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先生、急患です・・・!

[ 2021.04.06 ] [ 研修内容の報告, 研修医の日々の様子 ]

こんにちは。研修医2年目のC.N.です。1年目の皆さんのフレッシュな姿を見て元気をもらっている今日この頃です。一方、当直などでついに「教える側」にもなるのかと思うと、身が引き締まるばかりです。個人的には、わからないことはわからないとちゃんと言える先輩でありたいです。(もちろん、わからないことを減らすために自学にも励みたいものです…)

さて、今回はなかなかブログでは触れられてこなかった「時間外勤務」について書いてみようと思います。研修医(医師)が学生と大きく違うポイントのひとつは、時間外に働く機会がそれなりにあるということです。当直や呼び出し、実際どうなの…?という点は、学生や研修医になったばかりの方はとても気になるのではないでしょうか。

まず日当直について。県中では、1年目と2年目の研修医がペアとなり、夜間休日の救外walk-in当番にあたります。常時相談できる上級医が院内にいらっしゃいますが、ファーストタッチは我々の仕事で、中にはとても具合の悪い方や緊急度の高い疾患が潜んでいる方もいるので、緊張感をもって診療にあたっています。ただ、手が空いた時にはご飯を食べたり、患者さんの数が減少した頃には手分けをして睡眠をとったりと、工夫して休憩をとる体制が整っている印象です。全く寝られなかった日、というのは数えるほどしかなかったです。2年目・救急科ローテ中の1年目は、それに加え準夜帯の救急車2nd当番に入ります。こちらは、緊急度の高い症例を上級医のマンツーマン指導のもとで経験できる良い機会だと思います。Walk-in・救急車合わせて、平均月4回くらいのイメージです。

続いて日当直以外について。内科系、救急科などでは自分が付く指導医の当番に合わせて、その科の急患が来たら呼んでもらうというスタイルが多いです。外科はローテ中の研修医達で緊急オペのこうひき(第2助手)当番を交代で回していくスタイルでした。産婦人科は自分が〇を付けた夜にお産があると研修医も呼んでもらうというスタイルだった(今年どうなるかは未定)のですが、たまたま僕が〇を付けた日は必ず産まれ、日によっては一晩で3人も産まれたなんてことも。一緒に回っていた同期からは一時期、アトニン(オキシトシンの商品名)というあだ名で呼ばれていました。笑

すべてに共通して言えることですが、体調が悪い時や外せない用事がある時は事情を考慮してもらえたり同期と交換できたりしますし、逆に症例を沢山見たいという場合や緊急対応を学びたいという場合は多く呼んでもらうことも可能です。各々の体調や意欲に応じて研修することができますのでご安心ください。

デスクのパソコン

コロナのせいで写真のネタに乏しいので、最近デスクトップパソコンを買った僕の医局の机を撮りました。学会発表や論文作成の機会をいくつか頂いたので、その準備効率をあげるために高性能メモリのパソコンを買ったのです(生活感が漂っていますが目をつぶってください・・・)。

詳しくは書ききれなかったので、ぜひ見学に来ていただいて直接研修医に聞いてみてください。次回からは新1年目にブログのバトンを渡したいと思います。よろしくお願いします!