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[ 2016.11.10 ] [ 研修医の日々の様子 ]

初めましてT.N.です。徐々に寒さも増してきた今日この頃、皆様はいかがお過ごしでしょうか。時が経つのは早いもので研修が始まってもう半年以上が経ってしまいました。一つ一つできることが増える喜びを感じながら、まだまだできないことだらけだと痛感する毎日です。早く一人前になれるようしっかりと研修して行きたいと思います。
ところで、そろそろ年末も近づいてきて忘年会のシーズンです。当院でも医局忘年会、内科忘年会、各病棟忘年会などいくつもの忘年会があります。僕たち研修医も忘年会に向けて出し物の準備を始めました。日々忙しく中々会えない同期もいる中で親睦を深める貴重な時間になっています。・・・忘年会準備の写真を載せようと思いましたが撮り忘れたので芋煮の写真を載せましょう。10/15としばらく前ですが近くの河原で研修医芋煮会をやりました。大学時代は恒例だった山形芋煮と仙台芋煮の争いもなく平和な芋煮会でした。豚肉味噌味も美味しいですがやっぱり山形では牛肉醤油味ですね。皆で集まってわいわいやる芋煮は格別でした。
これから風邪の多くなってくる季節ですがお身体に気をつけてお過ごし下さい。

芋煮風景
山形芋煮

 

[ 2016.10.14 ] [ 研修内容の報告 ]

10月に入り、日増しに秋が深まるのを感じる今日この頃です。
山形も日によっては肌寒くなってきましたね。初期研修医K.Mと申します。
学生のころから読んでいた、このブログに投稿すると思うと不思議な気持ちです。

さて、他の研修医も書いているかと思いますが、今回は私が先日研修させていただいた整形外科について書きたいと思います。整形外科は一般的な“けが”である外傷や、慢性的な膝の痛みなど身近な疾患にも幅広く対応しています。外傷は症例ごとに対応が異なり、手足や肩、脊椎、股関節など多岐にわたるため、1つ1つの経験から学ぶことが多くありました。また、整形外科の先生方にはきめ細やかなご指導をいただき、研修期間では次のような内容を学びました。
①創傷処置
②救急対応(診察手技)
③装具の適応と使用方法(包帯、ギプスなど)
④整形外科的なXp、CT、MRIの読み方
⑤手術
⑥リハビリテーション   など
そのときの研修で学ぶ内容は様々かと思いますが、多岐にわたりご指導いただくことができました。先生方ありがとうございました。

さて、先日開催された研修医講義では、整形外科の救急疾患について教えていただきました。これは週に1回ほど、研修医を対象として日々の研修に活かせる内容について各科の先生方から講義していただく恵まれた機会となっています。
今回の整形外科の様子を見てみると、

研修医講義1
シーネ固定について、先生の丁寧なご指導に聞き入る研修医たち。

研修医講義2
固定するほうも、される側も真剣な表情ですね。

このように研修生活で学んだことを互いに共有し、日々成長できるように努めております。
みんなで楽しく、和気あいあいとした研修生活を送っております。
勉強にも様々なイベントにも全力で取り組むところが県中での研修の魅力と考えています。
その様子はこのブログで更新されることでしょう。今後のブログにも期待ですね。
ぜひ県中での研修を考えているかたは、実際に見学にいらしてください!
研修医一同お待ちしておりますm(_ _)m

[ 2016.09.30 ] [ 研修内容の報告 ]

夏の暑さも落ち着きつつあります今日この頃、自分はついこの前いわゆる夏休みを頂いていました、初期研修医のK.Tと申します。夏休み中はもちろん旅行などもしましたが、1日、どうしても病院に行きたくなる日があったのでその日のことをご紹介いたします。

県中では月に2回ほど水曜日に研修医向けの実技の講義、通称クリニカルボードがあります。内容は様々なのですが、自分が夏休み中にあったクリニカルボードの内容はPICC挿入についてでした。PICCとは末梢挿入型中心静脈カテーテル(peripherally inserted central catheter)のことで比較的簡便に行え、普通の点滴では使えない薬剤が使用できるようになるため近年急速に普及してきています。当院でも様々な場面で使われているので、「これはいかねば」と思い予定を空けていたんでした。

講義といっても仕事終わりで疲れている時間からスタートするので軽食を頂きながら、和やかな雰囲気で行われます。その時の写真を掲載いたします。

講習会

もちろん、講義がなくても本などで一通りの勉強はするのですがやはり「百聞は一見に如かず」、文章上で理解するのと実際やるのでは別物ですので、このような機会は非常にありがたいばかりです。今回はエコーをしながらの挿入だったのですが、当てるのが強いと血管をつぶしてしまいますし、弱いとゼリーで滑ってずれてしまう、など今回もたくさんのことを学ばせて頂きました。夏休み中も日進月歩、日々精進、そんなことを実感した一日でした。

P.S.ここしばらくは県立中央病院でのイベントが多くあり、9/25には「あおやぎまつり」、また10/2の山形まるごとマラソンでは研修医がほぼ全員参加します。もしこれを読んでくださっている方で参加なさるかたがいらっしゃいましたら、一緒に完走目指して頑張りましょう!!

ではでは失礼いたします。

[ 2016.09.05 ] [ 研修内容の報告 ]

初めまして。初期研修医1年目のSSです。

だんだん夜も涼しくなってきて、風邪が流行り始める時期ですね。

さて、自分は先月循環器内科で研修をさせていただいておりました。当院の循環器内科研修の特徴としましては心エコーをさせていただける機会が非常に多いことだと思います。
心エコーは循環器内科志望ではなくても、救急当直をする上では必須の検査だと思います。ですので、実際に多くの患者さんに心エコーをさせていただけることは大変勉強になりました。

もう早いもので研修が始まってから5ヶ月がたちます。今月からはまた違う科での研修が始まり、めまぐるしい毎日ですが、指導医の先生からの熱いご指導で充実した研修が送れていると感じております。
写真がありませんでしたので、最近開催された同期の誕生日会の一コマを載せさせていただきます。

誕生日会

[ 2016.08.23 ] [ 研修内容の報告 ]

みなさん、暑い夏もそろそろ終わりへと近づいてきていますがいかがお過ごしでしょうか。
今回は過ぎし7/24に新庄市で行われたJPTECを受講してきましたのでそれについて報告します!

JPTEC(ジェイピーテック)とはJapan Prehospital Trauma Evaluation and Careの頭文字で、
いわゆる「病院前救護」として行うべきことについて一連の過程を学び、実践できるようになるための講習会です。
・・・と言っても容易にはイメージが浮かばないと思いますが、要は、事件や事故が起きて救急車を呼んだ時に、到着した救急隊の方々が「周囲に危険物があるので消防隊を呼んで!」と周囲の安全確保を行ったり、交通事故で事故車内に取り残されている傷病者を車外に移動させ、応急処置を行ったり、傷病者の状態によっては至急で病院に連絡を取り、すぐさま搬送先へと出発したりなど、「救急車が到着した先で救急隊がどのように傷病者と接触し、搬送を行うか(主に外傷患者)」についての講習会です。

朝6時に同期と山形を出発しました。
朝の風景
山形の夏っていいですよね。
山形の夏

ところで、JPTECは「防ぎえる外傷死(Preventable Trauma Death:PTD)」のために、重症外傷傷病者に対して早期に救命のための処置治療を行うことを可能にするために生まれています。救命のためには、限られた時間で様々なことを判断し、行動しなければなりません。そのために、どのような手順を踏み、何を優先し、何を後回しにしてよいかなどを学習し、よりよい医療につなテキストげていくのです。
あまり内容について書きすぎると、JPTECの内容説明のようになってしまうので、このへんで・・・。

講習中の写真はないので、代わりに・・・

我々病院で働く者たちは、普段病院の中で、救急車によって搬送されてくる側しか見ていないわけなので、搬送の際にこのような手順が踏まれているということは日常診療の中であまり意識しませんでした。病院に搬入される以前にどのようなプロセスがあるのかを知っておくのも良いことだと思います。

無事に受講が終了し、修了書をいただきました。
受講修了

講習内容は、我々は普段触れないことが多く、ひとつひとつを実践していくのがかなり大変でした。いつも病院に患者さんを運んでいただいている救急隊の方々には感謝しないといけないなと思いました。次はJATECに向けて頑張りたいと思います!

P.S. 研修医みんなで山形のスイカを食べました。さすが有名な尾花沢のスイカだけあって、美味しかったです☆
すいか

 

[ 2016.08.17 ] [ 研修医からのお知らせ ]

1年目研修医のT・Hです。

天気の良い日が続き、夏真っ盛りという感じですね。
学生の皆さんは夏休みを楽しめているでしょうか。

さて、今回は県立中央病院で恒例のイベントについて書きたいと思います。前回のブログでも少し登場しておりましたが、8/5から始まった花笠パレードに私達研修医1年目も毎年参加しております。男性研修医はナース服で花笠音頭を踊ることが伝統となっております(汗)。女性の研修医は祭り衣装なので御安心下さい。

花笠まつり

花笠まつり

街中でのナース服は想像以上に目立つもので、恥ずかしがり屋の私にとってはなかなかの試練でした…(笑)。
パレードは一時間程度続き、終わる頃には暑さと足腰の疲労も加わり満身創痍でしたが、今思い返してみれば「心」と「体」が鍛えられた良い時間だったと感じております。
尚、今回の件で気分不良等の苦情に関しましては受け付けておりませんのでご了承ください。

最後に、暑い日が続いておりますので脱水には十分気をつけましょう。水分は電解質が含まれてるものをお勧めします。

それでは、良い夏のひとときを。

[ 2016.07.29 ] [ 研修医の日々の様子 ]

こんにちは!研修医1年目のT.Sです。

早いもので研修医として働き出してから、4カ月が経過しようとしています。自分に力がついたかどうかは分かりませんが、病棟業務にもようやく慣れてきて自分のやりたいこと、勉強したいことがやれるようになってきていると思います。

私は、今まで主に内科系を中心に今ローテーションさせていただいておりますが、毎日様々な疾患を持つ患者さんに接することができ、多くのことを患者さんから学ばせて頂いております。お給料を頂きながら勉強できるというのは本当に有難いことで、また様々な診療科の勉強ができるということは研修医の特権ですので、これからも積極的に患者さんの診療にあたりたいと思います。

また、そろそろ夏本番ということで花笠祭りが近付いてきました。1年目研修医は花笠祭りに参加するというのが毎年の恒例で、そろそろ花笠祭りの練習?も院内で始まるところです。今年も多くの研修医が花笠祭りに参加するので楽しみにしていてくださいね。

花笠まつり練習

仕事とプライベート、両方のメリハリをしっかりつけながらこれからも一日一日を大切に過ごしていきたいと思います。

[ 2016.07.20 ] [ 研修内容の報告 ]

1年目研修医のM.Sです。
梅雨が終わりに近づき、最近暑い日が続いてきてとうとう夏という感じですね。

さて、自分は先月まで2ヶ月麻酔科を回っており、今月からは救急科を回っております。麻酔科ではあらかじめ問診や術前回診をする時間がたっぷりあるので挿管困難因子や術中のリスクを事前に予想し準備する時間がありました。

ただ救急科では電話が鳴ってから救急車で病院に運ばれてくるまで大体15〜30分、早ければ5分で着いてしまうときもあります。その少ない時間の中で主訴とバイタルから考えられる鑑別疾患を挙げ、それに対する検査をオーダーしなければならないので頭をフル回転で稼働させなければなりません。
まだまだ当直でwalk inの患者さんを見ることにも完全に慣れたわけではないので、それより重症であろう救急車搬送の患者さんを診察することに不安はありますが、当院の救急科には救急専門医の資格を持っていらっしゃる指導医の方々が多数いらっしゃるので救急診療の仕方をきめ細やかにアドバイスしてくださりとても心強く大変勉強になります。
当院の救急科では2ヶ月目からドクターヘリに乗るチャンスがいただけるので、来月には立派な「フライトドクター」として飛び立てるよう日々精進していきたいと思います。

ドクヘリ

[ 2016.07.11 ] [ 研修内容の報告, 研修医の日々の様子 ]

こんにちは。研修医1年目のT.Kです。
4月から2ヶ月半、循環器内科で研修し、仙台で症例発表を経験させてもらったのでそのことについて書きたいと思います。

時と場合によりますが、発表がある期間にその科をまわると「発表してみる?」と声をかけていただけることがあります。わたしも声をかけていただき発表することになりました。基本的に抄録とスライドを作ります。初めての発表だったので先生に抄録の作り方やスライドの作り方、パソコンが苦手だったのでパソコンの使い方まで教えていただきました。無事に完成し、自信たっぷりで発表前日、同期のT.IさんとS.Sさんの前で発表練習をしたのですが、質疑応答が殺到し、不安いっぱいで当日の朝を迎えることになりました。発表当日は循環器研修終わりの土曜日だったので、お昼にお疲れ様会も含めたイタリアンでのランチをごちそうになり会場へ向かいました。本番は、質疑応答で答えられない部分は先生も助けてくれたため、無事に終了しました。場合によっては質疑応答で他の先生が答えられない時もあるみたいなので注意が必要ですね。

約3ヵ月の研修を通して思うことは、経験できることは何でも経験した方がよいということです。あと、努力は裏切らないということを循環器の先生から学びました。

勉強しなきゃと思う日々ですが、毎日楽しく研修させていただいております。写真がないので、症例発表したスライドの1ページをのせたいと思います。

学生の皆さま、見学やマッチング心よりお待ちしております。

学会スライド

[ 2016.07.01 ] [ 研修内容の報告 ]

こんにちは。
研修医1年目のT. I.です。6月から2ヶ月間麻酔科で研修をしている最中で、その麻酔科研修も約1か月が経ちました。
ここ山形県立中央病院は研修医全員が、2ヶ月間の麻酔科での研修をすることになっていますので、県立中央病院の研修医が麻酔科でどのようなことやっているのかがわかるように書きたいと思います。

まず、麻酔科研修医がやることとして
・手術中の麻酔の導入、維持、覚醒
・手術の前後の診察
・手術前に当日必要な数のAライン(動脈血ガス採血に必要なルート)作り
・当日自分が入る手術のプレゼンと、機械や薬剤の準備。
・手術前日に病棟看護師さんへの指示出し(禁食・禁水分の指示出し、前投薬の有無の確認など)
・麻酔当番の日は緊急手術の際には麻酔をかけるので、その対応と呼ばれるかもしれないのでその待機
・2ヶ月間の最終週での抄読会発表
まとめると以上のことになります。

麻酔科研修医のタイムテーブルとしては
・7:15〜30-  担当する患者さんの手術室の準備。人工呼吸器の設定、挿管の準備を済ませます。
・7:40-  Aライン作り。空気が入らないように作るのはなかなか難しいです。
・8:20-  朝のカンファレンス。担当する患者さんのプレゼン、挿管困難が予想されるなど、麻酔のリスクについて他の先生も交えて話し合います。
・8:45-  手術開始。各々のオペ室で麻酔の導入、維持、覚醒をします。
・手術終了〜17:15  患者さんを手術室の出口まで見送りに行きます。また翌日手術予定の患者さんの術前診察、そして前日に手術した患者さんの術後診察に行きます。
・17:15- その日の手術の進行度合いにもよりますが、進行中の手術が1〜2件ほどになり、手術がその日当番の先生に引き継ぐことができそうになったら、当番でない場合は解散となります。当番の場合、その日の予定手術は基本的に最後までは麻酔をかけます。深夜に緊急手術で呼ばれることもありますが、もう一人の当番の先生が「明日も朝イチから手術あると思うから最後まではいなくていいよ。明日もがんばってね。」と言ってくださり、緊急手術となった患者さんの診察と導入だけで帰宅することもありました。

麻酔科で1ヶ月研修してみての感想ですが、麻酔の維持を研修医一人で行うことが多く、挿管や薬剤の調製など実際に手を動かすことが多いと感じました。また自分で昇圧剤など薬を静脈から入れた場合、すぐに血圧が上がったりと目に見えて体の変化がわかったりとすぐに効果が現れておもしろいなと思いました。点滴のための注射や、橈骨動脈に穿刺するための注射もほぼ毎日行っているため当初に比べ徐々にコツを掴んできていると思います。
残り約1ヶ月の麻酔科研修ですが、1ヶ月目以上に自分から能動的に動けるように頑張っていきたいと思います。

手術室の様子↓↓
手術室