山形県立中央病院

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基本方針

麻酔とは、手術中の意識を無くすことだけが目的ではありません。病気そのものや手術、さらに麻酔に関して不安に陥りがちな患者さんを、周術期を通じて安心して手術を受けて頂くこと、それが麻酔科医の基本的な業務であり目標です。そのために、たとえば、手術後の鎮痛法や、術後の呼吸・循環・脳神経系などの機能を維持して術後の回復を助けるように手を尽くすことが、私ども麻酔科医の役割となります。

当院はハイブリッド手術室やロボット支援手術など、最先端の設備を備えております。充実した設備のもとで、これまで以上に精度の高い手術を提供できるようになりました。また、当院には、集中治療室など、難しい手術に対する体制も充実しており、各診療科の専門医と連携しながら、最良の周術期医療を提供できるよう努めています。

痛みをとる方法や呼吸・循環を管理する技術は、手術室麻酔ばかりでなく、ペインクリニックや集中治療などにも応用され、麻酔科の守備範囲は広がっています。マンパワーの改善が見込まれた時点で、現在閉鎖中のペインクリニック外来の再開や集中治療室へ麻酔科医専門医が専任医師として活躍できるように考えております。

基本方針

患者さんが適切な治療を受けるためには適切な診断が必要です。病気の診断は臨床各科の医師が視・触診や血液検査、レントゲンやエコー、CTなどの画像検査などを総合してすすめますが、病理診断科の行う「病理診断」は最終診断として大きな役割を果たしています。

患者さんの身体から採取した細胞や組織を顕微鏡で観察して病気の診断をするのが病理診断で、病理診断を専門とする医師が病理医です。病理診断には細胞診断、生検組織診断、手術標本の組織診断、手術中の迅速診断、病理解剖があります。これらの病理診断は主治医に報告され、治療方針の決定に重要な役割を果たすことになります。また、病理解剖所見の蓄積は医学の進歩にも大きく貢献しています。

病理診断には正確性と迅速性が求められます。山形県立中央病院病理診断科では原則として細胞診断、生検組織診断は受付から2-3日以内、手術標本の組織診断は1週間以内、手術中の迅速診断は10-30分、病理解剖診断は2-5ヶ月で主治医に報告されます。


[乳癌の細胞像]
[乳癌の細胞像]
[乳癌の組織像]
[乳癌の組織像]

基本方針

歯科口腔外科とは,口腔(お口のなか),顎(あご)に生じる疾患を治療する診療科です.歯科口腔外科の対象となる疾患は多岐にわたり,埋伏歯(親知らずなど),炎症,嚢胞,腫瘍,顎変形症,顎関節症を始めとする顎関節疾患,口腔顔面痛疾患(三叉神経痛や非歯原性歯痛,舌痛症など),交通事故やスポーツなどの口腔顎顔面外傷、唾液腺疾患(耳下腺を除く),口腔粘膜疾患(口内炎,白板症),味覚障害ならびに口腔乾燥症と多岐にわたります.これらの疾患は,食事や会話など日常生活における基本的な機能に影響を及ぼすだけでなく,顎顔面に変形を生じて審美的障害を生じたりします.歯科口腔外科は,これらの疾患に対して手術的治療あるいは内科的治療(薬物療法、理学療法)を行い,口腔顎顔面の形態と機能を回復することを目指した専門的医療を提供します.

当科を受診する際には,FAX予約と紹介状が必要です.
初診の患者さんは当日の初診当番医が診療いたします.原則的に初診医が主治医になり,以降の治療を担当しますが,疾患や治療内容によって担当医が変更になる場合があります.なお、顎変形症,顎関節症と口腔顔面痛,歯科インプラントは,専門外来で治療を行ないます.

基本方針

放射線科では、常勤の放射線科医6名で、画像診断と放射線治療を行っています。画像診断医は5名で、放射線治療医は1名です。画像診断では、MRI、CT、核医学、腹部領域主体の血管撮影・IVR(Interventional Radiology)などを担当しています。放射線治療は、 リアニックによる外照射、甲状腺癌や甲状腺機能亢進症に対するヨード内用療法、去勢抵抗性前立腺癌の骨転移に対する塩化ラジウム内用療法などを行っています。甲状腺癌に対するヨード内用療法のために、4東病棟に専用病室を1床用意しています。放射線治療の患者さんには、放射線治療に関する説明を十分に時間をかけて行うようにしております。あらかじめ診療時間を確保しておきませんと十分な説明ができなくなりますので、地域医療部を通して診療の予約をしてくださるようお願いいたします。


基本方針

眼科一般疾患の診療、糖尿病網膜症や網膜静脈閉塞症に対するレーザー治療、緑内障に対する薬物治療、未熟児網膜症の診療などを行っております。
外来診療が中心ですが白内障の手術も行っています。

基本方針

泌尿器科は腎臓と尿管、膀胱、尿道などの尿路と、前立腺、精巣、陰茎などの生殖器の疾患が対象です。当院では、泌尿器癌はもちろん、尿路感染や尿路結石、あるいは尿失禁、勃起障害、男性更年期障害など生活の質に関わる病気にも積極的に取り組んでいます。



泌尿器癌については、手術件数が多く、前立腺全摘術は年間100人程、膀胱全摘術は15人程行われています。膀胱全摘に伴う尿路変向は新膀胱増設にも積極的に取り組み、腎摘除については、できるだけ腎機能を残す部分切除を考慮し、また腹腔鏡手術も取り入れています。


基本方針

 平成25年4月より小児外科を標榜し、診療を開始しました。小児科はじめ外科系診療科と連携して専門的医療を提供しています。治療方針はご家族と話し合い、ひとりひとりにマッチした最善の治療とQOL向上を目指しています。

基本方針

 当脳神経外科は、救命救急センター、がん生活習慣病センター、総合周産期母子医療センター、循環器病センターなどを併設した総合病院における脳神経外科として、脳卒中およびその原因となる各種脳血管疾患から、悪性・良性脳腫瘍、重症頭部外傷、小児脳神経外科、機能的疾患まで幅広く対応出来る体制を整えております。

 くも膜下出血の原因となる脳動脈瘤に対しては、開頭術と血管内手術の双方を使い分け治療適応の拡大と良好な治療成績を得ております。虚血性脳血管障害に対しては、アルテプラーゼ静注や血管内治療による急性期再開通療法を神経内科と共同して行っております。脳卒中の発症や再発を防止するため頸動脈ステント留置術や頭蓋外内バイパス術も積極的に行っております。脳卒中は、高血圧、糖尿病、心臓病などを合併した全身病であるため、内科、循環器内科などの専門医師とともに協力して診療を行っております。

 脳腫瘍、特に悪性神経膠腫などの難治性脳腫瘍に対しては、手術摘出に加え放射線療法や化学療法を併用した集学的治療を行うことで、患者さんに有意義な生活を送って頂けるよう努めております。

 各種生理モニタリング・術中蛍光血管撮影・手術ナビゲーション装置などの手術支援機器を駆使した顕微鏡手術、神経内視鏡を用いた脳室内手術、間脳下垂体疾患に対する経鼻的手術により、脳に優しく安全正確な治療を目指しております。

 転移性脳腫瘍をはじめとした各種脳腫瘍・脳動静脈奇形・機能的疾患などを対象に重要な役割を担ってきた定位的放射線治療は、この度最新鋭のガンマナイフ装置に更新され、迅速かつ正確に治療できるほか従来より大きな病変への対応も可能となり患者さんへの貢献が期待されます。

 高齢化に伴い罹患が増している「正常圧水頭症」に対するシャント手術にも積極的に取り組んでおります。「脳脊髄液減少症・漏出症」に対しては適応を精査の上、硬膜外自家血注入療法を行っております。

 地域医療連携の推進には力を入れたいと考えております。当院とかかりつけ医あるいは紹介を頂いた病院とが連携を図り、患者様についての情報を共有し、患者さんが最善の医療を受けられるよう努力して参ります。

 治療方針につきましては、当方から医療情報を提示し、患者様およびご家族の皆様のご意見を伺い決定いたします。安心して治療を受けて頂くためには、十分な対話が大切と考えております。ご質問、疑問点などございましたらご遠慮なくお尋ね下さい。

基本方針

当科では、消化器からヘルニア、痔疾患まで、多様な疾患を治療対象にしております。高度に進行した悪性疾患(がん)、早期のがん、良性疾患が含まれますが、それぞれの病態にあわせた最適の治療方針を選択しております。高度に進行したがんでは、化学療法、放射線を併用した集学的治療を行い、必要な際は他臓器合併切除や血管合併切除を併施して根治切除を目指しています。また、がんの進行度にあわせて、機能温存手術やより侵襲の少ない鏡視下手術がおこなわれます。治療成績(がんの場合5年生存率など)の向上はもちろんですが、特に患者さんの術後QOLを重視して、鏡視下手術、機能温存手術を積極的に取り入れております。最近は鏡視下手術にロボットの機能を組み合わせて発展させた「ロボット支援下手術」も行われる様になりました。内視鏡カメラとアームを挿入し、術者が3Dモニターをみながら遠隔操作で装置を動かし、その手の動きがコンピュータを通してロボットに忠実に伝わり、手術器具が連動して手術を行うものです。胃がんで開始して、現在は食道がん、直腸がんにも適用を拡げています。鏡視下手術の難度が比較的高い肝胆膵領域においても、腹腔鏡下の肝切除を積極的に行っており、膵切除にも導入を行っています。

当科では、治療の際のインフォームド・コンセント(治療を始めるにあたり、私達が考えておりますことをお話しします。疾患を有する患者さんに全てをお話しし、御自身の病状を御理解いただき、そのうえで治療を始めます。)を最重要視しております。高度進行癌もできるだけ患者さんおよびご家族の要望に添ったような治療法を選んでいただいています。

がんの治療方法は発生した臓器によって大きく異なっており、それぞれの分野で日々研究がおこなわれ、進歩しております。当科では、その進歩に対応できるように、各医師は、専門とするがんの領域をもち、また当科での治療成績を全国の学会などで報告し、評価をうけております。

最近は御高齢の患者さんが増加しており、いろいろな合併症をお持ちのこともありますが、他の診療科と密接に連携し、総合的な治療をすすめております。

また悪性腫瘍に伴う身体的な苦痛や精神的な苦痛に対しては、緩和ケア部門や心療内科・精神科と連携の上、終末期に限らず生活の質の向上を目指して苦痛を取り除くよう進めてまいります。
なお、術後は安定した時点で紹介元の診療所に継続診療紹介(逆紹介)させていただくことを原則としていますが、再検査が必要な場合など、いつでも再紹介には広く扉を開けております。セカンドオピニオンに関してもお気軽に主治医にお尋ねください。

基本方針

平成22年(2010年)4月の総合周産期母子医療センター開設以来、山形大学病院・山形済生病院・鶴岡市立荘内病院と協力しながら山形県の周産期医療の向上に取り組んでいます。当センターでは、24時間、山形県内全域にとどまらず、時には他県からの新生児搬送(新生児内科)および母体搬送(産婦人科)も受け入れています。
当センターの新生児部門では、人工呼吸管理をはじめとした集中治療を行う新生児集中治療室(NCIU)を9床、中等症およびNICUでの治療が終了した児を対象とした新生児成育治療室(GCU)を18床有しています。
入院した児の後遺症なき救命はもちろん、児とご家族の絆を大切にした医療を提供しています。

基本方針

当科は山形県及び山形市の中核病院の小児科です。小児の各種疾患の診断治療、小児救急医療、小児保健活動などを幅広く行っております。小児救急医療は、救命救急センターが365日24時間体制で対応しており、初期対応は当直医か救急医ですが、小児科医が必要時には随時対応しています。山形大学医学部小児科、宮城県立こども病院などと協力して各医師の専門分野のレベルアップを図り、小児医療の質の向上に努めています。総合病院としての強みを生かし、手術が必要な場合は、小児外科、耳鼻科、眼科、形成外科、脳神経外科などとの協力体制も整っています。また当院は臨床研修指定病院となっており、毎年14~16名ずつの初期研修医を指導し、1~3名の小児科専門研修医を育てています。

基本方針

循環器内科では心臓血管疾患を中心とした内科的な診療を行っております。
県民の健康と生命を支える地域の基幹病院としての県立中央病院の診療科の一つとしての役割を果たしてまいります。循環器疾患は急激に発症する場合が多く、また発症後早期に生命にかかわる事態となる場合も少なくなく、迅速な対応が求められる領域です。スムーズな救急患者さんの受け入れ、的確な診断と治療、地域の先生方と連携した診療を心がけてまいります。


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