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ジャックといえば・・・

[ 2015.10.07 ] [ 研修内容の報告, 研修医の日々の様子 ]

ジャックといえば、真っ先にウイスキーのJACK DANIELSが浮かぶのはぼくだけでしょうか?
女子向けの正解は、THE NIGHTMARE BEFORE CHRISTMASで同じみのジャックとか PIRATES OF CARIBBEANでおなじみのジャック・スパロウですかね?
いやいや、医者ならブラック・ジャックだろって?そういえば、ヤング・ブラック・ジャックがアニメ化しましたね!みないと!!!
…と、そんなくだらないことを思いながら、ブログジャックの記事を書いている研修医2年目M.S.です。
ご無沙汰しております。

『あいつ最近、県中でみないなとか、少し心がくじけたか?とかいやいや誰だか知らんわ』という人まで多数いることと思いますが、9月は地域医療という名のもと白鷹町立病院で研修をさせていただいていました。

白鷹町立病院

白鷹町立病院では、外科に所属させていただき外来での火傷や創処置をして、入院患者さんの回診をして、午後は急患当番をしたり訪問診療をしたりと過ごしていました。医学生の時に(1年生の時かな?)に特別養護老人ホームに行って一緒にレクリエーションをしたりしたことを思い出しましたけど、student doctor(医学部5、6年生のこと)や研修医になってからはそういった施設へ行く機会が全くと言っていいほどなかったので新鮮でした。写真は施設で最高齢のご婦人(なんと僕の年の約4倍!)で、趣味は編み物と、まだ若いと自負している僕より手先が器用でたまげました。
当初は予定していた写真ではなく、メンターのDr.Fともご一緒の写真を掲載したく変更しました。ご容赦ください。
地域医療にて
県中の患者さん(看護師さんも?)は山形弁で話されることが多いので、コミュニケーションに苦しむことも少なくないですが、少しだけ僕も簡単なものだけですが山形弁を理解できるようになりました。ちなみにわたくし、東京出身のメトロポリタンボーイなのです!笑
たまに自分の口から『ごしゃがれる』とか『うるがす』とかいった言葉が出ると自分でもびっくりしますが、患者さんはなんともない顔で平然と相槌してくれます。
馬鹿になど決してしていないのですが、山形では『そうなんですか』を丁寧かつ尊敬語の山形弁で『んだかす』という方がいらっしゃいます。自分はこれが苦手です。
苦手というのは、なんだかヤッターマンのドクロベエが『お仕置きだべ~』といっている感覚のような感じで笑みがたまにこぼれてしまいそうになって必死で我慢しているのです。山形のnaitiveの方々、本当にスイマセン。心から決して馬鹿にしているわけではありません。皆さんは↓の言葉当たり前ですか?
そんなこんなで、言葉をはじめ医学などに関して上級医の先生はもちろん、看護師さんや患者さんにおしえていただくことばかりです。
※下記の写真は、宣伝ではありません。参照:https://store.line.me/stickershop/product/1068698/ja
山形弁スタンプ
それから秋は、なんたらの秋ということで運動と食欲を強化月間にしている今日この頃です。読書も・・・
2年前からジョギングを趣味にして、去年は第2回まるごとマラソンでハーフマラソンデビューして、今年は第30回田沢湖マラソンでフルマラソンデビューして完走しました。我ながら呆れます。もっと勉強しろと。
ですが、働いてから運動するのが生甲斐になってストレス発散になっています。なので目をつぶって許していただけるとありがたいです。
田沢湖マラソン

田沢湖マラソン

 

もちろん、図書室の癒しのお姉さんもほら! 完走しています! さすがですねー笑

気付けば9月の月間ランニング距離は約230kmで余裕で200kmを越していました。笑
今月の反省としては、当直明けに22.3km白鷹をジョギングで一周したら、嘔吐が止まらず耐え難い腹痛も生じて、代謝性アシドーシスかなと思って頻呼吸を繰り返したら、呼吸性アルカローシスになって手足のしびれが生じたことです。そのあとは、脱水の補正をしてもらいに病院に行くかまじめに悩んだ末にアクエリアスをがぶがぶ飲んで寝て翌日目を覚ますことができて、すごくほっとしたことを覚えています。無理はキ・ン・モ・ツということでしょうね!もうこんなことはしません…

白鷹
白鷹町立病院での最終日は晴天で、屋上での朝日連峰の山々がとても美しかったです。これから紅葉したらどんどんきれいになって、雪がつもるとまた別世界のような光景になるのだろうなと眺めていました。
白鷹の山並み
それと、白鷹は和菓子のお店が多くて金つば、もなか、まんじゅうなど沢山ありましたがその中でもやまり菓子舗の栗蒸しようかんは格別の味でした。これまで食べてきたどんなようかんも全く及ばない味です。栗が缶詰みたいな煮甘栗ではなく炊き込みご飯の栗みたいな感じで新鮮です。後日一人で、遅い時間に言ったら6代目店主と話させていただいて、元プロ野球選手の監督(名前忘れた…)が絶賛して羊羹はこれしか食べないと言わしめたほどのものだとか。今では外国からの注文もあるそうです。おまけにおまんじゅうをサービスで3個もいただいてしまいました。この時期限定で売っていて、数も100個限定と限られていて値段もなかなか高価なので、入手するのは難しいですがネットでも買えるようなので、是非ご賞味あれ!
参照:http://www.yamari-kashiho.jp/products/kurimushi/
栗ようかん
研修も残り6か月しかないことにびっくりしながら、まだまだ研修して学ばないといけないことばかりで焦るときもあります。たかが6か月、されど6か月、モチベーションを高め適宜休んでいきたいと思います。
つらつらとどんどん書いてしまうので、そろそろ僕の番は終わりです。
これから寒くなりますので皆さんお体に気を付けて、急患として僕とばったりお会いしないように気を付けてください。