山形県立中央病院のページトップへ移動する

国家試験お疲れさまでした!!

[ 2021.02.18 ] [ 研修内容の報告, 研修医の日々の様子 ]

みなさんこんにちは。研修医1年目のO.Kです。2月に入り、かすかではありますが春の匂いが感じられるようになってきました。せっかくなので、当ブログ用に何か春らしい写真が撮れないかと病院の敷地内に散歩に出たところ、深い雪に足を取られ靴の中は雪まみれになり遭難しかけたので、やっぱり春はまだまだだと思い直しました。写真も白いものしか撮れませんでした。

さて、先週の土日は第115回医師国家試験が行われましたね。受験された医学科のみなさんは本当にお疲れ様でした。今年度は仲間たちとの接触も制限された中で長く過酷な闘いであったことと思います。まずは、2日間…いや、6+α年間がんばった自分を褒めてあげましょう。免許が届いた時、初めてお給料をもらった時、そして関わった人から感謝された時、がんばって良かったと心から感じられるはずです。
せっかく試験を乗り越えても今年の春はあまり遊ぶことが出来ずさみしく思いますが、まとまった時間を利用して、新しい趣味の勉強などに取り組んだり、書物や動画で歴史・文化などに触れたりしてみるのもいいかもしれませんね。

研修医ブログらしい事を書きますと、私は今、糖尿病・代謝内分泌内科で研修をしております。科としては一つですが、ローテートの際には糖尿病と内分泌と二枠があり、今回私は前者を選択しております。糖尿病内科では、DKAやインスリン導入など主科として診させていただく患者様もいらっしゃいますが、他科の患者様の血糖管理のサポートとして携わる機会も多く、これまで回った科とは全く違った視点から疾患を診ることが出来て、実臨床の現場でなければ分からない奥深さを感じております。1年目も終わりに近付き、様々な科をローテートして来た中で、学生時代に先生から言われた「医学とは人体を見る様々な切り口を身に着けることだ。」という事を改めて思い返すようになりました。また、糖尿病という疾患の性質上、食事指導や自己注射など患者様の日常生活との関連が深く、医療を提供するだけではなく一緒に病気と付き合っていく手助けをしたいと、より強く感じるきっかけになりました。

来年度から研修が始まるみなさん、あるいはこれから研修先を決めていくみなさんが、いつか役立つ確かな力を身に着けられるような研修に臨めることを祈っております。キミだけの最強の研修を作ろう!

雪景色

図1.雪の県立中央病院(このあと遭難した)

トトロの木

図2.「小トトロ」と勝手に呼んでいる樹木。探してみよう!