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地域医療の日々

[ 2015.09.28 ] [ 研修内容の報告, 研修医の日々の様子 ]

こんにちは!研修医二年目のK.Sです。
現在わたしは地域医療実習で西川町立病院に実習に来ています。同時期に三人研修医が地域医療に出るのですが、一人が八幡、一人が白鷹、私が西川にお世話になっております。
ほかの二人は宿泊して通うような遠い場所なのですが、私だけは家から毎日車で片道30分かけて通勤の日々です。普段が官舎から徒歩5分なのでなんだか新鮮です。

西川町

病院から撮影した風景です。きれいな景色に囲まれた山あいの病院です。
常勤医は4人、入院ベット40床の病院です。県中で研修していると、各科に分かれて専門の先生がそれぞれの業務をこなす…というのが常ですが、ここではたいていのことを自分一人でこなさなければなりません。内科もみれば(手術はしていませんが)外科も診ますし、まさに地域医療を支えている場所なのだなあと常々感じます。

往診かばん他にも病院から離れて往診したり、山を越えた先にある診療所で出張診察したりしています。

往診カバンです。格好良いですね。気分はブラックジャック。中身は研修医。

西川町立病院から車で30分ほどの、月山の麓に大井沢村という村があります。
現在常勤医がおらず、村にある診療所に西川町立病院から定期的に出張診療に訪れているのですが、昔そこに地域医療に生涯を捧げた志田周子という女医がいらしたそうです。歌人としても活動され歌碑が小学校に残っていたりします。

 

このたび志田周子さんの人生が映画になったそうですので、興味を持たれた方はぜひ。

「いしゃ先生」
http://ishasensei.com/index.html