研修の理念
当院の臨床研修は、研修医が配属された診療科だけが行うのではなく、病院全体が行うという考え方に立って、将来の専門性に関わらず、社会的なニーズに対応できるよう、研修の目標としてプライマリーケアに要求される知識・技能及び態度の修得を含む幅広い能力を持った医師養成を目指しています。
基本方針
- 将来の専門性に関わらず、全ての医師に求められるプライマリーケアを行うための知識・技能及び態度を修得する。
- 患者さんの命の尊厳を守る医療人としての倫理のみならず、社会人としての倫理も身につける。また医療安全に常に配慮して診療する態度を身に付ける。
- 他の医師・医療スタッフと協調して診療を行う態度を身に付ける。
- 患者さんが抱える問題を、疾患についての診療のみではなく、心理的・社会的な観点からも捉え、家族までも含めた良好な人間関係を構築し、患者さん・家族が納得できる医療(インフォームドコンセント)を行う態度を身に付ける。
- 医療保険制度に基づき診療する習慣を身に付ける
教育体制
研修医会
1~3年次を中心とした研修医による会を設けており、自らの企画・運営により各種勉強会等を開催しています。
活動
1.研修医向け講義(毎週月曜日)
テーマは研修医会にて決定。講義の依頼等も研修医会が行う。
●令和4年度開催予定一覧
1 急患室で必要な基礎知識 |
18
急性腹症の見方
|
2.救急レビュー(毎週火曜日)
研修医が救急室における経験症例を提示。救急医のもと、その症例について討議する。
3.あおやぎばい菌カンファレンス(毎月第4火曜日)
感染症勉強会。毎回症例をもとに知識を深めていく。
教育研修部
制度として教育研修部が存在し、研修医の監督を行い、また研修医の要望・意見・悩み等を受け、院内との調整を図り、よりよい研修環境を整える機能を有しています。
また、各大学より先生を招聘し、研修医向けの講義を開催することにより、大学院進学等の将来の進路選択に役立ててもらっている。
現在の初期研修医
研修医数
|
研修終了後の進路
更に専攻科にて専門性を高めるためにレジデント(専門研修)制度を設けている。
その他、各大学院入学、医局入局等。
また、当院は、新専門医制度において、内科、外科、救急科、病理、麻酔科で基幹施設となりました。
●令和4年3月研修終了者の進路 (合計15名)
当院専門研修 | 10名(内科:3名、外科:3名、産婦人科:1名、麻酔科:1名、泌尿器科:1名、小児科:1名) |
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大学 | 4名(山形大学 血液内科:1名、外科:1名、整形外科:1名、形成外科:1名) |
他病院専門研修 | 1名(地域医療派遣:1名) |
年度
進路 |
R2年 3月終了者 |
R3年 3月終了者 |
R4年 3月終了者 |
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当院で専門研修 |
5 |
9 |
10 |
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(内、プログラム別) | 当院 | 内科:2 |
外科:1 内科:3 救急科:3 |
外科:2 内科:2 |
山形大学 | 内科:1 小児科:1 |
小児科:1 |
内科:1 産婦人科:1 小児科:1 |
|
東北大学 | 小児科:1 |
泌尿器科:1 |
呼吸器外科:1 麻酔科:1 泌尿器科:1 |
|
その他 | 0 |
0 |
0 |
|
大学附属病院又は 大学院進学 |
5 |
5 |
4 |
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(内) | 山形大学 | 整形外科:2 耳鼻咽喉・ 頭頚部外科:2 脳外科:1 |
整形外科:2 |
血液内科:1 |
東北大学 | 0 |
外科:1 |
0 |
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他大学 | 0
|
自治医科大学:1 獨協医科大学:1 |
0 |
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他病院で 専門研修 | 3
(日本海総合病院、 気仙沼市立病院)
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0 |
0 |
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地域病院派遣 (自治医大) |
1 |
1 |
1 |