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動物を用いた消化器外科手術トレーニング

[ 2014.09.24 ] [ 研修医の日々の様子 ]

こんにちは。初期研修医のK.Tです。
研修の合間を縫って参加して参りました。土曜日に1日かけて行われた手術トレーニング。
会場は東北大学病院先端医療技術トレーニングセンターです。

このトレーニング、参加者募集自体は早くから開始していたのですが、定員が4名と少なく、先着順で決定していたのですぐに埋まってしまったとのこと。それでも当院から参加したのが4名中3名と過半数でした。

事前説明オリエンテーションから始まり、実験動物倫理福祉や、今回お世話になる動物の飼育状況などの講義を受けてから、自動縫合器のしくみについてランチョンセミナーが開かれました。シリコンで作られた胃の立体モデルを用いて、使い心地を実感したり、針の形状の違いなどを観察できました。
ちなみに胃の立体モデルを持ち帰った研修医がおりますので、気になったら見学の際にでも見せてもらってください。

その後行われたトレーニングでは、一人の参加者に一人の先生が付いてくださり、かなり濃密な時間を過ごしました。開腹操作はもちろん、基本的な血管処理、自動吻合器を用いた腸管切除・吻合、吻合器を用いない腸管吻合、それらの手技を用いて脾臓摘出や胃部分切除を行ったりしました。
トレーニング風景

実臨床ではなかなか丁寧に教わる機会がなかったり、成書を見ても分かりにくい手技のコツなどを見て聞いて感じながら練習することができるのは得難い貴重な経験でした。
トレーニング風景

最後に参加者と先生方で記念撮影。
修了

こうしたトレーニングや勉強会のお知らせも、研修医医局に掲示されて随時更新されていきます。
忙しい研修生活でも、こうした刺激をもらえる機会にあふれていますよ!

ぜひ一度見学に来てみてください、お待ちしています。