集中治療チーム
集中治療チームについて
現在、4名のスタッフ医師と1名の集中ケア認定看護師(特定行為研修修了)と1名の急性・重症患者看護専門看護師の計6名で活動しています。うち3名が集中治療専門医資格を有しています。
院内全科/部門と円滑に協働することができており、循環補助装置や血行動態モニタリングを用いた循環管理、人工呼吸管理、血液浄化などを必要とする重症な患者さんの診療を主に担当しています。
その他、当院の救急科専門研修プログラム専攻医(後期研修医)や麻酔科専門研修プログラム専攻医(後期研修医)や臨床研修医(初期研修医)の集中治療研修も担当しています。
介入患者数
2015年度……112人
2016年度……183人
2017年度……224人
2018年度……326人
2019年度……320人
2020年度……241人
2021年度……359人
2022年度……375人
2023年度……345人
2024年度……306人
スタッフ
氏 名 | 卒業年・資格 | 専門・研究分野 |
---|---|---|
山田 尚弘 | 平成23年卒
ICU室長
日本集中治療医学会専門医
日本救急医学会救急科専門医
日本熱傷学会熱傷専門医
JATECインストラクター
日本DMAT隊員 |
救急医学 |
門馬 法子 | 平成21年卒 診療支援部副部長 日本救急医学会救急科専門医 日本集中治療医学会専門医 ICLSインストラクター ITLS pediatric、ITLS インストラクター 日本DMAT隊員 医師臨床研修指導医 |
救急医学 |
渡邉 翠 | 平成24年卒 医長 日本麻酔科学会専門医 日本DMAT隊員 |
救急医学・麻酔科学 |
齊藤 志穂 | 平成30年卒 医長 日本救急医学会救急科専門医 日本集中治療医学会集中治療専門医 |
救急医学 集中治療医学 |
齋藤 聡子 | 平成30年卒
医長
日本救急医学会救急科専門医 |
|
奥山 広也 | 集中ケア認定看護師 | 特定行為研修修了 |
門馬 康介 | 急性・重症患者看護専門看護師 | 特定行為研修修了 |

業績(論文)
<2024年度>
- 小林 駿: COVID-19療養経過中のため診断が遅れて薬疹が重症化した1例. 日本救急医学会雑誌 35: 160-165, 2024
- 小林 駿: 成人期に縦隔嚢胞性リンパ管奇形破裂により呼吸困難を呈した1例. 日本集中治療医学会雑誌 31: 598-599, 2024
<2023年度>
- 山田 尚弘: 小児前胸腹部深達性Ⅱ度熱傷に対する自家細胞採取・非培養細胞懸濁液作成キットの使用経験. 熱傷 49: 21-26, 2023
- 永井 美紗子: 食物窒息を契機に短期間に二度の気道緊急を起こした1例. 日本臨床救急医学会雑誌 26: 538-542, 2023
- 蔵増 優: 多発顔面汚染創と後弓反張から破傷風との鑑別を要したMarchiafava-Bignami diseaseの1例. 日本救急医学会雑誌 34: 195-200, 2023
- 奥山 広也: 一般病棟で認定看護師の特定行為「侵襲的陽圧換気の設定の変更」を活用した入浴介助の一例. 日本クリティカルケア看護学会誌 19: 128-133, 2023
<2022年度>
- 門馬 法子: 慢性骨髄性白血病の白血球増多に伴うleukostasisに対して白血球除去療法およびvenovenous ECMOを施行した一救命例. 日本集中治療医学会雑誌 29: 552-3, 2022
- 齊藤 志穂: 重度の低酸素血症を呈したCOVID-19肺炎に対してawake ECMOを施行した一例. 山形県病医誌 57: 7-10, 2023
<2021年度>
- 山田 尚弘: 熱傷治療中に生じた遅発性溶血性輸血副作用によりD--血液型が判明した一例. 日本集中治療医学会雑誌 28: 461-2, 2021
- 松村 宣寿: 人工呼吸管理中の二次性縦隔気腫に対してECMOを使用したCOVID-19肺炎の一救命例. 日本集中治療医学会雑誌 28: 230-1, 2021
- 奥山 広也: 集中ケア認定看護師による特定行為を活用したリハビリテーションの2例. 山形県病医誌 55: 28-31. 2021
<2020年度>
- 齊藤 志穂: 人工呼吸器で自動ウィーニングを施行した2症例. 山形県病医誌54: 95-98, 2020
<2019年度>
- 長谷川佑介: PiCCO2を用いて術前の循環動態を管理した褐色細胞腫クリーゼの一例. 日本集中治療医学会雑誌 26: 409-410, 2019
- 山田 尚弘: 遷延するアナフィラキシーショックに対してアドレナリン持続静注した一例. 山形県病医誌53: 69-72, 2019
<2018年度>
- 長谷川佑介: 重度の嚥下障害をきたした降下性壊死性縦隔炎の一例. 日本集中治療医学会雑誌25: 395-396, 2018
<2015年度>
- 辻本雄太: ICUにおけるhigh-flow nasal cannula therapyが病院酸素使用量に影響を与えた一事例. 日本集中治療医学会雑誌22: 279-280, 2015
業績(学会発表)
<2024年度>
- 第46回日本呼吸療法医学会; 「侵襲的陽圧換気の設定変更」を活用して患者に笑顔を!, 奥山 広也, 2024年6月28-29日, 天童ホテル, 天童市
- 日本集中治療医学会第8回東北支部学術集会; 床上安静とせざるを得なかった重症患者で急性出血性直腸潰瘍を発症した2例, 渡邉 美咲, 2024年7月27日, 盛岡地域交流センターマリオス, 盛岡市
- 日本集中治療医学会第8回東北支部学術集会; 穿通性頸胸部外傷に伴う外傷性椎骨動脈損傷に対して脳梗塞予防を目的に術中椎骨動脈を結紮した1例, 中塚 峻, 2024年7月27日, 盛岡地域交流センターマリオス, 盛岡市
- 第55回日本看護学会学術集会; 日本専門看護師協議会合同企画シンポジウム「専門看護師の活躍と社会への貢献」, 門馬 康介, 2024年9月27-29日, 熊本城ホール, 熊本市
- 第29回日本熱傷学会東北地方会; 2年前に自家細胞懸濁液と分層網状植皮術を併用して加療した小児熱傷の術後経過, 山田 尚弘, 2024年11月9日, 山形大学医学部基礎校舎第3講義室, 山形市
- 第52回日本集中治療医学会学術集会; 当院での免疫チェックポイント阻害薬治療の現状とirAEへの集中治療医の関わり, 小林 駿, 2025年3月14-16日, 福岡国際会議場, 福岡市
- 第52回日本集中治療医学会学術集会; 早期の鑑別が困難であったリチウム中毒に合併した両下腿コンパートメント症候群の1例, 蔵増 優, 2025年3月14-16日, 福岡国際会議場, 福岡市
<2023年度>
- 第51回日本集中治療医学会学術集会; 開心術後の周術期に胸椎伸展骨折が判明した1例, ,山内 紗理, 2024年3月14-16日, ロイトン札幌, 札幌市
- 第51回日本集中治療医学会学術集会; 脱水を契機にメトホルミン関連乳酸アシドーシスをきたした高齢女性の一例, 平田 裕太郎, 2024年3月14-16日, ロイトン札幌, 札幌市
- 第51回日本集中治療医学会学術集会; ICUにおける新人教育の実際, 奥山 広也, 2024年3月14-15日, ロイトン札幌, 札幌市
- 第10回日本CNS看護学会; CNSの特定行為(侵襲的陽圧換気の設定の変更)研修前後における実践の変化, ICU退室後の人工呼吸器離脱困難患者に焦点を当てて, 門馬 康介, 2023年6月10-11日, 京都テルサ, 京都市
- 日本集中治療医学会第7回東北支部学術集会; 地方三次病院 CCU の多臓器障害患者に対する循環器医の elective critical care consultation へのニーズ, 松村 宣寿, 2023年7月8日, アートホテル弘前シティ, 弘前市
- 日本集中治療医学会第7回東北支部学術集会; 中枢性尿崩症患者の開心術周術期にバソプレシン持続静注とデスモプレシン経鼻投与で管理した一例, 齊藤 志穂, 2023年7月8日, アートホテル弘前シティ, 弘前市
<2022年度>
- 第50回日本集中治療医学会学術集会; 乳癌に起因するTrousseau症候群と糖尿病性ケトアシドーシスと敗血症を併発した多発動静脈塞栓の一例, 齊藤 志穂, 2023年3月2-4日, 国立京都国際会館, 京都市
- 第50回日本集中治療医学会学術集会; A病院ICUで勤務するリーダー看護師の持つコンピテンシー インタビューと観察のノートから, 奥山 広也, 2023年3月2-4日, 国立京都国際会館, 京都市
- 第50回日本集中治療医学会学術集会; パネルディスカッション「重症循環器疾患における多臓器障害を考える」, 地方三次医療機関のelective critical care consultationで循環器医が連携を望む患者背景と臓器障害の検討, 松村 宣寿, 2023年3月2-4日, 国立京都国際会館, 京都市
- 第18回日本クリティカルケア看護学会学術集会; 「侵襲的陽圧換気の設定の変更」を活用した入浴介助の例, 奥山 広也, 2022年6月11-12日, 北九州国際会議場, 北九州市
- 第36回東北救急医学会総会・学術集会; 経口気管挿管を行った陰圧性肺水腫例において喉頭浮腫のため再挿管を要した1例, 永井 美紗子, 2022年7月16日, 会津中央病院, 会津若松市(Hybrid開催)
- 第27回日本熱傷学会東北地方会; 小児熱傷に対してRECELLを使用した一例, 山田 尚弘, 2022年11月12日, 八戸市立市民病院講堂, 八戸市
- 第27回日本熱傷学会東北地方会; シンポジウム「東北地方の重症熱傷の救命と再建」, 重症熱傷の救命と再建, 山田 尚弘, 2022年11月12日, 八戸市立市民病院講堂, 八戸市
<2021年度>
- 第49回日本集中治療医学会学術集会; 当院ICUに入室したCOVID-19患者の急性期における栄養療法の検討, 小林 駿, 2022年3月18-20日, Web開催
- 第49回日本集中治療医学会学術集会; 小範囲熱傷からToxic Shock Syndromeを発症した2例, 蔵増 優, 2022年3月18-20日, Web開催
- 第49回日本救急医学会総会・学術集会; COVID-19肺炎による急性呼吸不全に対してawake ECMOを施行した一例, 齊藤 志穂, 2021年11月21-23日, ベルサール東京日本橋, 東京
<2020年度>
- 第48回日本集中治療医学会学術集会; 多臓器不全を伴う重度レジオネラ肺炎に対してECMOと血液浄化療法を早期導入し救命した1例, 松村宣寿, 2021年2月12-14日, Web開催
- 第48回日本集中治療医学会学術集会; 慢性骨髄性白血病におけるleukostasis に対して白血球除去療法およびvenovenous ECMOを施行し救命し得た1例,門馬法子,2021年2月12-14日,Web開催
<2019年度>
- 第6回北海道・東北臨床工学会; 人工呼吸器管理中の自発呼吸のミカタ, 辻本雄太, 2019年10月19日, 山形テルサ, 山形市
- 第50回日本看護学会急性期看護学術集会シンポジウム;集中治療室における意思決定支援とは~ACPの必要性を考える~,奧山広也,2019年7月18日,盛岡市民文化ホール,盛岡市
<2018年度>
- 第46回日本集中治療医学会; βラクタム系抗菌薬による交差反応が原因と考えられた薬剤性肺障害の一例, 長谷川 佑介 , 2019年3月1日, 国立京都国際会館・グランドプリンスホテル京都, 京都市
- 第46回日本集中治療医学会学術集会; ステロイドパルス療法が有効であったA (H1N1)pdm09による重症インフルエンザ肺炎の一救命例, 山田 尚弘, 2019年3月1日, 国立京都国際会館・グランドプリンスホテル京都, 京都市
- 第46回日本集中治療医学会学術集会;A病院のHCUにおけるPNS導入1年後のPNSに対する思い~看護の質との一考察~,奧山広也,2019年3月2日,京都国際会館,京都市
- 第24回日本熱傷学会 東北地方会; フッ硝酸による化学熱傷の一例, 山田 尚弘, 2018年12月15日, 仙台市医師会館, 仙台市
<2017年度>
- 第45回日本集中治療医学会; PiCCO2を用いて術前の循環動態を管理した褐色細胞腫クリーゼの一例, 長谷川佑介, 2018年2月22日, 幕張メッセ, 千葉市
- 第45回日本集中治療医学会; 敗血症性心筋症を呈した劇症型溶血性レンサ球菌感染症の一例, 辻本雄太, 2018年2月22日, 幕張メッセ, 千葉市
- 第24回日本航空医療学会; 山形県の県境でのドクターヘリ活動における課題, 辻本雄太, 2017年11月10日, 八戸グランドホテル, 八戸市
- 日本集中治療医学会 第1回東北支部学術集会; 重度の頸部感染により嚥下障害をきたした降下性壊死性縦隔炎の一例, 長谷川佑介, 2017年7月1日, ホテルニューキャッスル, 弘前市
<2016年度>
- 第44回日本集中治療医学会; 外傷性血気胸, 肺挫傷, 多発肋骨骨折に合併したARDSと無気肺に対してAPRVと腹臥位療法で治療し、長期予後を観察した一例, 辻本雄太, 2017年3月9日, ロイトン札幌, 札幌市
- 第44回日本救急医学会; 当救命救急センターにおける2014, 2015年の急性薬物中毒入院患者の検討, 辻本雄太, 2016年11月17日, グランドプリンスホテル新高輪, 東京
<2015年度>
- 第43回日本集中治療医学会; 一地方基幹病院における集中治療専門医資格の取得ペース, 辻本雄太, 2016年2月12日, 神戸国際展示場, 神戸市