地域医療部について
地域医療部では、患者さんに安心と信頼のできるより良い医療を受けていただくために、大きく分けて二つのことを目的に業務を行っています。
一つ目は、地域の医療機関との連携を図り医療の機能分化や専門化等を推進すること。
二つ目は、医療情報などを提供することです。
地域の医療機関との連携
わが国の医療政策として、「かかりつけ医」と「病院」の役割分担を明確にしようとする医療改革が進められています。
当病院では、かかりつけ医(地域の診療所・医院)に受診されている患者さんが、必要に応じて検査や診療のために、かかりつけ医の『ご紹介状』をお持ちいただくと優先的に診察しております。治療後、病状が安定された患者さんは「かかりつけ医」へご紹介いたします。
また、当病院に通院している患者さんで病状が安定した方については、お近くの診療所や医院にご紹介させて頂いております。
このように、「当病院」と「かかりつけ医」とが医療の連携を図り、一人の患者さんについての情報を共有化し、患者さんにとって最善の医療サービスが受けられるように役割を分担しております。これによって、当病院の専門的で特殊な医療や救急医療を受ける機会をより多くの県民の皆様に確保するようにしています。
当病院では、上記の病診連携を推進するために協力医制度を創設し、協力医の先生方とは研修会の実施、高度医療機器の共同利用も実施しています。平成28年5月には、「地域医療支援病院」の承認を受けました。
「当病院」と「かかりつけ医」の役割機能についての一口メモ
『山形県立中央病院』
- 県民の健康と生命を支える安心と信頼の医療提供を理念としています。
- 専門的で特殊な救急医療を重点的に担っています。
『かかりつけ医(ホームドクター)』
- 医学全般の広い知識を持ち、健康管理から普段の病気の治療、精神的なケアも担当します。
- かかりつけ医を持つことは大切なことです。
紹介患者さんの受診に関するしくみ
各種資料
FAX診察申込書(医療機関のみ使用)[PDF形式]
FAX診察申込書(医療機関のみ使用)[ワード形式]
村山地域医療情報ネットワーク(べにばなネット)について
【べにばなネットとは】
村山地域医療情報ネットワーク(通称:べにばなネット)は、複数の医療機関で、患者さんの同意のもと、ICT(情報通信技術)を活用し、診療情報を共有する村山地域のネットワークのことです。このネットワークを構築することにより、病院、かかりつけ医が一体となって、切れ目のない医療サービスを提供することができます。
なお、将来的には、「かかりつけ医」から「高度医療」まで、「医療」から「介護」までを切れ目なく結び付け、質の高い医療提供体制を目指すとともに、健康で安心して暮らすことができる社会=地域包括ケアシステムの実現を目指したネットワークシステムです。
詳しくは、村山地域医療情報ネットワーク協議会事務局(村山保健所内)のホームページを
ご覧ください。
> 村山地域医療情報ネットワーク協議会事務局