山形県立中央病院のページトップへ移動する

[ 2020.11.30 ] [ 研修内容の報告, 研修医の日々の様子 ]

みなさまこんにちは。はじめまして。さいきんめっきり寒くなって今にも雪が降りそうですね。私は山形県立中央病院で初期研修1年目のA.T.というものです。この度11月の本ページの寄稿を依頼されましたので現在の生活などについて軽く書いていこうと思います。息抜きのような感じでみていってください。

私は現在、外科で忙しくも充実した研修生活を送っております。外科の研修も麻酔科同様、必修のプログラムとして組み込まれています。研修医は2年間のうちに4~8か月回ります。研修では、基本的なope用具の使い方から、退室時の流れなども1から教えてくださいます。また、縫合などに関しても指導を受けることができます。まだ3週間も経過しておりませんが、早くも多くのことをできるようになりました!
私は主に上部チームで研修しているので、食道癌、胃癌の手術はもちろんたくさん経験できますが、なんと他のチームの手術にも参加することができます!なので腸管の切除や膵頭十二指腸切除、乳腺の手術まで経験することができています。また、夜間など緊急入院で手術になる症例に関してはチーム関係なく当番の先生と一緒にopeに入ることができるので、ヘルニア嵌頓や腸閉塞、胆嚢炎の手術などを中心に経験することもできます。外科の研修では自分の努力次第でやらせてもらえる手技も多くなるので、しっかり勉強していくとより楽しく研修生活を送ることができると思います。ここで学んだ手技などは今後の医者人生で一生使っていくものなので、多少忙しくともいろいろ経験できて充実しています!

さて、話は変わりますが、先日、研修医による症例発表会が行われました。内容としては、日ごろの研修生活で経験した症例の中から選んで指導医の先生にご指導いただきながら学会さながらに症例提示するというものです。今回は記念すべき第1回目の開催でした。下の写真はその発表会の様子です。
今回最優秀賞に輝いたのはなんと1年目の先生でした!私は今回は発表しませんでしたが、入賞すると豪華景品、参加するだけで参加賞もあり、ぜひ次回頑張ってみようと思いました(副賞がメインではありません、症例発表の練習が本当の主題です!ww)

症例発表

症例発表会表彰

最後に、いまこれを読んでいる学生さんは卒業試験や学内定期試験の季節でしょうか。今年はご存知のように新型コロナウイルスのせいで学生生活の大事な部分が多少失われてしまい、ほんとうに悲しく思います。今はいろんな意味で我慢の時期です。第3波なんて言われておりますが、健康にはどうか気を付けてラストスパート頑張ってください!そして、来春、試験合格とともにコロナが収まれば思う存分大暴れしてください!FIGHT!!

[ 2020.10.21 ] [ 研修内容の報告, 研修医の日々の様子 ]

読者の皆様こんにちは。1年目研修医のA・Eと申します。本日は10月17日、いきなり朝夕の冷え込みが厳しくなって参りました。山形出身の私は芋煮が食べたくてしょうがない季節です。もつ煮込みも良いですね。

私は現在、麻酔科で研修させていただいております。麻酔器の使い方といった基本中の基本から始まり、周術期に使う各薬剤の知識など、様々な事を学んでおります。また、気道確保や気管挿管、VラインやAラインの確保など、研修医に必須な手技を身につけるべく、上級医の熱いご指導の下、日々奮闘しております。当院の初期研修プログラムでは2ヶ月間の麻酔科ローテーションが必修となっております。将来外科系に進む方は、自科麻酔(麻酔科Dr.ではなく自分達で麻酔をかけること)を行う機会も多いはずなので、当院での麻酔科研修はきっと充実したものになるかと思います。

さて、山形まるごとマラソンというものをご存知でしょうか。当院の研修医は毎年このイベントに参加しており、我々も先日参加してきました。今年は、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、オンライン開催となりました。方法としては、各参加者がスマートフォンに指定のGPSアプリをダウンロードし、各々好きな場所で走り、その結果を集計するそうです。我々は山形市の西公園で、5kmコース、10kmコース、21kmコースを各々選択して走りました。私は5kmにしました(笑)。半数以上の研修医が21kmを選んで皆完走しており、尊敬の念を禁じ得ませんでした。私は5kmなのに筋肉痛に襲われました。筋肉痛は2日後に遅れてやってきました。でもやはり運動は良いですね。青空の下で外を走ると、とても爽快な気分になります。

オンラインマラソン集合
こちらは走り終えた後の集合写真です。みんな良い笑顔です。

話題は変わりますが、オリジナルスクラブ第二弾が完成しました。第一弾については、2020.07.07掲載の研修医M・Iのブログを参照ください。
オリジナルスクラブ

今回は山形県のゆるキャラ「きてけろくん」の刺繍を入れました。可愛いですね。

オリジナルスクラブ

こちらは白バージョンです。きてけろくんの存在感が際立っています。不覚にもこのスクラブを着たいと思ってしまったそこのあなた、是非、県立中央病院で初期研修を。

またまた話題は変わりますが、先日、2020年度初期研修マッチングの中間結果が公表されました。当院は県内で唯一、募集定員を上回る数の学生さんが第一希望を出してくださった様です。ありがとうございます。本来であれば、病院見学に来てくれた学生さんと食事に行ってフランクに色々なお話をするのですが、現在はコロナ禍でそれもなかなか難しい状況です。それでも、当院の雰囲気やプログラムに魅力を感じていただけているのであれば、これほど嬉しいことはございません。来年みなさんと一緒に働くのを、研修医一同、心待ちにしております。6年生の方々はこれから国家試験の勉強が本格化する時期とは思いますが、健康第一で、頑張りすぎずに頑張ってください。陰ながら応援しています。

[ 2020.09.16 ] [ 研修内容の報告, 研修医の日々の様子 ]

こんにちは。研修医1年目のY.A.です。
新型コロナウイルスの流行が日常を一変させてから久しいですが、みなさまどのようにお過ごしでしょうか。

現在私は糖尿病・内分泌内科で高血圧専門の先生のもと、研修させていただいております。
原発性アルドステロン症やクッシング症候群と言った二次性高血圧の方を診ることが多く、症例を通して、高血圧の診方を大変丁寧に教えていただいております。また、漢方薬についても教えていただいており、救急外来のwalk inの患者さんで緊急性は否定的だが不定愁訴があって困っている、と言うような方に処方できたら良いなと思って勉強しております。
ちなみに、山形県の高血圧患者数(人口10万対)はなんと全国1位です(!)。山形はおいしいものが多いですからね。自分もラーメンや蕎麦が大好きで、研修先をここに選んだ理由の一つと言ってもいいくらいです。ですが医師が不摂生で高血圧になっては説得力がないだろうと思い、頻繁には食べないように心がけております。
さて、当院の採用試験を受けてくださった6年生の皆さん、お疲れ様でした。手応えはどうだったでしょうか。マッチング順位登録の締め切りまで時間はあると思います。自分に合っている病院はどこか、じっくり考えていただいて、ご縁があれば是非とも来年一緒に仕事しましょう!
また、そろそろ実習も終わって卒業試験や国家試験に向けた勉強三昧の日々になると思います。あくまで個人の考えですが、どこの予備校講座を取るかなどはたいして大きな問題ではなく、モチベーションを失うことなく粛々と勉強し続けることがとにかく重要かなと思います。モチベを保つ上で必要なのは息抜き、ですよね 笑。私は自習室にこもって一人で勉強する派だったのですが、毎日昼食は友人達と一緒に食べ、たまに飲み会や旅行にも行き、といった感じで精神衛生を良い状態に保ちつつ勉強できたなーという気がします。昨今の状況から大っぴらな飲み会や旅行は厳しいかもしれませんが、仲間と助け合いながら頑張ってください。

先月は採用試験の他にも、病院見学でたくさんの学生さんが来てくださいました。お話を聞くと、コロナで臨時休暇が続いたせいで今年の夏休みが2週間しかないとか…。そんな中当院に足を運んでくださりありがとうございます。文章では伝えることのできない当院研修の魅力を肌で感じ取ってくれたらいいなと思います。もう一度見学したいと言う学生さんも、今夏来ていないけど県中に興味あるよーと言う学生さんも大歓迎ですのでどしどし来てくださいね。

虹
↑救急日直が終わって帰る際に虹が出ていました。今日もお疲れさまでした。

[ 2020.07.30 ] [ 研修医の日々の様子 ]

初期研修医1年目のK・Yです。(執筆日:7/19)
新型コロナウイルスは一時落ち着いてきたかに思われましたが、再び感染者増加の傾向にあり山形においても油断出来ない状況となっております。ブログを見てくださっている皆様方におかれましても、お体にお気をつけてお過ごしください。
近頃はジリジリと日が差す日が増えてきて、山形の夏を感じ始めております。県立中央病院(以下県中)に就職してからはや3ヶ月も経過しているということに驚きを隠せません。日々先生方のご指導のもと診療に当たらせていただいておりますが、医学知識や手技はもちろんのこと社会人としての人との関わり方接し方など、学びがたくさんあり充実した毎日を送ることができております。

さて話は変わりますが、8月といえば…、県中のマッチング選考が始まる時期です。受験生の皆様は、ちょうど面接対策や小論文対策に精を出されている頃かと思います。既に多くの6年生の方々に見学に来ていただいており、今から皆さんと一緒に研修できるのを楽しみにしております(かなり気が早いですが笑)。
私自身まだ3ヶ月程しか県中で研修しておりませんが、ここでの研修に大変満足しております。皆様それぞれ研修病院を選ぶポイントは色々あるかと思いますが、私が県中を選んだポイントは約30人と多くの研修医と共に切磋琢磨しながら様々な症例を多く学ぶことができるということ、研修医の教育な場が整っているということでした。
研修医が多いと、症例の取り合いになるのでは?自分ができる手技が減ってしますのでは?と考えてしまう方もいるかと思いますが、心配ご無用です。県中には各科に多くの指導医の先生方が在籍しておられ、症例も豊富にあります。指導医の先生方はもちろん熱心に研修医の指導にあたってくださいますし、当直では2年目の研修医の先生も優しく相談に乗ってくださいます。勉強熱心な先輩と同期に囲まれて刺激的な毎日を過ごしています。

研修医教育の場としては、週に1回、研修医講義、救急レビュー、月に1回青柳バイ菌カンファレンスが行われています。研修医講義では、各科の先生方が救急当直で役立つ知識や手技等をレクチャーしてくださいます。救急レビューは救急当直中にあたった興味深い症例を研修医同士で共有し合う場です。青柳バイ菌カンファレンスは、感染症内科の先生が症例を提示してどのような抗菌薬を使い治療を行っていくかなどを議論しながら理解を深めていきます。たくさんの研修医が参加し、良い成長の場となっています。

最後に受験生の方に向けて、県中の立地、環境についてもすこし触れておきたいと思います。私が県中に最初に来たときは周りに何もないじゃないか…と思いましたが、住んでみると案外そんなことはありませんでした。最寄りの大手スーパーは車で5分圏内です。車で10分ほど行くとイオンがありその周囲にも生活に必要なものや飲食店、娯楽施設などが思いのほか充実しております。また、県中の敷地内になんと駅が存在します(笑)。高速を使えば仙台駅まで1時間で行くことが出来ます。

そんな県中にてみなさんを温かくお待ちしております。

[ 2020.07.07 ] [ 研修内容の報告, 研修医の日々の様子 ]

さくらんぼが美味しい季節となってきました。みなさまいかがお過ごしでしょうか?今回のブログは研修医M.Iが担当します。
6/1から学生さんの見学受け入れが始まりました。マッチングも間近となりまして、毎日のように学生さんが見学に来てくれており、活気あふれる雰囲気です。
少しでも気になる方は研修医が実際にどんな生活をしているのか、どんな仕事をしているのか、病院の雰囲気はどうか、やはり一度来ていただいて体感していただくのがいいのかなと思います。

わたしのおすすめポイントとしては、
・建物が綺麗
・教育熱心な先生方が多い
・1年目、2年目の仲が良い
あたりが挙げられます。また、
・電子ジャーナルやUpToDate等、診療に必要な情報が充実している
・研究費があり、4月より研修に必要な書籍等の購入ができる
ことが挙げられ、経済的な不安なく研修に集中することができます。

わたしは最近まで、消化器内科で研修させていただいておりました。消化器内科は消化管チーム、胆膵チーム、肝臓チームと3つに分かれており、指導医の先生を自分で選ぶことができるので自分の興味のあるチームにつくことができます。
わたしは消化管チームでしたが、各種癌や消化管出血のほかに、現在増加している炎症性腸疾患の勉強ができたのが大変良かったと思います。また、1年目のうちに胆膵チームでもお世話になりますし、2年目でもまた消化器内科で研修させていただく予定です。
また、エコーや内視鏡の模型などはもちろんですが、その他の手技も多く経験させていただき、毎日充実した研修を行うことができました。病院全体で研修医を育ててくれる雰囲気があるので、指導医の先生以外にも科の先生方や看護師さん、メディカルスタッフの方々にも支えられ、日々成長することができます。

現在6年生のみなさんはどんな研修医がいるか気になるかと思いますが、現在の1年目は飲み会や歓迎会が全くなかったとは思えないほど仲が良く、また向上心のある人が多い印象です。ぜひ、どんな研修医がいるのか一度見学に来てみてください。

お揃いスクラブ

↑学年でお揃いのスクラブも作りました。

[ 2020.06.11 ] [ 研修内容の報告, 研修医の日々の様子 ]

初期研修医1年目のT・Mです。
新型コロナウイルスの感染収束の兆しが見えてきている現状で、当院におきましても減らしていた手術や検査件数も徐々に増えてきており、病院に活気が戻ってきたように感じます。
初期研修医の表情も明るくなるかと思いきや、任される仕事が増えて、当直も本格的に始まってきた中で、死んだ顔をしている1年目が多いです(笑)当直をするたびに2年目の先生は優秀でたくましいなぁと感じています。

さて、私は今志望科の一つである産婦人科を回らせていただいています。
新型コロナウイルスの影響で日頃に比べると手術件数は少ないですが、経膣分娩や帝王切開での経験を重ねることはできており、指導医の先生方にも手厚く指導していただいています。手術が少ない分、日中の空いた時間でキットを使って腹腔鏡下手術や縫合の練習をさせていただいています。
産婦人科の研修医には2〜3日に1回当番があり、お産があれば夜間や休日でもP H Sに電話がかかってきて、分娩室まで猛ダッシュします。分娩室まで5分で着いたとしても、お産が順調すぎてほぼ分娩が終わってしまっている事もあるため、スタートダッシュが肝心になります。
分娩室着いたときに妊婦さんより汗だくな事も度々ありますが、頑張って走ってきたんだなぁと思って許してください(笑)当番の日は常に気を張っていなければならないため、スリルとの戦いですが、非常に充実した日々を送っています。志望科を回っている事で将来の仕事をイメージしやすくはなっていますが、先生方の素晴らしい仕事ぶりと自分の出来なさを痛感しており、日々反省、日々勉強させていただいています。

縫合練習

話は変わりますが、学生さんの病院見学や実習も制限していた中で、なんとか当院の魅力を学生さんに伝えられないかと思い、zoomを使ったオンライン説明会を開催しました。各大学に募集をかけた結果、5月28日・29日の2日間で計46名の学生さんが参加してくださいました。
事前に集めた質問に回答しつつ、チャットで質問を募集して答えていくという形でしたが、学生の皆さんは楽しんで頂けたでしょうか?普段見られない2年目の先生の姿や、給料暴露などもあり、研修医側はとても盛り上がっていました。企画した身といたしましては想像以上の規模となり、大きなプレッシャーを感じながらの配信にはなりましたが、いろんな方が手伝ってくださったおかげで無事終えることができました。
6月からは学生の病院見学の受け入れを再開し、マッチングの日程も正式に決定しました。まだまだ知られていない当院の雰囲気や魅力というものを知ってもらい、来年以降一緒に働けることを楽しみにしています。これからはぜひ直接病院へ見学にいらしてください。

私事ですが、外出自粛中はウクレレの練習に勤しんでいました。去年の夏頃から始めた趣味ではありますが、苦戦しながらも少しずつ成長を感じ取る事ができ、充実した休日を過ごしていました。楽器というものは心を穏やかにさせてくれます。ウクレレは南国に連れて行ってくれます。国家試験の受験期もたまに弾く事で心の安寧を保てた気がします。心の荒みを感じた学生さんには是非おすすめです。


↑2年目研修医の方々 ソーシャルディスタンスを保っているアピールのようです。

1年次集合
↑1年目研修医。わからないことざんまいの日々です。

 

[ 2020.05.19 ] [ 研修内容の報告, 研修医の日々の様子 ]

初めまして、研修医1年目のA. J.です。これから研修医1年目が毎月ブログを書いていきます。よろしくお願いします。

さて、新型コロナウイルスが猛威を振るっている今日ですが、私たちにも大きな影響がありました。まず、私たち研修医1年目は15人いますが、関東から山形へ引っ越してきた研修医も含まれているので、何人かが自宅待機となり、全員が顔をそろえるのが遅れました。また、本来は最初の2週間でオリエンテーションや歓迎会が行われるのですが、例年とは異なり、オリエンテーションは縮小、歓迎会や飲み会はすべて中止となってしまいました。そんな中で戸惑いがありながらですが、なんとか1年間の研修ローテーションを決め、4月後半から研修が本格的に始まりました。

私は、現在消化器内科で研修させていただいています。新型コロナウイルスの影響を受け、入院患者の数はそれほど多くなく、検査も絞っている状況となっています。嘆いてもこの状況はすぐには変わらないので、一つ一つの症例からじっくり学ぶ良い機会とポジティブにとらえて、日々研修に勤しんでいます。学生の頃は内視鏡を実際に操作する機会はほとんどなかったのですが、模型に対して実際のスコープを挿入する機会が多くあり、素直に面白いと思い、非常に勉強になっています。

話は変わりますが、医学部6年生の方々は新型コロナウイルスの影響を受け、実習が中止になったり病院見学ができなかったりと難しい状況かと思います。そんな6年生に山形県立中央病院をアピールしたいと思います。山形県立中央病院は山形の医療の中心的役割を担い、多くの症例が集まってきます。そして、先生方の熱心な指導で日々成長できます。研修医講義や救急レビューなど、研修医の学びの場が多く確保されているのも非常に良いと思います。また、研修医は、出身大学が多彩で色々なバックグラウンドを持っています。自分も県外の大学出身ですが、他の大学出身の同期と切磋琢磨していける環境は非常に満足できるものだと感じています。是非、山形県立中央病院をマッチングの候補に考えてみてください(笑)。

5月のGW明けから研修医1年目の日当直が始まりました。2年目の先輩や各診療科の先生方、看護師さんにお世話になりながら頑張っていきます。

最後になりますが、研修医は毎朝検温して体温を記録しています。研修医室に体温計が準備されましたので、その写真をあげます(笑)。新型コロナウイルスがいつまで続くのか不透明な状況ではありますが、不要不急の外出を控え、自分にできることを日々積み重ねていきましょう!

体温検査

[ 2020.05.11 ] [ 研修内容の報告, 研修医の日々の様子 ]

こんにちは。二年目なりたて研修医のY・Kです。
先輩方が一人ひとり研修医室から去っていく後ろ姿や、空き机の数が増えていくのを寂しく眺めていた3月末…。そんな寂しさも束の間、とても元気な1年目の皆さんが研修医室に仲間入りしました!
このコロナ禍の中、卒業式の自粛、卒業旅行の自粛と、国家試験後の人生最後の夏休みを奪われた非常に不憫な代ですが、そんな中でも元気で明るい1年目のみなさん。1年前に先輩方からフレッシュだね~と言われていた我々の若々しさはどこへやら、今や我々が1年目の眩しさに目を細めてしまいます。いいね、いいね、夢と希望に満ちてるね。
こんなご時世なので、毎年恒例の1年目の歓迎ボーリング会も中止に。当院は研修医参加のイベントが多数(7月BBQ、8月花笠まつり、10月芋煮会、11月マラソンetc..)ありますが、どこまで例年通り決行できるでしょうか…。世の中が落ち着いたら、盛大に歓迎しましょうね。

写真はフレッシュ1年目のみなさん。
新1年次

時間外も遅くまで研修医室に残って勉学に勤しんでいます。
真剣な眼差し…
医局にて

からのニコッ(^^)
医局にて

苦楽を共にする仲間です。どうぞよろしくね。

ここからは研修医の当直について記載しようと思います。
基本的に当院の研修医の救急当直は月3~4回、主にwalk inと言って、救急外来に歩いていらっしゃった患者さんの診療を行います。二年目の秋頃から、救急車secondといって、救急車で来院した患者さんの診療に携わります。

はじめはWalk inのみと言っても侮ることなかれ、(山形の患者さんは辛抱強いのか?)心筋梗塞、脳梗塞、急性膵炎、汎発性腹膜炎etc. 時には転落外傷まで!なんでも来ます。(もちろん、咽頭炎や中耳炎、急性胃腸炎等common diseaseが多いですが)必要十分な検査で軽傷患者の中に紛れ込む重篤な疾患を見つける術をおのずと考えるようになるので、勉強になると思います。

基本的にwalk inは1年目と2年目が1人ずつの計2人で対応します。毎年1年目は4月に数回当直見学を行い、GW明けからもう1人別の2年目のバックアップがついた状態で当直がスタートします。私も去年の今頃に初当直を迎えました。はじめは毎回緊張と不安でバクバクしていましたが、先輩が「困ったら何でも聞いてね、困らなくても声かけてね」と優しく気遣ってくれ、なんとか1回1回こなすことができるようになっていきました。症候別の鑑別、診察後の患者さんのフォロー、上級医へのコンサルトの作法等々、何もかも教えていただき、また落ち込んだ時には励ましてくださった1個上の先輩方。当直翌日に私のカルテを印刷し、添削・コメントを記載して机の上においてくださる先輩もいらっしゃいました(進〇ゼミの赤ペン先生のようでした)。あの頼もしさ、あたたかさを目指して2年目の日々を送っています。

自粛期間のゴールデンウイーク、皆さんはいかが過ごされましたでしょうか。やはり外に出られないのは鬱々としてしまいますが、家の中、病院の中、教科書の中、色々なところに楽しみを見つけて過ごしていきたいですね。

それでは失礼します。

 

 

[ 2020.03.27 ] [ 研修内容の報告, 研修医の日々の様子 ]

こんにちは。研修医1年目のD.Sです。今年の山形は雪も降らず、冬がなかったように感じます。新型コロナウイルスの影響で、予定されていた歓送迎会はすべて中止となり、メリハリを欠いた生活を送っています。

今私は、糖尿病・内分泌科で研修させていただいています。糖尿病・内分泌科では、糖尿病の他、褐色細胞腫やCushing症候群、原発性アルドステロン症、腎血管性高血圧などの二次性高血圧の精査や加療を行っています。おいしい漬物がたくさんあり、ラーメンがおいしい山形では、高血圧の患者さんがたくさんいます。山形に限らず、日本人の3人に1人は高血圧と言われています。将来自分で降圧薬を使えるようにと、高血圧について一から教えていただき、今後自分で診療できるようにと考えながら勉強させていただいています。

今月は、コロナのせいで書くべきイベントがなくなってしまったので、県中のいいところを私なりに書きます。

まず、やっぱり、屋根があるところですね。あんまり屋根のある病院って少なくないですか?基本病院って四角じゃないですか?病院から実家が徒歩5分程のところにある私にとっては幼いころからここにあって、以前からこの病院なんとなく他の病院と雰囲気が違うなと思っていましたが、最近謎が解けました。屋根です。他の病院と一線を画すところだと思っています。

当院の外には、公園があります。芝生の広い公園で、川が流れ、橋があり、丘があり、池があり。いつもきれいに整えられていて、山形県はいいところにお金を使っているなと感じます。少年時代からよくランニングをしたり、遊びに来ていたものです。今でもたまにはランニングをしたり、球を蹴ったりして遊んでいます。気分転換に最適な公園です。

山形県立中央病院全景

先日、なかなかひどい頭痛があり、当院の救急外来を受診したところ、髄膜炎の可能性があるということで、恥ずかしながら入院としていただきました。神経内科の先生に腰椎穿刺をしていただき、無菌性髄膜炎と診断していただきました。入院中も頭痛にさいなまれてはいましたが、同期をはじめ見舞いにきてくれたみんなに笑われながら、窓から見える景色が素敵で、この病院いいなと感じておりました。自分のことではありますが、患者さんがいいなと思える病院って素敵だなと思います。

病室からの風景

他にもたくさんいいところはあります。もちろん研修自体、充実しており素敵ですが、それに関しては前の記事を参照ください。

だいぶ前からこの病院で働きたいと思っておりました私は、今ここで研修できていることが、とても幸せに思います。学生の方、ぜひこの素敵な環境で一緒に働きましょう!

皆さん手洗いうがいを忘れずに、コロナウイルスと戦いましょう!

[ 2020.02.25 ] [ 研修医の日々の様子 ]

こんにちは!初期研修医1年目のM.Mです。今年は暖冬のようで、山形でも雪の上を歩いた記憶がほとんどありません。暖かく過ごしやすいですが、やはりどこか物足りなさを感じてしまいますね。そして6年生の皆さん、国家試験お疲れさまでした!当日の2日間とそこまでの準備期間は人生の中でも相当辛かったと思います。今頃は国内、海外を飛び回っている人も多いと思いますが、思いっきり楽しんできてください。思ったより点数が伸びず、禁忌に怯え悶々とした日々を過ごすのは無駄です!!(去年の自分)。終わったことは忘れて、まずは楽しんでください!
そして、国家試験の次は病院見学シーズンですね。最近は県中にも見学に来てくれる方がちらほら見え始めました。ありがとうございます!実際に見学に来て得られるものは大きいと思うので、どしどしばんばん見学に来てください。私たちも県中の魅力を伝えられるように頑張ります!
そこで、改めて県中のいいなと思うところを何点か上げていこうと思います。7月のブログにもT.N先生がまとめているのでそちらも参照にしてください。

・県中の研修では、手技を多くやらせていただけることはもちろんですが、研修もある程度慣れてきたころ、外科系をローテートすると、執刀を行わせていただけることがあります。
(上級医の先生方の熱い指導のもと)。私も整形外科をローテートした際に抜釘の手術を執刀させていただきました。しっかり予習したつもりでしたが、実際に執刀してみるとメスの使い方すら難しく、イメージ通りに行かないことも多く、見たり考えたりすることと、実際にやってみることでは全然違うなと改めて感じました。それでも先生方のサポートのもと、手術を成功させることができ、とても貴重な経験となりました。このように一歩踏み込んだ研修ができるのも大きな魅力だと思います。

・初期研修医だけの研修医室があり、1人1人に机が与えられます。先生方の目から逃れ??休憩できるし、気の知れた同期・先輩方と談笑したり、相談できる場所があるのは大きいです。私も少しでも時間が空くと戻ってきてしまいます。

・上記の研修医室の近くに教育研修部(通称図書室)があります。ここでは3人の秘書さんが仕事をしています。病院見学の際にメールのやり取りをするのもここの秘書さんですが、私たちの研修生活の大きな支えになっています。日々の業務でなかなか買い物に行けず、教科書が買えない… そんな時秘書さんにお願いすればあっという間に届きます。病院のここが分からない… 秘書さんに聞けば優しく教えてくれます。仕事で落ち込んだ… 話を聞いてくれます、元気になります。などなど。ほかにも私たちの気づかないところでいっぱい支えてくれているのだと思います。最高です。いつもありがとうございます!

ほかにもいっぱいありますが、ぜひ見学に来ていろいろ聞いてみてください!写真がないのも寂しいので研修医室の写真を載せます。見学の時にはここにも寄ってみてください!!

医局

手洗いうがいを忘れずに!!