診療内容・特徴
感染症内科では、Antimicrobial stewardship(抗菌薬適正使用管理・支援)を実践するため、「IDラウンド」として院内の全診療科からの感染症診療コンサルテーションをオンコールで受けています。また、血液培養陽性例や耐性菌感染症例などでは必要に応じて積極的診療支援・介入も行っています。同時にインフェクションコントロールチーム(ICT)として院内感染対策も担当しています。さらに、県内の医療機関と協力しながら、当院が中心となって感染対策の地域連携を進めています。
当院は山形県で唯一の第一種感染症指定医療機関(東北でも4施設のみ)であり、昨今問題となっているジカウイルス感染症やエボラウイルス感染症、新型インフルエンザ、中東呼吸器症候群(MERS)などの新興・再興感染症にも柔軟に対応できるよう体制を整備しています。
主な治療症例
- IDラウンド
院内の全診療科からの感染症治療コンサルテーション、血液培養陽性例や耐性菌感染症、治療に難渋する感染症などへの積極的診療支援・介入 - 専門性の高い感染症(感染症法に基づく届出感染症など)
HIV感染症・AIDS、結核、梅毒、海外渡航後の発熱患者(マラリア、デング熱、ジカウイルス感染症、輸入麻疹など)など - 平成28年度のIDラウンド件数:1,005件