介

調剤室

医師の処方に基づいて外来や入院患者さんの薬を調剤しています。調剤するときには、常に薬剤師の薬学的知見から医師の処方せんをチェックし疑問があれば必ず照会・確認しています。処方された薬の飲み方や量、相互作用などをチェックした後に、薬を調剤し、必要に応じて、外来の患者さんに吸入指導をしたり、飲み方や使用方法の説明を行っています。

調剤業務

調剤業務

薬剤管理指導室

外来でお薬の出た患者さんに対し、服薬指導を行っています。薬を飲む目的・正しい飲み方(使い方)・効果・副作用・注意事項等について説明しています。

入院患者さんにも服薬指導を行っています。また、入院時には持参薬を確認し、相互作用や重複投与、副作用やアレルギーのチェックを行っています。通常は病室で行っていますが、患者さんの希望により指導室を利用することもあります。時にはご家族も交えて説明し、退院後の外来でも続けてフォローできるよう心がけています。

外来患者さんへの服薬指導

外来患者さんへの服薬指導業務

薬品管理室

病気を治すためには、飲み薬同様「注射剤」もとても重要な薬です。特に入院患者さんの治療には注射剤が使われる割合が大変多くなります。注射剤は一般的に飲み薬より作用が強いため、とくに慎重に投与しなくてはなりません。薬品管理室では、各病棟で入院患者さんに使う注射剤を"注射せん"に従って調剤しています。その際、薬剤師が注射剤の組み合わせや投与量をチェックするため、より万全を期した治療を行うことができます。

また、医療の中で薬物療法の占める比率は高く、病院で使用する医薬品の購入費は病院総支出の中でも大変大きなものになります。薬剤部では院内で使用する医薬品の適正管理を行い、さらに各部署からの請求を取りまとめ、発注を行うことも業務としています。

注射払い出し

注射払い出し装置と
注射カートセット業務

また、当院は手術件数が多く、医薬品の安全な使用と適正な管理のため麻酔時に使用する注射剤を「全身麻酔用」「局所麻酔用」「腰椎麻酔用」「眼科用」「心臓外科用」に分けてセットし手術室に供給しています。

製剤室

治療や診断上必要であるのに市販の製品が無い場合に、病院独自の製剤を医師の依頼に基づいて調製しています。
また、手術後などの食事を取れない患者さんのための栄養分の高い高カロリー輸液を無菌室内で調製しています。

無菌室内でのIVH調製業務

無菌室内でのIVH調製業務

DI室(医薬品情報管理室)

医薬品の情報を収集・整理し、医師・看護師や患者さんに情報提供を行ったり、薬に関する様々な質問に応じ回答する業務を行っています。医薬品の安全性や有効性に関する情報は日々更新されています。これらの情報を正確にかつすばやくお伝えし患者さんの治療の手助けとなるように心がけています。

外来化学療法センター調剤室

外来化学療法センターに併設してある調剤室において、薬剤師が、外来と入院の抗がん剤の無菌調製を行っています。薬剤ごとに保存方法や溶解方法や溶解後の安定性が異なります。そこで、薬の専門家である薬剤師が正しい手技で調製することで、質の高い医療を提供しています。

また、薬剤師が患者さんごとの予約オーダーされた注射内容を確認し、投与量、投与時間、投与回数、休薬期間、副作用を抑えるのに必要な支持薬などが適切かを最終確認することで、治療の安全性を確保しています。薬剤の準備から、薬剤の調製、調製品の確認、外来化学療法センターや病棟への払い出しに至るまで、複数の薬剤師によるチェック体制をしいています。

DI室(医薬品情報管理室)

抗がん剤調製業務

抗がん剤の説明について

外来化学療法センターのベッドサイドや薬剤部の相談室で抗がん剤についての説明をしています。抗がん剤による治療を受ける患者さんやご家族に、治療内容を理解し、より安心して治療を受けられるように、個人ごとの治療スケジュール、効果、副作用、日常生活における具体的な副作用の対策などを説明しています。また、内服抗がん剤は、がんの種類により服用期間や休薬期間が異なり複雑なため、院外処方、院内処方に関わらず説明しています。もちろん、入院患者さんにも病棟で説明しています。

治験事務局

医療の進歩・発展に必要な新しい「薬」が世の中に出るにはどうしても人において効き目(有効性)や副作用(安全性)を調べなければなりません。人での有効性や安全性について調べることを「臨床試験」と言いますが、「薬の候補」を国から「薬」として認めてもらうために行う臨床試験のことを「治験」と呼んでいます。

治験は「医薬品医療機器等の品質、有効性及び安全性の確認等に関する法律(旧薬事法)」とそれに基づく「医薬品の臨床試験の実施に関する基準」というルールに従って行いますが、専門の医師や医療スタッフという十分な設備がそろっているなど、定められた要件を満たす病院で行われます。

治験コーディネーター

治験コーディネーターによるデータ入力

また、病院内のルールとして、治験を行うためには、病院内に設置された治験審査委員会において、計画内容等について審議され、承認を得る必要があります。

一方、参加される患者さんに対して、その目的、方法、期待される効果、予測される副作用について文書で説明し、文書による同意を得ることになっています。
参加していただいた患者さんに安心して協力していただけるように、あるいは多忙な治験責任医師等の業務補助のために、《治験コーディネーター》がお手伝いしています。

治験についてのお知らせ

薬について

薬の飲み方

薬は、水またはぬるま湯(37度くらい)で飲むのが原則です。飲みにくいと言ってお茶やジュース、牛乳では飲まないで下さい。
一般に「コップ一杯の水」を薬と一緒に飲むのがいいと言われています。しかし、心臓病や腎臓病の人は水分をとりすぎると、病状を悪化させてしまうことがありますから、水を少なめにするなどの注意が必要な場合があります。
薬の飲み方、時間について指示されたように飲みましょう。

食直前 食事をとる5分から10分前をさします。超速効型インスリンや食後急激に血糖が上がるのをふせぐ薬などがあります。
食前 食事の30分くらい前の空腹時をさします。
食欲を増進させる薬や胃腸の働きを良くする薬、漢方薬、 吐き気止めなどがあります。
食直後 食事のすぐ後をさします。
胃の中に食べ物があるので、薬による胃腸障害を防ぎます。
食後 食事の後30分以内をさします。
胃腸障害を防ぐ目的もありますが、多くは飲み忘れを防ぐため食事に合わせて指示しています。
食間 食後2時間の空腹時(食事をしながらではありません)をさします。
胃の中に食べ物がない方がよく吸収される薬や、空腹時の胃の粘膜を保護するための薬があります。
就寝前 寝る直前、または、寝る30分~1時間前をさします。
夜間の咳や胃酸の分泌を抑える薬、睡眠薬、朝の排便を期待する下剤等があります。
起床時 朝起きてすぐの時間です。
空腹の方が吸収率が良い薬は起床時に飲みます。骨粗しょう症の薬に起床時に飲む薬があります。
頓服 食事の時間に関係なく医師の指示に従って必要な時に飲みます。
痛み止めや熱さまし、咳止め、狭心症発作の薬、下剤などがあります。

※これらの飲み方のほかに、食事の前後を避けて飲む薬や1週間に1回飲む薬、休薬期間のある薬など複雑な飲み方をするものがありますので注意が必要です。

飲み忘れてしまったら

飲み忘れないことが一番良いのですが、どうしても飲み忘れてしまった時は飲み忘れに気づいた時点でできるだけ早く飲み忘れた分を飲んで下さい。
ただし、次回に飲む時間が近い場合には、忘れた分はあきらめて、次回の分から飲み続けて下さい。2回分をまとめて飲むのは危険ですので絶対に避けてください。
分からない場合や不安な場合は、薬剤師にお問合せください。

赤ちゃんへの薬の飲ませ方

粉薬の場合は、ほんの少量の水または湯ざましで溶いてスプーンで飲ませたり、少量の水で練り清潔な指で赤ちゃんの上あごに塗ったりして飲ませます。
また、水薬の場合はスポイトやスプーンに1回量をとって少量ずつ飲ませます。その後、水・湯ざまし・ミルクなど好きな飲み物を口なおしに与えてください。
なお、粉ミルクに混ぜるとミルクの味が変わってミルク嫌いになることもありますのでミルクとは別に飲ませるほうがいいでしょう。

薬の保管方法

  • 高温は避けて涼しい場所に
  • できるだけ乾燥した場所に
  • 光を避けて

以上が薬を長期間保管するときの原則です。
また、幼児の手の届かないところへ保管してください。
冷所保存というのは15℃以下を、室温保存は1~30℃のことをいいます。冷所保存でもフリーザーに入れると薬によっては変質して効果が無くなることもありますので、凍結を避けて保存してください。

目薬やシロップ剤などは一つの容器から何度も使用するので、汚染防止のため冷蔵庫で保存したほうが安全です。また、雑菌やカビが混入すると、薬剤の水分や糖分によってどんどん繁殖して増えることもあるので、長く使わなかった場合は惜しまずに廃棄してください。

薬剤部見学を希望される薬学生の皆さんへ

当薬剤部は、積極的にチーム医療へ参加し、安全で効果的な薬物療法を目指しています。また、各分野において認定の薬剤師が、より専門的な知識をもって薬学的ケアを行っています。
このような実際の現場を見学していただき、是非、私たちの仲間になって活躍してほしいとの願いから、積極的に薬剤部見学を受けております。
お気軽にお問い合わせ下さい。

<見学時間>

14時~17時(3時間)

<見学内容>

・調剤業務   ・管理室業務
・製剤業務   ・化学療法管理業務
・DI業務    ・薬剤管理指導業務
・持参薬確認業務 など

お問い合せ先

担当:鈴木
023-685-2626(内線2366)

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