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脳腫瘍の症状

 脳腫瘍に特有な症状というものはあまり多くありません。ホルモンを分泌する下垂体腺腫では肥満や特徴的な顔貌を呈したりすることはありますが、腫瘍のできた部分の機能を障害する症状が多いといえます。脳は場所によって機能が割り当てられています。また言言語や計算などを左右どちらかの大脳が担当していることが多いのですが言語の中枢が存在する方を優位半球と言います。右利きの大部分の人は左側の大脳が優位半球です。左利きの人は半々と言われています。また手足の運動や感覚も対側の脳が支配しています。右手足は左脳、左手足は右脳が命令したり感じ取ったりしています。そこで腫瘍が発生した部位で症状が異なります。前頭葉では反対側の手足の麻痺や優位半球であれば言語障害などが起こります。また両方の前頭葉が障害されると認知症様の症状を呈することが多くなります。頭頂葉では対側の感覚障害や、服がきちんと着られなくなったり、左右がわからなくなったりすることもあります。また後頭葉では視野障害が出現することがあります。
また、脳は頭蓋骨という骨に囲まれていますので腫瘍の容積が増えた分や脳浮腫(脳のむくみ)で頭蓋内圧が高くなり、頭痛、嘔吐が出現することがあります。特に睡眠中に頭蓋内圧が高まりやすいことから脳腫瘍の頭痛は朝方に多いと言われています。その他、てんかん発作で発症することも少なくありません。
原発性の脳腫瘍は1年に10万人あたり約14人程度発症すると言われています。
これは消化器の癌や、肺がんなどと比べると少ない数字です。

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