“愛され、親しまれる病院”を目指して
院長 武田 弘明
山形県立中央病院のホームページにお越しいただきありがとうございます。
当院は、”県民の生命と健康を守る安心と信頼の医療“を理念とし、皆様の期待に応えるべく日々の診療に努めております。
標榜科は35科を数え、がん診療をはじめとして高度かつ専門的な医療を提供しています。ドクターヘリの基地を併設した救命救急センターでは、重篤な患者さんを受け入れるいわゆる3次救急医療を担っており、また総合周産期母子医療センターでは母体・胎児・新生児の集中治療管理を行っています。その他、都道府県がん診療連携拠点病院、基幹災害医療センター、第一種感染症指定医療機関など社会的に重要な機能を担当しています。また臨床研修指定病院として毎年多くの初期研修医を迎えるとともに、県立保健医療大学や看護学校より多くの実習を受け入れるなど医療人の育成にも取り組んでいます。
以上のような高度で専門的な医療を提供していくにあたっては、スタッフそれぞれが医療人としてのスキルを磨くことは当然のことですが、それと同時に“思いやり”や“やさしさ”も重要と考えます。“思いやりのある医療”を実践することを通じて、県民の皆様に“愛され、親しまれる病院”を目指さなければならないと考えています。
さて地域医療構想と言われる国の方針があります。病院ごとの役割分担を明確にすることで、高齢化や人口減少に効果的に対応しようとするものです。その構想の中で当院は高度で専門的な医療を提供するいわゆる高度急性期病院を堅持し必要とされる医療を多くの患者さんにしっかりと提供していきたいと考えています。その一方で、働き方改革による労働時間の制約という新たにクリアしなくてはならない問題も登場してきました。高度急性期病院として皆様が必要とする医療を充分にかつ継続して提供できるように我々も努力を重ねて参りますが、県民の皆様にはご理解とご協力をお願いしたいと思います。
院長 武田 弘明