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病院ガイド|04

院長のご挨拶

地域に開かれた、信頼される病院を目指して

院長 鈴木克典

院長 鈴木克典 

山形県立中央病院のホームページにお越しいただきありがとうございます。
 当院は、”県民の生命と健康を守る安心と信頼の医療“を理念とし、皆様の期待に応えるべく日々の診療に努めております。

 当院では社会的に重要な機能を担当しています。ドクターヘリの基地を併設した救命救急センターでは、重篤な患者さんを受け入れるいわゆる3次救急医療を担っており、また総合周産期母子医療センターでは母体・胎児・新生児の集中治療管理を行っています。その他、都道府県がん診療連携拠点病院、基幹災害医療センター、第一種感染症指定医療機関など高度かつ専門的な幅広い医療を提供しています。新型コロナ感染症では、当院は治療の中心的役割を果たしてきました。その他医療人の育成にも力を入れています。臨床研修指定病院として毎年多くの初期研修医を迎えるとともに、県立保健医療大学や看護学校より多くの実習を受け入れるなど医療人の育成にも取り組んでいます。病院内は活気にあふれています。

 私たちは常に最新の医療技術や知識を取り入れ、スタッフ一同、研鑽を積んでおります。2022年にはダヴィンチというロボット手術を導入しました。通常の鏡視下手術では難しい手術もより安全に施行でき、また術後の合併症も軽減できるメリットがあります。患者さんが安心して治療を受けられるよう、最新の設備や清潔な環境を整え、医師とスタッフが心を込めて診療にあたっています。
 以上のような高度で専門的な医療を提供していくにあたっては、技術的な面だけでなく、心身面も鍛える必要があります。医療は患者さんとの心のふれ合いですから、同時に“思いやり”や“やさしさ”も重要と考えます。“思いやりのある医療”を実践することを通じて、県民の皆様に“信頼される病院”を目指しています。
 現在は、多職種によるチーム医療が行われています。患者さんの健康状態を最大限に改善するために、医師、看護師、臨床検査技師、薬剤師、カウンセラー、理学療法士、栄養士など、さまざまな専門家が連携して治療に当たっています。患者さんや家族の方もチームの一員であり、患者さんが治療やケアのプロセスに参加することで、医療の質を向上させるだけでなく、患者さん自身の満足度の向上や治療効果の改善につながり、医療を行う上で最も重要なことです。

 病院に関しては、患者さんが適切な医療が受ける事ができるように、地域医療構想といわれる国の方針があります。病院ごとの役割分担を明確にすることで、高齢化や人口減少に効果的に対応しようとするものです。その構想の中で当院は高度で専門的な医療を提供するいわゆる高度急性期病院という立場で、必要とされる医療を多くの患者さんにしっかりと提供していきたいと考えています。その一方で、4月より医師の働き方改革がスタートしました。医師の過重労働を改善しつつ、地域の中で病院の役割を果たし、県民の健康と生命を守るため、今後更なる業務の効率化を進めて参りますので、県民の皆様にはご理解とご協力をお願いしたいと思います。

 最近は少子高齢化や医療の高度化により、療養問題、病気・治療に対する不安や悩みを抱えることが多くなっています。当院には様々な相談にお答えする患者サポートセンター、がん相談支援センターがありますので、遠慮なく利用していただければと思います。ホームページには様々な病院に関する情報が満載です。他のページも是非ご覧ください。

院長 鈴木克典

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