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[ 2020.06.11 ] [ 研修内容の報告, 研修医の日々の様子 ]

初期研修医1年目のT・Mです。
新型コロナウイルスの感染収束の兆しが見えてきている現状で、当院におきましても減らしていた手術や検査件数も徐々に増えてきており、病院に活気が戻ってきたように感じます。
初期研修医の表情も明るくなるかと思いきや、任される仕事が増えて、当直も本格的に始まってきた中で、死んだ顔をしている1年目が多いです(笑)当直をするたびに2年目の先生は優秀でたくましいなぁと感じています。

さて、私は今志望科の一つである産婦人科を回らせていただいています。
新型コロナウイルスの影響で日頃に比べると手術件数は少ないですが、経膣分娩や帝王切開での経験を重ねることはできており、指導医の先生方にも手厚く指導していただいています。手術が少ない分、日中の空いた時間でキットを使って腹腔鏡下手術や縫合の練習をさせていただいています。
産婦人科の研修医には2〜3日に1回当番があり、お産があれば夜間や休日でもP H Sに電話がかかってきて、分娩室まで猛ダッシュします。分娩室まで5分で着いたとしても、お産が順調すぎてほぼ分娩が終わってしまっている事もあるため、スタートダッシュが肝心になります。
分娩室着いたときに妊婦さんより汗だくな事も度々ありますが、頑張って走ってきたんだなぁと思って許してください(笑)当番の日は常に気を張っていなければならないため、スリルとの戦いですが、非常に充実した日々を送っています。志望科を回っている事で将来の仕事をイメージしやすくはなっていますが、先生方の素晴らしい仕事ぶりと自分の出来なさを痛感しており、日々反省、日々勉強させていただいています。

縫合練習

話は変わりますが、学生さんの病院見学や実習も制限していた中で、なんとか当院の魅力を学生さんに伝えられないかと思い、zoomを使ったオンライン説明会を開催しました。各大学に募集をかけた結果、5月28日・29日の2日間で計46名の学生さんが参加してくださいました。
事前に集めた質問に回答しつつ、チャットで質問を募集して答えていくという形でしたが、学生の皆さんは楽しんで頂けたでしょうか?普段見られない2年目の先生の姿や、給料暴露などもあり、研修医側はとても盛り上がっていました。企画した身といたしましては想像以上の規模となり、大きなプレッシャーを感じながらの配信にはなりましたが、いろんな方が手伝ってくださったおかげで無事終えることができました。
6月からは学生の病院見学の受け入れを再開し、マッチングの日程も正式に決定しました。まだまだ知られていない当院の雰囲気や魅力というものを知ってもらい、来年以降一緒に働けることを楽しみにしています。これからはぜひ直接病院へ見学にいらしてください。

私事ですが、外出自粛中はウクレレの練習に勤しんでいました。去年の夏頃から始めた趣味ではありますが、苦戦しながらも少しずつ成長を感じ取る事ができ、充実した休日を過ごしていました。楽器というものは心を穏やかにさせてくれます。ウクレレは南国に連れて行ってくれます。国家試験の受験期もたまに弾く事で心の安寧を保てた気がします。心の荒みを感じた学生さんには是非おすすめです。


↑2年目研修医の方々 ソーシャルディスタンスを保っているアピールのようです。

1年次集合
↑1年目研修医。わからないことざんまいの日々です。

 

[ 2020.05.19 ] [ 研修内容の報告, 研修医の日々の様子 ]

初めまして、研修医1年目のA. J.です。これから研修医1年目が毎月ブログを書いていきます。よろしくお願いします。

さて、新型コロナウイルスが猛威を振るっている今日ですが、私たちにも大きな影響がありました。まず、私たち研修医1年目は15人いますが、関東から山形へ引っ越してきた研修医も含まれているので、何人かが自宅待機となり、全員が顔をそろえるのが遅れました。また、本来は最初の2週間でオリエンテーションや歓迎会が行われるのですが、例年とは異なり、オリエンテーションは縮小、歓迎会や飲み会はすべて中止となってしまいました。そんな中で戸惑いがありながらですが、なんとか1年間の研修ローテーションを決め、4月後半から研修が本格的に始まりました。

私は、現在消化器内科で研修させていただいています。新型コロナウイルスの影響を受け、入院患者の数はそれほど多くなく、検査も絞っている状況となっています。嘆いてもこの状況はすぐには変わらないので、一つ一つの症例からじっくり学ぶ良い機会とポジティブにとらえて、日々研修に勤しんでいます。学生の頃は内視鏡を実際に操作する機会はほとんどなかったのですが、模型に対して実際のスコープを挿入する機会が多くあり、素直に面白いと思い、非常に勉強になっています。

話は変わりますが、医学部6年生の方々は新型コロナウイルスの影響を受け、実習が中止になったり病院見学ができなかったりと難しい状況かと思います。そんな6年生に山形県立中央病院をアピールしたいと思います。山形県立中央病院は山形の医療の中心的役割を担い、多くの症例が集まってきます。そして、先生方の熱心な指導で日々成長できます。研修医講義や救急レビューなど、研修医の学びの場が多く確保されているのも非常に良いと思います。また、研修医は、出身大学が多彩で色々なバックグラウンドを持っています。自分も県外の大学出身ですが、他の大学出身の同期と切磋琢磨していける環境は非常に満足できるものだと感じています。是非、山形県立中央病院をマッチングの候補に考えてみてください(笑)。

5月のGW明けから研修医1年目の日当直が始まりました。2年目の先輩や各診療科の先生方、看護師さんにお世話になりながら頑張っていきます。

最後になりますが、研修医は毎朝検温して体温を記録しています。研修医室に体温計が準備されましたので、その写真をあげます(笑)。新型コロナウイルスがいつまで続くのか不透明な状況ではありますが、不要不急の外出を控え、自分にできることを日々積み重ねていきましょう!

体温検査

[ 2020.05.11 ] [ 研修内容の報告, 研修医の日々の様子 ]

こんにちは。二年目なりたて研修医のY・Kです。
先輩方が一人ひとり研修医室から去っていく後ろ姿や、空き机の数が増えていくのを寂しく眺めていた3月末…。そんな寂しさも束の間、とても元気な1年目の皆さんが研修医室に仲間入りしました!
このコロナ禍の中、卒業式の自粛、卒業旅行の自粛と、国家試験後の人生最後の夏休みを奪われた非常に不憫な代ですが、そんな中でも元気で明るい1年目のみなさん。1年前に先輩方からフレッシュだね~と言われていた我々の若々しさはどこへやら、今や我々が1年目の眩しさに目を細めてしまいます。いいね、いいね、夢と希望に満ちてるね。
こんなご時世なので、毎年恒例の1年目の歓迎ボーリング会も中止に。当院は研修医参加のイベントが多数(7月BBQ、8月花笠まつり、10月芋煮会、11月マラソンetc..)ありますが、どこまで例年通り決行できるでしょうか…。世の中が落ち着いたら、盛大に歓迎しましょうね。

写真はフレッシュ1年目のみなさん。
新1年次

時間外も遅くまで研修医室に残って勉学に勤しんでいます。
真剣な眼差し…
医局にて

からのニコッ(^^)
医局にて

苦楽を共にする仲間です。どうぞよろしくね。

ここからは研修医の当直について記載しようと思います。
基本的に当院の研修医の救急当直は月3~4回、主にwalk inと言って、救急外来に歩いていらっしゃった患者さんの診療を行います。二年目の秋頃から、救急車secondといって、救急車で来院した患者さんの診療に携わります。

はじめはWalk inのみと言っても侮ることなかれ、(山形の患者さんは辛抱強いのか?)心筋梗塞、脳梗塞、急性膵炎、汎発性腹膜炎etc. 時には転落外傷まで!なんでも来ます。(もちろん、咽頭炎や中耳炎、急性胃腸炎等common diseaseが多いですが)必要十分な検査で軽傷患者の中に紛れ込む重篤な疾患を見つける術をおのずと考えるようになるので、勉強になると思います。

基本的にwalk inは1年目と2年目が1人ずつの計2人で対応します。毎年1年目は4月に数回当直見学を行い、GW明けからもう1人別の2年目のバックアップがついた状態で当直がスタートします。私も去年の今頃に初当直を迎えました。はじめは毎回緊張と不安でバクバクしていましたが、先輩が「困ったら何でも聞いてね、困らなくても声かけてね」と優しく気遣ってくれ、なんとか1回1回こなすことができるようになっていきました。症候別の鑑別、診察後の患者さんのフォロー、上級医へのコンサルトの作法等々、何もかも教えていただき、また落ち込んだ時には励ましてくださった1個上の先輩方。当直翌日に私のカルテを印刷し、添削・コメントを記載して机の上においてくださる先輩もいらっしゃいました(進〇ゼミの赤ペン先生のようでした)。あの頼もしさ、あたたかさを目指して2年目の日々を送っています。

自粛期間のゴールデンウイーク、皆さんはいかが過ごされましたでしょうか。やはり外に出られないのは鬱々としてしまいますが、家の中、病院の中、教科書の中、色々なところに楽しみを見つけて過ごしていきたいですね。

それでは失礼します。

 

 

[ 2020.03.27 ] [ 研修内容の報告, 研修医の日々の様子 ]

こんにちは。研修医1年目のD.Sです。今年の山形は雪も降らず、冬がなかったように感じます。新型コロナウイルスの影響で、予定されていた歓送迎会はすべて中止となり、メリハリを欠いた生活を送っています。

今私は、糖尿病・内分泌科で研修させていただいています。糖尿病・内分泌科では、糖尿病の他、褐色細胞腫やCushing症候群、原発性アルドステロン症、腎血管性高血圧などの二次性高血圧の精査や加療を行っています。おいしい漬物がたくさんあり、ラーメンがおいしい山形では、高血圧の患者さんがたくさんいます。山形に限らず、日本人の3人に1人は高血圧と言われています。将来自分で降圧薬を使えるようにと、高血圧について一から教えていただき、今後自分で診療できるようにと考えながら勉強させていただいています。

今月は、コロナのせいで書くべきイベントがなくなってしまったので、県中のいいところを私なりに書きます。

まず、やっぱり、屋根があるところですね。あんまり屋根のある病院って少なくないですか?基本病院って四角じゃないですか?病院から実家が徒歩5分程のところにある私にとっては幼いころからここにあって、以前からこの病院なんとなく他の病院と雰囲気が違うなと思っていましたが、最近謎が解けました。屋根です。他の病院と一線を画すところだと思っています。

当院の外には、公園があります。芝生の広い公園で、川が流れ、橋があり、丘があり、池があり。いつもきれいに整えられていて、山形県はいいところにお金を使っているなと感じます。少年時代からよくランニングをしたり、遊びに来ていたものです。今でもたまにはランニングをしたり、球を蹴ったりして遊んでいます。気分転換に最適な公園です。

山形県立中央病院全景

先日、なかなかひどい頭痛があり、当院の救急外来を受診したところ、髄膜炎の可能性があるということで、恥ずかしながら入院としていただきました。神経内科の先生に腰椎穿刺をしていただき、無菌性髄膜炎と診断していただきました。入院中も頭痛にさいなまれてはいましたが、同期をはじめ見舞いにきてくれたみんなに笑われながら、窓から見える景色が素敵で、この病院いいなと感じておりました。自分のことではありますが、患者さんがいいなと思える病院って素敵だなと思います。

病室からの風景

他にもたくさんいいところはあります。もちろん研修自体、充実しており素敵ですが、それに関しては前の記事を参照ください。

だいぶ前からこの病院で働きたいと思っておりました私は、今ここで研修できていることが、とても幸せに思います。学生の方、ぜひこの素敵な環境で一緒に働きましょう!

皆さん手洗いうがいを忘れずに、コロナウイルスと戦いましょう!

[ 2019.12.27 ] [ 研修内容の報告 ]

こんにちは、研修医2年目のS.Nです。12/15(日) JMECC「第4回山形県立中央病院コース」に参加してきましたので、今回はそのご紹介をさせていただきます。今年の会場は山形大学医学部で、当院から3年目の先生方を中心に6人が参加しました。
JMECC(Japanese Medical Emergency Care Course:日本内科学会認定内科救急・ICLS講習会)は、内科専門医になるうえで必要となる資格であり、脳梗塞や喘息、心筋梗塞、アナフィラキシーショックといった内科緊急疾患の初期対応と、さらにその後急変した場合にどう対応するかを学ぶ場です。研修医になると志望科に関わらず、救急外来や病院内でのコードブルーなど患者さんの初期対応をする機会が思いのほか多くあります。私も、研修医になったばかりの5月、自分しか医師がいない状況で目の前で患者さんが急変したことがあり、いま思い出してもとても恐ろしい経験をしました。机に向かっているだけだと分かったつもりになりがちですが、実際にその場に立ってみると身体が動かなくなってしまうのだということをこのとき痛感しました。

JMECCでは実際に様々なシミュレーションをしながら何度も身体を動かし、チームで助け合いながら緊急対応を学びます。ジンクス通り(笑)、受講後の救急車当番で実際にCPAの対応をすることになってしまいましたが、次にやるべきことがみえてきて、落ち着いて対応できている自分に驚きました。
国家試験を突破した後も勉強は続きますが、自分が学んだことが直接患者さんの治療につながる感覚は、学生の時とは全く違うものだと思います。寒くなってインフルエンザも流行り出していますので、受験生の皆さんは手指衛生をしっかりしながら頑張ってください!

JMECC

[ 2019.12.17 ] [ 研修内容の報告, 研修医の日々の様子 ]

どうもこんにちは!研修医一年目のS.Sです。忘年会シーズンで毎週各病棟飲み会が開催されており、肝臓が忙しい日々です(笑)また、12月20日には全体の忘年会(すごく豪華でビンゴ大会もあるよ)も控えており、通常業務に加えて余興の練習もあり、忙しくも充実した毎日を送っています。
先月は忘年会の話をしたので、今回は毎週研修医間でいくつかある講義について話そうと思います。県中では研修医向けに基本毎週月曜日に各科の先生から主に救急対応疾患に関する講義をして頂いています。Walk in当直では研修医が主体となって様々な患者様を診察します。その中で、しばしば当直の本には書いていないけれども、処方や今後の対応に困る患者様もいます。また、傷の縫合処置や熱傷処置などの手技に関しては外科や救急科を回る前だと不安な気持ちもあります。無論、困った時に相談できる上級医の方々のバックアップ体制はばっちりですが、もし一人で対応できたら自分の力になるし何よりかっこいい。そういった研修医が悩みがちな問題だけど、意外と勉強しづらい症例に焦点を当てた講義をして下さります。和やかムードで質問もしやすいのも感謝です。

効率良く学ぶことで自分の時間も増えて、より充実した研修生活を送れるのではないかと思います。かくいう自分も、最近は落ち着ける時間も増えてきたので同期とよくバーとかに飲みに行くようになりました。また、自分でカクテルを作る方にもはまりました。ちなみに、モスコミュールはウィルキンソンジンジャエールの割合が辛口:甘口=3:7で割るのがおいしいと気が付きました。是非、皆さんも試してみてください。

最後に、雪も降る季節となり、大事な大事な国試も近づいてきました。ここまで来たら目先の試験結果にとらわれて一喜一憂するのではなく、芯を持って自分が納得する毎日を送ることが何よりも大切だと思います。心折れずにラストスパート頑張ってください!!

実技講習会

[ 2019.09.13 ] [ 研修内容の報告, 研修医の日々の様子 ]

こんにちは!最近ラグビーの清宮監督に似ていると言われた一年目研修医のT.Mです。9月も中旬に入りましたが、まだまだ山形は暑いですね〜。私自身山形に住むのは初めてですが、夏はかなり暑いし、冬も冬で凍えるほど寒く、なかなか過酷な地だなと感じております。ただ、環境が過酷だからなのか、山形の人は皆温かく優しい人が多い気がします笑

さて、9月ということで、夏休み期間も終盤になってきました。私は7月と8月で夏休みを取り終えてしまったので、これから夏休みを控えている同期がとても羨ましく感じます。

夏休みが終わってしまった私ですが、つい先日、栃木の那須で行われたyoung surgeon’s clubという集まりに参加してきました。外科を志望していること、栃木が地元ということもあり、外科の先生にお願いしたところ、連れて行っていただくことができました。東北大学の先生方を中心に、多くの市中病院から外科や研修医の先生方が集まっており、講義や講演、症例発表などを聞くことができました。山形県中の先生も発表されていたり、内容も非常に興味深いものばかりで、とてもいい刺激になりました。夜は飲み会が開催され、様々な先生方と交流でき非常に有意義な時間でした。

また、那須がリゾート地ということもあり、硫黄の香る温泉で日々の疲れを癒したり、栃木和牛のステーキを食べたり、トリックアート館で大騒ぎしたりと夏休みさながらの時間を過ごすことができました。

連れて行っていただいた外科の先生方に感謝したいと思います。

その時の写真を載せておこうと思います。

医師になってからは、自分の志望科の学会や地方会、勉強会などに参加して勉強した後、夜にお酒を飲んだり、観光したりするのも楽しみの1つかもしれませんね!

6年生は卒業試験が迫ってきているかと思いますが(始まってるところもあるのかな?)、体調にはお気をつけて頑張って下さい!

それでは失礼します。

栃木和牛のステーキ
懇親会

[ 2019.03.04 ] [ 研修内容の報告, 研修医の日々の様子 ]

こんにちは!研修医 1年目N.Kです。

現在、私は脳神経外科にて研修をさせていただいておりましたが、寒さのためか急患も増えました。クモ膜下出血や脳出血、脳梗塞などなど….
病棟管理を学ぶだけでなく、実際に手を動かせる機会も多く忙しくも充実した研修を送ることができています。
「手術」だけでなく「血管内治療」にも力をいれている、二刀流に魅力を感じます。

早いもので、山形の地でも雪はほとんど解けてしまい、少しずつ春を感じる季節になりました。もうすぐ3月に差し掛かろうとしており、今年度も残りわずか、というところ。
皆様、新年度の準備を少しづつ始めている段階でしょうか。

去年の今頃の自分といえば、国家試験も終え、大学からのプレッシャーなどもなく、卒業旅行に出かけたことが思い出されます。
「新社会人になる」、という新年度への不安はありましたが、それよりもなんの縛りもない、「今の時間を大事にしよう」という感情が上回まわっていたように思います。
6年生の皆さんは国家試験おつかれさまでした。今頃はきっと世界各地を飛び回っていることでしょうね。

そんな時期から早1年、新年度も近づいてきて自分たちも2年目になる、ということを少しずつ実感するようになってきました。
先輩方からいろいろと教えていただいていた後輩の立場から、先輩の立場に変わることを考えると少しプレッシャーもありますが、より成長していかねば、と気合も入る日々です。

1年間、一緒に当直などやらせていただいてきた、先輩方との残された時間もわずかと考えると寂しさもありますが、来年度から新しい後輩が来てくれると考えると、楽しみな気持ちもあります。

写真は先日行われた、現1年目と来年度から仲間に加わる新1年目との顔合わせ会。

一緒に頑張っていきましょう!

えいえいおー

[ 2018.11.29 ] [ 研修内容の報告 ]

こんにちは。研修医1年目のSです。11/23(祝)に県立中央病院でJMECC(内科救急講習会)が開催されました。この資格は内科専門医を取る上でも必要な資格であり、今回の講習会は研修医1年目と2年目併せて6名が受講しました。
講習会ではBLS・ACLSの内容や、内科救急疾患(ACS、アナフィラキシーショック、敗血症性ショック、薬物中毒など)のシナリオで実際に体を動かしてトレーニングを行いました。
はじめはメンバー同士遠慮や緊張もありぎこちなかったのですが、シナリオが進むにつれて先輩後輩関係なく声を出し合い、助け合いながら良いチームワークができたと思います。

このような講習を受けると、次の当直などで実際にCPAに遭遇するというジンクスがあるのですが、なんと・・・、私も翌日の日直でCPA症例に遭遇したのです!!驚くほど既視感のある状況が目の前に広がっていて、「あ!これ昨日やったやつだ!」と心の中で思いながらBLS~ASLSに準じた対応をスタッフの方々と行いました。やるべきことが分かっていると、とてもスムーズに動くことができて、患者さんが無事にROSC(自己心拍再開)したときはなんとも言えない達成感でした。
目の前で倒れた患者さんの命を自分達の手でつなぎ止めることができたという成功体験を経験でき、「あ、なんか医者っぽいことができたな~」と少し嬉しい気持ちになりました。

みなさんも講習会や試験の時は、明日この状況が起こるかも!?なんて思いながらやってみると良い経験ができるかもしれませんよ~
医学部6年生の学生の方々は国試が刻々と迫ってきましたが、あと少し気持ちを強く持って頑張ってくださいね!一緒に働けることを楽しみに待っています!

[ 2018.10.11 ] [ 研修内容の報告 ]

こんにちは!1年目の研修医のTSです。この前まで夏だったかと思えば、もう今は布団をかけて寝ないと肌寒いくらいになってきました。もう秋ですね。病院の中は空調しっかりなので、ともすると季節を忘れそうになります(笑)
ブログも代替わりしてから私で6人目ですが、この間同期に「俺たちブログで仕事の話全然してないよね」と言われたので今回は少し真面目な仕事の話をします(笑)

医師として働き出してもうすぐ半年になります。毎日無我夢中で過ごしていたらいつの間にか半年経っていて、月日の早さに少し引いています(笑)
本当に「もう半年!?」といった印象で、山形県中での研修生活はそのくらい毎日が濃密に過ぎていきます。4月から9月まで、「Hunter×Hunter」の休載期間をあっという間と感じたのは人生で初めてかもしれません。

すみません、真面目な仕事の話をするのでした。
私は、9月は緩和医療科にて研修させていただきました。
緩和医療科は「病気やその治療で苦しむ人のつらさを和らげる」ことを目的とした科です。その患者さんは必ずしも終末期のガン患者さんだけではありません。よく「緩和医療科の医者が来たらもうおしまいだ」というような話を耳にすることがあるかもしれませんが、そのようなことは全くありません。東に薬の副作用で吐き気のある患者さんがいれば行って吐き気を和らげ、西に疼痛がうまく制御できていない患者さんがいれば行って痛みを和らげ。言いかえれば、緩和医療科は「本人が病気やその症状と闘いながら自分らしい生活をおくる」のを応援する科なのです。
1か月一緒に診させていただいた入院患者さんで、おなかの張りがつらく食事がとれない、という症状を薬の調整でコントロールした結果、退院してお家で過ごすことが出来るようになった方がいらっしゃいました。その方の退院後の笑顔は忘れられません。

また、先日は緩和医療科の談話室にて科のドクターによるプチ演奏会が催され、私もそこに参加させていただきました。

プチ演奏会

↑コンプライアンスの関係で写っていませんがちゃんと観客もいますよ(笑)

拙い演奏でしたが、入院患者さんからは多くの拍手とご声援をいただき、とても楽しく演奏することができました。患者さんの力になれるような演奏ができていたらとても嬉しいです。このように、緩和医療科は医学的だけでなく、色々な方面から患者さんを支えています。上級医の先生方のそのような背中を追いかけたこの1か月は、技術や知識としての面だけでなく、医師としての在り方も考えさせられる、そんな1ヶ月でした。

山形県中では各種メジャー科から、今日お話しした緩和医療科のようないわゆるマイナー科と呼ばれる科まで、幅広い科にわたって自分で自由に(必修科など多少の制限はありますが)プログラムを組み、研修をすることが出来ます。
興味のある医学生のみなさん、是非一度見学にいらっしゃってください。いつでもお待ちしてますよ!

また、当院は10/28のレジナビ仙台にも出張予定です。興味ある方もない方も、どしどし話を聞きにいらしてください!

ではこの辺で。ここまでお読みいただきありがとうございました!