検査部
免疫血清検査とは?
免疫血清検査は、主に血液の中にウイルスや細菌に対する抗体が存在するか、またウイルス自身が存在するか調べます。その他に腫瘍マーカーや血中薬物濃度の測定なども行っています。
例としては・・・
HBs抗原、HBs抗体、HBc抗体、HCV抗体、HIV抗原/抗体 | B型肝炎、C型肝炎、HIV感染症 |
RPR、TPLA | 梅毒 |
CA19-9、CEA、PSA、AFP、CA125、CA15-3 | 癌腫瘍マーカー |
IgG、IgA、IgM | 免疫グロブリンの異常 |
IgE | アレルギー |
RF | リウマチ |
TSH、フリーT3、フリーT4 | 甲状腺 |
これはあくまでも例であって、「検査で血糖値が高かったから、私は糖尿病だ」ということにはなりません。これらの検査データはレントゲン、問診での患者さんの答えといった多くの情報をもとに、総合して医師が判断するのです。生化学および免疫血清検査のいずれにしても心電図などの生理検査とは異なり、直接患者さんに接することはありませんが、正確なデータをより早く届けることでスムーズな診療に貢献したいと考えています。