山形県立中央病院のページトップへ移動する

[ 2017.08.21 ] [ 研修医の日々の様子 ]

朝夕に微かに秋の気配を感じるようになってまいりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。初めてのブログになります、研修医のHです。夏休みということもあり、学生の皆さんがたくさん病院見学に来てくださり、研修医一同、大変嬉しく思っております。

現在、私は外科の上部消化管チームで研修させていただいておりますが、徐々に自分でできることが増え、忙しくも楽しい毎日を過ごしています。そんな外科研修については次回以降の担当にお任せして、今回は857日に行われた花笠祭りの様子についてご紹介したいと思います。

花笠祭りとは、山形県の花である紅花をあしらった笠を手にし、色鮮やかな衣装をまとった踊り手が山形市のメインストリート練り歩くお祭りです。県内外から多くの観光客が訪れ、東北四大まつり(他の3つは仙台七夕、青森ねぶた、秋田竿燈)1つとして知られています。

毎年、県立中央病院では1年目の研修医が花笠同好会の一員としてパレードに参加しており、今年も1年目16人で参加してきました。山形県出身者の中には踊れる人もいるようですが、県外勢は全く踊れないため、4回の練習会で講師の先生が一から指導してくださいます。宮城県出身のわたしもほぼマンツーマンで教えていただき、なんとか踊れるようになりました。

当日は業務を早めに終わらせて準備をし、出発する前に病院1階の外来廊下を2周ほど練り歩いて患者さんにお披露目をしました。手拍子をしながら楽しそうに観てくださる方々が多く、花笠祭りが山形の人にとって大きな行事であることを感じました。今年からパレードがスピードアップしたというニュースがあったように、本番は前について行くのが大変でしたが、無事に踊りきることができました!沿道からたくさんの声援をもらい、お祭りの雰囲気を存分に味わうことができたので、忙しい研修の良い息抜きになりました。

花笠祭り

このように県立中央病院では時に忙しく、時に楽しく、メリハリのある研修医生活を送ることができます。
まだ見学に来られていない皆さんもぜひ1度見学しに来てみてください!

[ 2017.08.14 ] [ 研修内容の報告, 研修医の日々の様子 ]

皆さんこんにちは。現在小児科で研修させていただいている1年目研修医のM.Sです。これを書いている時点でまだ2日間終えたばかりなのですが、病棟の子供たちのパワーに圧倒され、元気になって見せてくれる笑顔の可愛さに癒されています。1人でも多くの子供たちが元気にお家に帰る姿を見られるように、1ヶ月勉強しながら頑張っていきたいです。

さて、私は先週まで1ヶ月呼吸器外科をローテートしていたのですが、そこで学会発表の機会をいただき、つい先日市内で行われた学会で発表してきました。時間でいうと5分間という短い時間だったのですが、その準備のためにはそれなりに長い時間がかかりました。症例の詳しい情報を集め、抄録を書き、疾患についての知識を勉強し、関連する英語論文を読み、パワーポイントや原稿を作り、それを先生方に何度も見ていただきました。先生方には、疾患などの知識や抄録の書き方などに加え、人に物事を伝えるためのパワーポイントの作り方のコツなど、医学的知識以外にも将来必ず役に立つであろうことをたくさん教えていただきました。学会発表は、医師として働いていくうちには誰しもが必ずと言ってもいいほど通る道だと思いますが、それを1年目のこの時期に、先生方の丁寧なご指導のもとに経験できたことは大変貴重な経験になりました。当院には、学会発表に挑戦させていただける科が呼吸器外科以外にもいくつもあります。皆さんも、ぜひ初期研修医のうちに挑戦してみてはいかがでしょうか。

写真は、前述の話には全然関係ない1年目お揃いスクラブの写真です。きてけろくん(山形県観光PRキャラクター)をお借りし、皆の左袖にいます。可愛くてお気に入りです♪

スクラブ

8月に入り、6年生のマッチングが本格化してきていますね。ぜひ一緒に研修しましょう!5年生以下の方々は、ぜひ1度見学に来てみてくださいね。皆さん夏バテには気を付けてお過ごしください!

[ 2017.08.02 ] [ 研修医からのお知らせ ]

こんにちは、1年目研修医のY.Cです。最近は暑い日が続いていますが、皆さん体調はいかがでしょうか。暑さに弱い私は日ごとに弱っている気がします・・・

さて、今回のテーマはマッチングについてです。(真面目に書けとのお達しを受けたので真剣に書きます)今の時期は6年生の皆さんは履歴書を送り面接の準備の作業の真っ最中でしょうか。あの時期は精神的に疲れて大変だったなぁと記憶が蘇ります。マッチングに関しては現役の学生の皆さんのほうが詳しいでしょうから、私は自分がマッチングを通して感じたことを書いていこうと思います。

研修病院を選ぶにあたって、みなさんいろいろと考えていることと思います。私もどこで研修をすればよいのか大いに悩みました。将来進みたい科、やりたいこと、住みたい場所etc…。求めるものは人それぞれですし、求めるレベルも違うと思います。このマッチングの時期はそういう意味で自分が今後何を大切にしていくか考え直すいい機会だと感じました。そんな中で私が研修病院を選ぶうえで、上にあげたもの以外で大切にしたのは、研修医の先輩方の雰囲気でした。特に1つ上の先輩方は就職してから一番に質問がしやすく、頼りになる存在です。その先輩方が生き生きと研修を行っている姿や、当時学生だった私に丁寧に指導してくださる姿が大変輝いて見え、私も先輩方のように研修がしたいと思ったことが私の選択に大きな影響を与えています。

そして研修医になった今、私も1つ上の先輩方のように学生の皆さんに生き生きと研修する姿を見せるべく頑張っています。それはきっと、私以外の同期も同じはずです。ぜひとも学生の皆さんは一度当院に見学に来てみてください。当院での研修の魅力や楽しさを精一杯伝えてみせますよ!!

ドクヘリ

写真は現在研修している救急科で大活躍のドクターヘリです。あと、青空がきれいですね。救急科研修中はこのヘリに乗れるチャンスがあります。これもまた、当院での研修の魅力の一つかなぁなんて思います。

皆さんの見学をお待ちしています!!

[ 2017.07.25 ] [ 研修内容の報告, 研修医の日々の様子 ]

皆さんこんにちは、一年目研修医のT.Iです。2度目の投稿です。

今回は現在ローテートしている科の様子と最近の生活について書きます。

現在私は循環器内科で研修しています。循環器内科の研修は午前中に心エコー検査、週に1回EPSが行われる日があるので担当患者さんが検査及び治療となる場合は指導医と一緒に術野に入ります。エコー検査は救急外来でも必須の技術です。自分で一通り患者さんの検査を行い、わからないことやエコー所見に自信がないときは先生方に指導を仰ぎ、検査中またはその後にフィードバックを頂きます。はじめは教科書にあるようなきれいな像が出せずに四苦八苦していましたが、最近は患者さんの体格に合わせてどの角度でプローブを当てればよいか少しずつ分かってきました。エコー装置の操作にも慣れてきたため、救外で心疾患の疑いがある方が来院した際は積極的にエコー検査を行っていきたいです。
午後は心臓カテーテル検査、PCIがあります。スワンガンツカテーテルは1年目研修医にもさせてもらえるので、緊張しますが指導医や後期研修医の先生に指導いただきながら頑張って技術の習得に励んでいます。

写真はACLS受講後の同期のT先生とS先生です。県中の初期研修医は三回に分けてACLSを受講します。こちらも救命に必要な知識・技術なので早めに習得しようと思い、先週末に同期の6人と一緒に受講してきました。2日間長時間にわたってCPRを行ったため翌日は疲労もありましたが、早いうちにACLSを習得できて個人的にはとてもよかったです。習得した内容を今後の研修に生かしていきたいと思います。

ACLS

さて、話は変わりますが、研修が忙しくなってくると運動不足になることはよくあることだと思います。医療人は体力がないとやっていけない、ということで県中にもフットサルやテニスなど、水面下でいろいろな「部活」が存在しているらしいです。私も同期のみんなと業務が終わった後に病院の近くをジョギングしていい汗を流しています。研修医同士だけでなく、上級医の先生方とも仲がいいのは県中の特徴の一つだと思います。

6年生の皆さんはもうすぐマッチング本番ですね。最近気温が上がって夏本番といった天候になってきていますが、体調を崩さないようにお気を付けください。研修医一同、マッチング試験前も見学・実習お待ちしています。

[ 2017.07.18 ] [ 研修内容の報告 ]

こんにちは。研修医1年目のYです。アジサイが少しずつ花を開いてきているなと思っていたらいつの間にか梅雨入りしていたようですね。皆さんどのようにお過ごしでしょうか。マッチングの参加登録が始まり、そのための準備に頭を悩ましているのでしょうか。迷っている方は是非、当院を見学して研修の雰囲気を感じていって下さい。

さて 今回はJPTEC(Japan Prehospital Trauma Evaluation and Care)が当院で開催されたため、それに参加してきたことについて書かせていただきます。
これまでの外傷に関する研究から、容態の悪化を防ぐための救護法が適切に施されなかったために起こる防ぎ得る外傷死をできるだけ減らすためにJPTECが生まれました。簡単に言ってしまえば、外傷直後~病院に搬送するまでを病態を悪化させないような処置をした上で、いかに円滑に連携して医師にバトンを渡すかを目的としたプログラムです。救急救命士の方々向けとも言えますね。医師が受ける必要があるのかと疑問を持つ方もいらっしゃるでしょうが、救急救命士さん達が行う処置や使う用語、他のメンバーとの連携の取り方など医師の観点からも学ぶべき内容が盛りだくさんでした。私は働き始めてすぐに事故の現場に居合わせることになり、何をすれば良いのかわからず忸怩たる思いをしました。当時はそばに指示をくれる方がいたため、パニックになるのは避けられましたが、自分一人しかいなかった場合は、医療従事者としてその責任を果たせたかどうかぞっとしますね。いつ何時、事故に遭遇するかは分かりませんからJPTECを学ぶことの意義は十分にあると思います。研修医生活は 全く新しい知識や技術を学び続ける時期であり かなり忙しく感じるかもしれませんが、研修が終わってしまえばあまり自分の進む専門科以外にかまける余裕がなくなってしまいます。研修期間に学べるものは全て学ぶつもりで 積極的に講座やプログラムに参加することをおすすめします。

JPTEC

さて今回はこの辺で失礼します。マッチングに向けて体調を崩さないようお気をつけ下さい。

 

[ 2017.07.10 ] [ 研修医の日々の様子 ]

皆さんこんにちは!最近暑くなってきましたね。県立中央病院の研修医室はエアコンがつくようになって逆に寒くなってきました。私は6月まで循環器内科で研修させていただいているK.T.と申します。

研修も2ヶ月以上経ってきて、少しずつ仕事に慣れてきたことを実感できるようになってきました。しかしながらまだまだわからないことがたくさんあるのが現状です。そのようなときの最初の相談相手は2年目の研修医の先生方ですが、ローテーションの関係で一緒に同じ科を回っているのが1年目しかいないなんてこともあります。そのような場面で何かわからないことがでてきたらどうしましょうか?自分で調べると時間がかかりそうだし、指導医の先生にはちょっと聞きづらいし…。なんてときに頼りになる方をご紹介します。

各科では初期研修を終えて専門の道へと進み始めたばかりの先生がいらっしゃることがあります。自分がついている指導医の先生よりも私たちに年齢が近い分、様々なことを気軽に聞くことができる非常に頼りになる存在です。写真は昨年まで山形県立中央病院で初期研修をしており、現在当院の循環器内科にいらっしゃるK先生に心カテの画像を教えていただいているところです。このように、さまざまなことを一から丁寧に教えてくださる先生方がたくさんいらっしゃるのが山形県立中央病院の魅力の1つかな、と思います。是非みなさんも一度といわず何度でも見学、実習に来てください。お待ちしています!

指導

[ 2017.07.04 ] [ 研修医の日々の様子 ]

みなさんこんにちは。現在小児科で研修させていただいている1年目のR.Uです。今日も小児科病棟の子供たちが元気になって退院していく姿をみて、癒されています。大きく手を振って帰っていく姿がとっても可愛いので、思わず笑顔になってしまいます。ですが、笑ってばかりはいられません。ぷくぷくでむちむちな可愛らしい手から採血するのに必死な毎日です。小児科での研修が始まってから2週間経ちますが、まだまだ慣れません。日々精進です。2週間後にはもう少し上手になるぞ。

ところで、今日は研修医の写真撮影がありました。毎年ヘリポートで撮影するのですが、今年は病院近くの芝の上…。しかも曇り空…。ドクターヘリは見えませんが、これはこれでいい写真になりそうです。実際の写真は県立中央病院図書室のFacebookをみてくださいね。

集合写真

研修医になってからもうすぐ3ヶ月経ちますが、みんなで励ましあって毎日頑張っています。同期がいてよかった〜。県立中央病院は同期が16人で、県内では一番多いと思います。私も学生のときは多すぎるのではないかと思っていましたが、全くそんなことはありません。みんなそれぞれ得意分野があって、相談できるのでとても心強いし、一人一人様々な診療科で研修していても、16人いれば一人くらいは研修医室で顔を合わせる相手がいるので楽しいです。今は丁度いい人数だと思っています。見学や実習で当院に来られた際は、ぜひ研修医室も見に来てもらって、研修医の生活を想像して頂けたら嬉しいです。

[ 2017.06.19 ] [ 研修医の日々の様子 ]

こんにちは。研修医のK.Oです。6月になって、大学によってはそろそろ卒業試験も始まる頃ですね。六年生は勉強、実習、部活と忙しいと思いますが頑張ってください。

私はいま呼吸器内科をローテートしています。患者さんも多く、一人一人を把握するだけでも苦労していますが、先生方は研修医にもわかるように教えてくださり、またできることはどんどんやらせてくださるのでとても勉強になります。まだまだ実力不足ですが頑張って上級医の先生方についていきたいと思っています!

リクエストがあったので、今回は宿舎の話をしようと思います。宿舎には新官舎と旧官舎の2つがあり、私は旧官舎の方に住んでいます。両方とも家賃は格安です。旧といっても平成13年築で古いわけではなく、とても綺麗で住みよいです。そして何より旧官舎は2LDKと圧倒的広さが魅力です。ちなみに新官舎は新しさが売りだそうです。もちろんですが新官舎も十分広いですよ!
また新官舎脇には研修医集会室というみんなで集まって話し合い飲み会をできる共有スペースがありオススメです。写真は旧官舎から見た新官舎と病院です。また南出羽駅も部屋から徒歩二、三分もかからずに着くため、電車だと山形駅前まで15分程で着いてしまいます。飲み会も便利ですね。

宿舎

見学や実習でいらっしゃった方は時間があるときにぜひ県中の色んなところを見せてもらってください。おまちしています。

[ 2017.06.16 ] [ 研修内容の報告, 研修医の日々の様子 ]

皆さん初めまして。研修医1年目のYKと申します。

早いもので仕事が始まってから2か月、オリエンテーションを除外するとしても病棟で働き始めてから1月半が経とうとしています。数回の当直も終え、まだまだ至らないところが多いと痛感しながら、日々上の先生方にご指導いただきながら勉強させていただく毎日を過ごしております。

研修医になってから、大学では学ぶ機会の少ない手技の部分での重要性を改めて認識しました。エコーや採血など、先生方が普通に行われていることも、実際にやると難しく練習が必要だと思うことは多々あります。そういった手技などの経験が必要な部分も、コメディカルの方々が研修医に指導してくださる機会を設けていただけるので、率先してそういう機会に参加し、手技の経験を多く積み、勉強していこうと思います。

他にも研修医向けの講義など、研修医に対する指導の機会は多いので、見学の際は一度参加してみると、研修医がどのような生活をしているのか知るきっかけになるのではないかと思います。

エコー研修

[ 2017.06.07 ] [ 研修内容の報告, 研修医の日々の様子 ]

こんにちは。梅雨が近づき、じめじめしてきた今日この頃、みなさんはどうお過ごしですか?研修医1年目のD.Cと申します。

図書室今、私は泌尿器科で研修させていただいてます。国家試験は合格したとはいえ、医者としては何もできない自分でしたが、先生方はとても優しく、丁寧なご指導をいただけました。そのおかげで採血や点滴、エコーなど色々なことが少しずつできるようになっていきました。

最近、はじめての当直をさせていただきました。自分にこなせるのか不安でしたが、研修医2年目の先輩をはじめとして、各科の先生方のご指導のおかげでなんとか乗り切ることができました。それと同時に、自分の無力さをはっきり自覚できたので、少しでも役に立てるように日々勉強していこうと思います。

今回はこの辺で失礼します。季節の変わり目ですので、体調にはお気をつけください。ありがとうございました