基本方針
歯科口腔外科とは,口腔(お口のなか),顎(あご)に生じる疾患を治療する診療科です.歯科口腔外科の対象となる疾患は多岐にわたり,埋伏歯(親知らずなど),炎症,嚢胞,腫瘍,顎変形症,顎関節症を始めとする顎関節疾患,口腔顔面痛疾患(三叉神経痛や非歯原性歯痛,舌痛症など),交通事故やスポーツなどの口腔顎顔面外傷、唾液腺疾患(耳下腺を除く),口腔粘膜疾患(口内炎,白板症),味覚障害ならびに口腔乾燥症と多岐にわたります.これらの疾患は,食事や会話など日常生活における基本的な機能に影響を及ぼすだけでなく,顎顔面に変形を生じて審美的障害を生じたりします.歯科口腔外科は,これらの疾患に対して手術的治療あるいは内科的治療(薬物療法、理学療法)を行い,口腔顎顔面の形態と機能を回復することを目指した専門的医療を提供します.
当科を受診する際には,FAX予約と紹介状が必要です.
初診の患者さんは当日の初診当番医が診療いたします.原則的に初診医が主治医になり,以降の治療を担当しますが,疾患や治療内容によって担当医が変更になる場合があります.なお、顎変形症,顎関節症と口腔顔面痛,歯科インプラントは,専門外来で治療を行ないます.