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認定看護師の取り組み

認定看護師の取り組み

認定看護師とは

認定看護師とは、日本看護協会の認定看護師認定審査に合格し、ある特定の看護分野において、熟練した看護技術と知識を有することを認められた者をいい、水準の高い看護実践を通して看護師に対する指導・相談活動を行う看護師のことをいう。

がん化学療法看護認定看護師 大森 恵子

がん化学療法看護認定看護師は、がん化学療法を受ける患者さんや家族の方が十分な情報のもとに治療を選択し、治療に参加できるように支援していく役割があります。また、がん化学療法を受ける患者さんや家族の方が治療中に起こる副作用に対応できるように支援します。そして、治療に関する不安、問題に対して一緒に考えます。

平成28年4月より外来化学療法センターで勤務しています。医療スタッフ、患者さんやご家族の身近な存在として、専門的な知識をもとに根拠のある心のこもったケアを提供したいと思います。また、他の認定看護師や他職種(医師や薬剤師、栄養士等)と積極的に協働し、チーム医療として患者さんや家族の方の力を最大限に活かせるように、環境(心と身体)を整えられるよう努力していきたいと思います。

大森 恵子

大森 恵子

精神科認定看護師 清水 義人

精神科認定看護師は、精神科看護の質の向上を目指し、他部門との連携・調整や看護実践での相談、院内教育を充実させることが期待されています。各カンファレンスへの参加やスタッフ、患者さんへのアドバイスなどを行い患者さんがより自分らしく生活できること、また看護職が活き活きと働き続けられることを目標とし活動しています。

今後の活動として、せん妄患者さんのケアや精神疾患を持つ入院患者さんへのかかわり方についてのアドバイスや支援を行い、スタッフと共に学んでいきたいと思います。また、看護職は特にメンタルヘルスにおいてハイリスクグループといわれていますが、現場ではまだまだ十分なケアができていないのが実情です。そのため看護師のメンタルヘルス支援やストレスコントロールなどの相談窓口になり、こころの健康づくりの一助になれれば幸いと考えています。

清水 義人

清水 義人

感染管理認定看護師 森谷 和則

感染に伴う身体的・精神的・社会的負担を避けるために、感染管理認定看護師は医療現場における患者さんや職員及びその家族の感染を防止し、安全・安楽な療養生活を送れるように、感染対策の推進・医療の質向上を目指し活動しています。具体的には、「手指衛生」や「個人防護具(PPE)の着脱」「環境・器材の衛生管理」等の基本的な感染対策の知識・技術の実践・指導・助言を行い、定期的な評価と改善を繰り返すことで、最善策および最適化を目指しております。

組織横断的に活動する上で、常に笑顔を絶やさず、お互い「WIN-WIN」となるように、相手の立場や気持ちを考慮したケアや対策を心がけ活動してまいります。

来院・入院される患者さんやご家族の皆さま、当院の感染対策にご理解・ご協力をお願いいたします。

感染管理認定看護師 森谷 和則

森谷 和則

皮膚・排泄ケア認定看護師 小野 佳子

皮膚・排泄ケア認定看護師は創傷や褥瘡(床ずれ)をお持ちの方、病気や外傷でストーマ(人工肛門・人工膀胱)を造設することになった方、失禁などで排泄に関してお困りの方に対して、専門的なケアを指導したり、実際にお手入れをしたりする看護師です。
私は病棟で褥瘡やストーマ・排泄に関してよりよいケアを考え、指導を行っています。また、木曜日の午後は外科のストーマ外来を担当しています。
当院には4人皮膚・排泄ケア認定看護師がいます。それぞれ外来や病棟で活動をしています。活動は院内だけではなく、ストーマを造った患者さんが安心して日常生活を送れるように、退院後ご自宅に訪問し、生活指導やストーマケアの指導を行う活動も行っています。地域の訪問看護師さんと一緒に訪問することもあり、みんなで患者さんの生活を支えたいと考えています。
院内の患者さんだけでなく、地域の皆様が皮膚や排泄の悩みを少しでも解消され、その人がその人らしく毎日がハッピーで楽しく生活できるようにお手伝いしていきたいと思います。

小野 佳子

小野 佳子

皮膚・排泄ケア認定看護師 矢萩 友加

皮膚・排泄ケア認定看護師は、創傷や褥瘡、人工肛門を造設した方や尿路変更を行った方へのストーマケア、尿失禁や便失禁などがある方への排泄ケアを専門にしている看護師です。

現在は外来に勤務し、外来通院されている方の創傷や褥瘡ケア、人工肛門を造設した方へのストーマ外来を医師とともに行っております。ご自宅での生活を継続できるよう支援していくとともに、患者さんやそのご家族がその人らしく安心して過ごせるようお手伝いしていきたいと考え、日々実践しています。

当院では、皮膚・排泄ケア認定看護師が4名となりました。皮膚・排泄ケア分野におけるケアを必要としている患者さんに、必要としているケアを提供できる環境となりました。これからは4人で協力し、より専門性を活かしたケアを実践・提供できるよう活動していきたいと考えております。

矢萩 友加

矢萩 友加

皮膚・排泄ケア認定看護師 松田 玲子

皮膚・排泄ケア認定看護師の仕事は、「患者さんの健康な皮膚を守る」「皮膚障害を起こした皮膚や皮膚障害のリスクが高い皮膚をケアする」「術後の傷や褥瘡・人工肛門、尿路変更を行った方へのケア」「失禁などの排泄障害へのケア」など多岐にわたっています。また、専門的な知識を生かして患者さんだけでなくご家族へのセルフケア支援なども行っています。現在、当院には4名の皮膚・排泄ケア認定看護師がおり、日々協力しながら奮闘中です。

私は、令和2年度より褥瘡管理者として主に褥瘡のケアに携わっています。患者さんの皮膚を健康な状態に保てるように、予防ケアを頑張っていきたいと考えています。
患者さん1人1人の生活スタイルに合わせたケアを提供し、安心した生活が送れるようにお手伝いさせていただきます。

松田 玲子

松田 玲子

皮膚・排泄ケア認定看護師 花輪 智世

皮膚・排泄ケア認定看護師は、褥瘡などの創傷ケア、ストーマケア、尿や便失禁など排泄障害を伴う患者に対する排泄管理を専門的な知識・技術を用いて行う役割があります。
現在、がん疾患は日本における死因の第1位を占め人口の高齢化に伴い今後とも増加が予測されています。当院においてもがん疾患により手術療法を受ける患者が増加しており、人工肛門・人工膀胱造設術を受ける患者が多くなってきている現状です。入院期間の短縮に伴い患者指導の期間も短くなってきており、患者さんはストーマケアに不安を残したまま退院するケースも見られます。
そのため、私は地域を視野に入れた活動を行っていきたいと考えています。ストーマを有する患者さんが地域においても自分らしい生活を送ることができるようにサポートしていきたと思います。地域とのつながりを大切にし、多職種と連携しながら看護を提供していきたいと思います。

國井 智世

花輪 智世

クリティカルケア認定看護師 峯田 雅寛

救急認定看護師は、突然に起こった病気やケガに対して、迅速に重症度と緊急度を判断し、適切な処置や治療を行う医療チームの一員です。

救急医療における看護師の主な役割は、救急医療を受ける患者・家族に対し、①あらゆる状況下で、対象に応じた迅速で確実な救命技術の実践、②救急医療現場において、病態の優先度に応じた迅速かつ適切なトリアージ、③危機的状況にある患者・家族の心理問題の的確な判断と支援、④災害各期の医療ニーズを理解し、状況に即した看護の展開の実践です。生命を救い、苦痛を緩和し、心身の健康を回復し、社会生活への早期適応を目指し支援して参ります。

主な活動の場所は救急室となりますが、病院内、そして地域での救急医療充実を目標とし、最良のケアを提供できるようチーム一丸となって研鑽を重ねて参ります。

峯田 雅寛

峯田 雅寛

摂食・嚥下障害看護認定看護師 景澤 啓子

「摂食・嚥下障害看護」は、患者さんの背景・病態から摂食・嚥下障害の原因を考え、誤嚥をふせぎ、障害に応じた嚥下訓練、摂食方法を検討・実践していくことです。摂食できる口腔を保つ、嚥下に関する筋力低下を避けるためにも働きかけることは必要であり、また、口から食べることが出来ない患者さんへのアプローチも重要なことです。

現在は、NST委員会に属し、耳鼻科医師、専従管理栄養士、言語聴覚士等多職種でチームを構成し、院内での摂食・嚥下障害に関する必要事項を毎月、話し合いをしています。
各病棟から摂食嚥下障害や低栄養などの相談を受け、多職種で患者さんへ訪問し、必要な方法を検討していくことを行っています。

「口から食べる」ことは生きる意欲につながります。そのために「摂食・嚥下障害看護」が役立つことができるように日々、頑張っていきたいと思います。

景澤 啓子

景澤 啓子

新生児集中ケア認定看護師 植松 里華

「未来ある子どものために」

新生児集中ケア認定看護師の主な役割として、急性期にあるハイリスク新生児の治療・療養経過中に生じうる身体的及び心理社会的有害事象に対して予防的観点から働きかけ、発達促進的、個別的なケアを実践することが挙げられます。子どもの誕生は嬉しい出来事ですが、NICUに入院する子どもの大半は早産児で、低出生体重児です。普通に生まれた子どもであっても、先天性疾患など病気をもって生まれてくる子どももいます。親は小さな身体に様々な管や器械が付いた姿を見て、計り知れない不安に襲われます。私たちは、子どもの救命はもちろん、心理的に危機状態に直面している家族が子どもとの関係を築けるよう母子の絆と共に家族の絆を大切にしたケアが必要となります。子どもやそのご家族にとって最善のケアが提供できるように、医療チームの一員として倫理的に行動し、子どもを一人の人間として尊重した看護を実践したいと思っています。

植松 里華

植松 里華

クリティカルケア認定看護師 奥山 広也

集中ケア認定看護師は、生命の危機状態にある患者さんが重篤にならないように援助を行っていくほか、集中治療室に入院している間に起こりやすい合併症を防ぎ、早期に患者さんがもとの生活に戻れるよう援助していく看護を提供しています。また、医師や理学療法士、作業療法士、臨床工学技士、栄養士、薬剤師など様々な職種のスタッフと協働し、チーム一丸となって患者さんの回復を促進できるようにケアの提供や支援を行っています。 

活動の場は主に集中治療室になります。当院では集中ケアの分野で2人目の認定看護師になりますので、力をあわせて、集中治療が必要な患者さんや家族の方が、さらに快適に入院生活を送ることができ、一日でも早く元の生活にもどれるよう、専門的な知識と技術で関わっていきたいと思います。

県民の皆様の健康と生命を支える安心と信頼の医療が提供できますよう、笑顔を添えて集中治療の場から日々の看護を実践していきたいと思います。

奥山 広也

奥山 広也

緩和ケア認定看護師 安孫子 さとみ

緩和ケアは、がんと診断された時から身体や心、生活に対する苦痛を緩和し、患者さん、ご家族の自律と意思を尊重し、最期までその人らしく生きることを支えるケアです。

私は緩和ケアセンターに所属し、外来や病棟で専門的知識に基づいたケアの提供をおこなっています。また、複数の職種で構成された緩和ケアチームの一員となり、病院内の患者さんやご家族の抱える様々な苦痛に対してアプローチをおこない、スタッフとともに連携したケアを提供できるように努力しております。

緩和ケア認定看護師として、患者さんとご家族の苦痛をできるだけ緩和し、生活の質を向上できるように、そして「その人らしさ」を大切にし、患者さんとご家族の傍らに寄り添った看護を提供できるようにしたいと考えております。

安孫子 さとみ

安孫子 さとみ

緩和ケア認定看護師 本間 和美

緩和ケアは、身体的苦痛,精神的苦痛,社会的苦痛,スピリチュアルな苦痛を総体として捉え、患者とその家族にとってできる限り可能で良好なQOLの実現を目指して行われる全人的ケアです。

患者の大切にしていることは何か、意向や希望を確認しながら個別に対応することを重視し実践しています。また、患者がどうすればより自分らしく生きることができるのか,家族も患者と共にどう生きるのかを考えなければならず、患者と家族を支援することが必要です。

緩和ケアセンターに所属し、全人的な苦痛の緩和を図り、患者とその家族にとって最良のQOLを提供できるように日々努力していきたいと思います。

 

本間和美

本間 和美

手術看護認定看護師 阿部 吉邦

手術看護認定看護師は、手術侵襲を最小限にし、二次合併症を予防するための安全管理(体温・体位管理・手術機材・機器の適切な管理など)と周手術期(術前・術中・術後)における継続看護の実践を提供する役割を担っています。

手術を受ける患者さんやご家族が安心できる手術看護を提供し、手術を受ける患者さんやご家族の思いに寄り添える温かい手術看護を心掛けていきたいと思います。また、手術を受ける患者さんの代弁者となり、プライバシーを尊重した看護の提供を行っていきたいと思います。手術による二次合併症を予防するために、医師や病棟看護師とも連携を図りながら手術看護を提供していきたいと思います。

阿部

阿部 吉邦

糖尿病看護認定看護師 佐々木 睦美

糖尿病は生涯にわたって付き合っていく病気です。

糖尿病看護認定看護師は、糖尿病を抱え生活する患者さんとご家族が、糖尿病の治療である内服薬やインスリン注射、食事療法、運動療法を個々の日常生活の中に取り入れ、セルフケアができるように一緒に考えていきます。また、糖尿病による合併症の発症や悪化を防ぎ、生涯にわたり自分らしい生活を継続できるように支援します。
医師、栄養士、薬剤師、臨床検査技師など多職種のスタッフと連携し、それぞれの専門性を活かしたチームで支援を行っています。

入院中の患者さんへの関りと、外来通院している患者さんへの療養指導やフットケアも行っています。患者さんの置かれている状況や思いに添いながら、専門的な知識と技術をもとに支援していきたいと思っています。

佐々木

佐々木 睦美

慢性心不全看護認定看護師 阿部 春美

心臓の病気を抱えている患者さんは、日常生活の中で呼吸困難、息切れ、浮腫、倦怠感などの症状を自覚しやすく、症状の悪化により入退院を繰り返します。

慢性心不全看護認定看護師は、心臓の病気を抱えた患者さんと家族が、病気やそれらの症状と折り合いをつけながら療養生活を続けていけるように、水分・塩分の管理、服薬、活動、肺炎等の感染予防、症状の早期発見と早期受診の方法を患者さんと家族と一緒に考え、日常生活の中に取り入れ、行っていけるように支援します。

療養生活は生涯続きます。患者さんと家族が、自分達の生活に合った療養生活を続けていけるように、医師、栄養士、薬剤師、理学療法士や作業療法士、他の認定看護師とも協働・連携し、患者さんと家族の思いに添った看護の提供や支援を看護スタッフとともに行っていきたいと思っています。

阿部 春美

阿部 春美

認知症看護認定看護師 板垣 和人

認知症看護認定看護師は専門的な知識と技術を活用し、認知症患者さんの代弁者として生命、生活の質、尊厳を守る役割を担っています。

近年、認知症高齢者の数は年々増加傾向にあり、当院に入院してくる患者さんも高齢化しています。認知症者は認知機能障害の影響から、日常生活に様々な支障を来たしながらも懸命に日常生活を送っています。そのため入院という新たな環境は、認知症者にとっては脅威となり不安が増強します。環境変化や苦痛によるストレスを看護者が早急に汲み取り、寄り添うことが必要となります。

私は認定看護師として、このような認知症者の抱える不安を適切に捉え、多職種と共に考え支援していきたいと考えています。治療が終了しても認知症者とご家族が安心して住み慣れた地域に戻り、生活が継続できるよう関って行きたいと考えています。

板垣 和人

板垣 和人

認知症看護認定看護師 齋藤 真実子

認知症看護認定看護師は、認知症の方々の権利と尊厳を守り、生活機能の維持向上を支援していく役割を担っています。

認知症の患者さんは、入院などによって環境が変化することで、身体や心に様々な影響が出てきます。特に急性期の重篤な患者さんは一次的な混乱を招くこともあります。苦痛や不安など、自分の思いを伝えることが難しい認知症の患者さんや、そのご家族に寄り添い、安心して入院治療を受けられる環境作りを、看護スタッフと共に日々取り組んでおります。

私は、認知症の患者さんが笑顔で過ごせる入院環境作りを目指しています。そして、一日でも早く自分らしい生活が送れる場所に戻れるよう、多職種のスタッフと連携しながら認知症看護を提供していきたいと考えています。

齋藤 真実子

齋藤 真実子

乳がん看護認定看護師 森 敦子

乳がんの発症は、30歳代から増え始め40歳代に高く、他のがん腫に比べ若い年齢発症となっています。治療は、手術・放射線・薬物療法を組み合わせたもので、治療の順番や手術方法についての選択肢の幅があります。診断を受けてから、長期にわたる治療と経過観察期間となり、女性のライフサイクルの中でも、社会的役割が多様で変化する時期で、遺伝の問題も話題になっています。患者さんだけではなく、そのご家族や周囲の方、社会生活へも影響してきます。
乳がん看護認定看護師の役割は、予防や早期発見を含めた乳がん啓発教育を行うことに始まり、診断を受けた患者さんに、治療選択に必要な最新の知識を持ちながら、情報提供を行い、意思決定ができるよう、また、治療に伴う外見的変化や、生活と治療を両立していく上での、心理的・社会的な問題に対して支援を行っていくことです。
活動は、治療がさまざまなため、選択する場面も多く、患者さん自身で治療内容を決定していくことになります。現在は主に、診断時や術後の病理結果説明時の治療決定場面に同席させていただき、患者さんの考える生き方や生活状況を共有しながら、自分の選択に納得した、治療や療養を行うことができるように、お手伝いをしています。そして、患者さんの必要としている職種とも連携を図りながら、支援を行っています。

森 敦子

森 敦子

がん放射線療法看護認定看護師 夛田 豊美

放射線療法の特徴は、根治から緩和まで適応が幅広いこと、局所療法であること、外見を損なうことなく機能を維持することが可能であることが挙げられます。また、身体的な負担が少ないことから、日常生活を継続しながら、外来での通院治療が可能です。しかし、治療期間が長期に及ぶこと、副作用の出現などの苦痛を伴うこともしばしばあります。
がん放射線療法看護認定看護師は、放射線療法を受ける患者さんやご家族の苦痛を最小限に、治療をスケジュール通りに最後まで行うことが出来る様に援助を行う役割があります。計画画像から、副作用の発現時期を予測し、患者さんやご家族が望む日常生活を送ることが出来る様に、セルフケアを支援していきます。
身体的な負担が少ない放射線療法は、高齢者にも適したがん治療であると言えます。高齢化社会の今、がん患者の増加に伴い放射線療法を受ける患者は増加することが予想されます。がん放射線療法看護認定看護師として積極的に看護を実践し、また他分野の認定看護師と連携・協働し、患者・家族の支援を行っていきたいと思います。

夛田 豊美

夛田 豊美

がん薬物療法看護認定看護師 渡辺 仁以奈

がん薬物療法看護認定看護師は、2020年度以降にがん化学療法看護認定看護師の名称が変更になった資格です。その背景として、近年のがん薬物療法は、従来の抗がん薬だけではなく、分子標的治療薬や免疫チェックポイント阻害薬などの開発に伴い支持療法も含めて進化し続けています。

がん薬物療法看護認定看護師は、薬剤の特徴を理解し、安全で確実な投与管理と副作用の症状マネジメントを行います。副作用による苦痛が最小限になるようケアを提供し、患者さんが日常生活の中でセルフケアを実践できるように支援します。

私は病棟に勤務し、看護スタッフや医師、薬剤師など多職種と協働しながら、がん薬物療法を受ける患者さんの看護を実践しています。また、治療選択の際に、患者さんとご家族が納得して治療を受けられるよう意思決定の支援を行っています。患者さんとご家族に寄り添い、安心して治療を受けながらその人らしい生活を送れるように支援していきます。

がん薬物療法看護認定看護師 渡辺 似以奈

渡辺 仁以奈

認定看護師の活動状況

認定看護師は高度な知識や技術を活用し、患者さんに直接ケアを行う「実践」、患者さんや医療スタッフに対する知識や技術の「指導」、医療スタッフから対応困難な症例などに対するケアの「相談」を行っています。
院内・院外で様々な活動を行っていますが、その一部をご紹介します!

 

がん化学療法認定看護師 がん薬物療法看護 認定看護師

取扱いの難しい抗がん剤の投与法をスッフと一緒に確認しているところです。スタッフの安全を守ることも大切な仕事です。

精神科認定看護師

当院に救急搬送され入院となった患者さんで、精神疾患を患っている方の詳細情報をカルテから読み取り、速やかに精神科の医師の診療につなげています。また、新規採用看護師や心理的支援を必要としている職員を対象としたメンタルヘルスに関する面談や研修を行っています。

感染管理認定看護師

院内の全体研修会の様子です。院内のケアの質向上のために必要な知識をスタッフに提供しています。

皮膚・排泄ケア認定看護師

褥瘡や皮膚のトラブル、人工肛門に対して、ラウンドを行いながらケアを行っています。

救急看護認定看護師

ドクターヘリでの活動の様子です。迅速かつ的確なケアが求められます。

摂食・嚥下障害看護認定看護師

NST(栄養サポートチーム)の回診の様子です。栄養や嚥下状態など問題のある患者さんに対し、チームで介入しています。

新生児集中ケア認定看護師

病棟内での活動の様子です。頑張っている赤ちゃんに勇気をもらっています。やりがいのある仕事です。赤ちゃんたちのかわいいしぐさに癒されています。

集中ケア認定看護師

緩和ケア認定看護師

緩和ケアチーム カンファレンスの様子です。患者さんの苦痛を軽減できるよう、チームで介入しています。あったかハートで活動しています☆

手術看護 認定看護師

低侵襲ロボット支援「ダヴィンチXi」が導入され、泌尿器科・婦人科・呼吸器外科・外科でロボット支援下手術が予定されています。安全に導入できるように他職種と連携を取りながら準備を進めております。

糖尿病看護認定看護師

患者さんの血糖測定を行っている場面と、栄養士と一緒のところです。他職種のスタッフと連携しながら、糖尿病患者さんのお役に立ちたいと思っています。

慢性心不全看護認定看護師

病棟での多職種カンファレンスの様子です。心不全の患者さんは高齢な方が多く、認知機能や運動機能、介護面など、病気以外でも多くの問題を抱えている患者さんが多くいます。看護師だけでなく、様々な職種(医師・認定看護師・栄養士・薬剤師・リハビリ・ソーシャルワーカーなど)とカンファレンスを行い、患者さん家族にとってよりよいケアの提供に努めています。

認知症看護認定看護師

DCT(認知症ケアチーム)カンファレンスの一コマです!認知症の方が入院環境に馴染むことができ、安心して治療に専念できるように話し合いをしています。さまざまな職種(医師、看護師、栄養士、薬剤師、リハビリなど)でカンファレンスを行いケアについて考えています。

乳がん看護認定看護師

毎週火曜日に、活動しています。医師・看護師・薬剤師・リハビリ・社会福祉士などと、乳がんに関する情報や取り組みの共有、また、患者さんの情報と状況を確認し、支援につなげています。また、自宅での生活が安心して送れるように、訪問看護師とも情報交換を行っています。

がん放射線治療看護認定看護師

放射線治療担当の診療放射線技師と治療計画画像や患者情報の確認を行っています。副作用がいつ、どのくらい出るかを予測し、患者さんの支援に活用しています。

専門・認定看護師

令和5年度 専門・認定看護師

<令和5年度>

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