検査部
臨床検査技師ってどんなことをしてるの?
診察したら
患者さんが病院に来て外来で診察を受けたときに、医師に「それでは○○の検査をしてみましょうか?」と言われて、「はい!」と答えると、医師は電子カルテを使って検査を依頼します。その情報は検査部に送られます。
医師に「血液を採って検査しますので採血室に行ってください」あるいは「心電図の検査をしますから生理検査室に行ってください」と言われるでしょう。
採血室では
患者さんが採血室の受付に行き、診察券(カード)を出すと、採血の順番が書かれた番号札が発行され、採血するための試験管が準備されます。受付の表示板に、自分の番号が表示されたら採血室の中にお入りください。
当院では平成13年5月より、臨床検査技師と、看護師が採血を行っています。
尿検査のある人には、受付で名前のついた紙コップをお渡しします。採尿室(トイレ)で尿を採って、トイレの中の窓口に置きます。
採血室に入ると番号順に案内板に表示されます。自分の番号が採血台に表示されましたら採血です。
緊張と恐怖の瞬間・・・・?
ここで採取された血液や尿は、ドア一枚隔てた検査室に運ばれ、すぐに検査が行われます。
あとは結果が出るのを待つだけですが、それでは血液や尿の何を調べているのでしょうか。
その後どうなるの?
採取された血液や尿は、遠心分離(赤血球などの細胞と血清という液体に分けられる)などの前処理をして、大きな自動分析器で検査したり、顕微鏡を使って一個一個の細胞を見たり、何百種類もの検査を行っています。
このように、病院の中で患者さんから採取された血液や尿の検査はもちろん、その他にも細胞や細菌を対象とした検査は、私たち臨床検査技師が行っています。
※詳しくは下記をご覧ください。
緊急時の検査は?
当院は救命救急センター(3次救急指定)があり、重症の患者さんが運ばれてきます。
一刻を争う場合が多く、臨床検査技師は夜勤宿日直体制をとり24時間対応しています。
生理検査室では
患者さんが生理検査室の受付に行き、受付票で受付をすると、医師の指示でどんな検査があるかを確認し、それぞれの検査をする部屋に案内します。
ここでは、心臓の状態を見るための心電図検査や、肺の機能を見る呼吸機能検査、脳の活動を見る脳波検査、心臓、血管や、おなかの超音波検査、末梢神経の伝わり方を見る神経伝導検査なども臨床検査技師が行っています。
※詳しくは「生理検査(室)について」をご覧ください。
その他に輸血の検査も臨床検査技師が行っています。
※詳しくは「輸血部」のページをご確認ください