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救急科ローテ

[ 2021.11.18 ] [ 研修医の日々の様子 ]

こんにちは, 研修医のH.Yです.長らくブログをストップさせてしまっていたようで大変申しわけありません.

研修が始まってから半年が過ぎ, まだまだ至らない点が多いものの, 開始当初よりはできることが増えてきたように感じています.

私は今月より, 救急科ローテに入りました.当院は山形県村山地区の中核病院ということもあり, 軽傷から重症まで, 日々多くの患者さんが救急車やドクターヘリで来院します.
今月に入ってから救急外来が露骨に忙しくなったという噂もありますが, 大変ながらも充実した研修生活を送らせていただいております.
当院の救急科ローテは2ヶ月間あり, 2ヶ月目にはドクターヘリに搭乗するチャンスもありますよ(学生さんへの露骨なアッピール)

救急科といえばコードブルーという名ドラマがありますが, 私が救急科と聞いて最初に思い浮かべるのは「ER 緊急救命室」という海外ドラマです.
このドラマ, 金言や名シーンの宝庫であり, 例をあげればキリがないのですが, 中でも印象に残っているのが, 主人公カーターと指導医グリーン先生のやりとりです.

病院実習に訪れた医学生の相手を任されたカーター. カーターは救急科の魅力を伝えようと頑張りますが, 学生達は退屈してしまい, 外科の手術見学に行ってしまいます.
落胆し, グリーン先生に愚痴をこぼすカーター. 学生達を満足させられなかったのは, 「仕事に対する情熱」を通して彼らに感銘を与えることができなかったせいだと主張します.そこでグリーン先生が言います.

「君は毎日ここへ来て, 良い仕事をする時も失敗する時もある.でも毎日務めを果たすんだ.そしていつの日か振り返る.そうだね, 10年後としよう.その時に大事なのは, してきたことの積み重ねだ.情熱じゃない.」

私自身, 今日の自分は良かったなとか, 今日は全然駄目だったなとか思う日もあります.やる気に満ちている日, なんだか働きたくない日もあります.
しかしそういったコンディションに左右されず, 目の前の仕事を日々淡々とこなしていくことに集中していれば, その経験が10年後に自分の背中を押し, 誰かに感銘を与える日が来るのかもしれない…なんて最近は妄想しながら働いています.
やる気のある日もない日も, 粛々と務めを果たしていきたいですね.

はい, どうでも良い話を長々と失礼いたしました. 次の人, お願いします.

載せる写真も思いつかないので, 数ヶ月前に作った夏野菜カレーの写真でものっけておきます.最近急に寒くなりましたね.秋なんてものはなかった, いいね?

夏野菜のカレー