心臓血管外科
診療科の特徴
当科では、常勤5名のスタッフで心臓・大血管手術を中心に、末梢動脈、静脈疾患を含め診療を行っています。
年間、心大血管手術150~200例に加え、末梢血管手術、その他、約250~300例の手術を行っています。
(2024年実績)
心臓弁膜症 6 3
虚血性心疾患 2 8
胸部大動脈瘤 5 8
腹部大動脈瘤 6 5
従来どおりの人工弁や人工血管への置換術はもちろんのこと、人工弁を使わず長期的に安定した成績が期待できる、僧帽弁形成術や自己心膜等を用いた大動脈弁再建術を、多く行っています。胸骨を切らない小切開アプローチでの心臓心術(解剖学的、病態的な条件が合えば)も行っています。
大動脈瘤の治療では、低侵襲なステントグラフト手術やハイブリッド手術を積極的に導入し、これまでであれば手術を諦めていたような、 リスクの高い方(ご高齢、体力がない、重症など)も、手術を受けて安心して暮らせるようになったり、瀕死の状態から救命できたりすることが、増えてきています。
循環器内科と協力して、経カテーテル的な大動脈弁(TAV|) ・僧帽弁(マイトラクリップ)の手術も行っています。
多くの選択肢の中から、患者さんの状態やご希望に沿った最善の手術ができるよう、今後も、心臓血管外科手術レベルの維持発展に努力してゆきたいと思っております。
スタッフのご紹介
氏 名 | 卒業年・資格 | 専門・研究分野 |
---|---|---|
川原 優 科長 |
平成12年卒 手術部副部長 (兼)循環器病センター副センター長 (兼)臨床工学部副部長 日本外科学会専門医・指導医 日本心臓血管外科専門医・修練指導医 胸部ステントグラフト指導医 腹部ステントグラフト指導医 医師臨床研修指導医 |
心臓、大血管、末梢血管 |
山下 淳 副科長 |
平成19年卒 救急診療部副部長 日本外科学会専門医 心臓血管外科専門医 胸部ステントグラフト指導医 腹部ステントグラフト指導医 医師臨床研修指導医 |
心臓血管外科 |
阿部 和男 | 昭和58年卒
診療専門員 山形大学臨床教授、東邦大学客員教授
日本外科学会専門医
日本胸部外科学会認定医
日本心臓血管外科専門医・修練指導医
胸部ステントグラフト指導医
腹部ステントグラフト指導医
自己心膜等による大動脈弁再建術臨床指導医
日本医師会認定産業医
医師臨床研修指導医 |
後天性心疾患
(弁膜症、虚血性心疾患)
大動脈疾患
(大動脈解離、他)
末梢血管疾患
下肢静脈瘤 |
大竹 悟史 | 平成26年卒 医長 日本外科学会専門医 心臓血管外科専門医 腹部ステントグラフト実施医 医師臨床研修指導医 |
心臓血管外科 |
大嶺 開人 | 平成26年卒
医長
日本外科学会専門医
心臓血管外科専門医
腹部ステントグラフト実施医 医師臨床研修指導医 |
心臓血管外科 |