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[ 2021.12.07 ] [ 研修内容の報告, 研修医の日々の様子 ]

こんにちは。1年目研修医のM.Iです。気づけばもう肌寒い季節になり、山形市内でも先日ついに初雪が降りました。毎年雪かきにはうんざりしているはずなのに、なぜか初雪の時期だけわくわくしてしまうのは自分だけでしょうか。

さて、私は現在、消化器内科で研修させていただいております。病棟での指示出しから腹部エコーや内視鏡の手技まで、毎日勉強になる日々を過ごしています。
ここで、研修医ブログらしく?、県中の研修システムについて少し紹介したいと思います。1年目のローテーションは1年目の4月頃、2年目のローテーションは1年目の12月頃に決めています。現在ちょうど2年目のローテーションについて決めはじめている段階です。他の研修病院同様に、内科、外科、産婦人科、小児科、麻酔科、救急科などある程度の必修科目が決められており、残りの期間が自由選択となります。必修科目のうち、外科、産婦人科、小児科は基本的にチームとして研修を行います。内科に関しては少し特殊で、チームではなく一人の指導医に直接ついて研修するシステムになっています。そして、その指導医は自分で選ぶことができます。既に研修で回っている先輩方の話を聞きながら、自分が興味のある専門分野の先生を選ぶも良し、自分に合いそうな雰囲気の先生を選ぶも良しです。私は既に循環器内科、消化器内科で研修させていただきましたが、経験を積んでいる上の先生から直接指導をしていただけること、ある程度絞られた人数の患者さんとじっくり向きあえることが指導医制のメリットだなと感じております。一人の指導医につくと言っても、例えば循環器内科での心カテや、消化器内科でのERCPやESDなどの手技は基本的にチームで行うので、もちろん他の先生方に教えていただける機会も多いです。特に現在研修で回ってる消化器内科は、後期研修医の若手の先生が6名もいらっしゃるので小さなことでも相談しやすく非常に助かっています。先日は、シミュレータ人形を使った内視鏡の練習に付き合っていただきました。

ここまで真面目な話ばかりしてしまったので、最近食べたおいしかったものの写真を載せておきます。先日有給を頂いて行ってきた、大石田のだんごやさんのおだんごです。左が期間限定のさつまいも焼きだんご、右がのり塩焼きだんご、奥は忘れてしまいましたがチーズみたらしとかだったような気がします。焼きだんごは初めて食べましたが、おもちみたいにふわふわでおいしかったです。

話は変わりますが、先日2021年度のマッチング結果が公表されましたね。ありがたいことに、当院は今年度もフルマッチだったようです。コロナ禍で病院見学の制限等もあり、例年より大変なマッチングだったかと思います。まずはお疲れさまでした。そして、これからは、卒業試験や国家試験に向けての勉強が本格化していく時期になりますね。焦りや不安も出てくる時期だとは思いますが、健康第一に皆さんのペースで頑張ってください。疲れた時にはこの(研修医のつぶやき)を読んでみるのもいいかもしれません…!
研修医一同、みなさんと会えるのを心待ちにしております。

最後に、県中の駐車場から見えた虹の写真です。端から端まで虹を見渡せたのは初めてだったので、思わず写真を撮ってしまいました。都会では見られない、周りに高い建物がない風景もいいなと思えた瞬間でした。

[ 2021.12.03 ] [ 研修内容の報告, 研修医の日々の様子 ]

どうもこんにちは。研修医1年目のH.Aと申します。
長期に渡りブログの存在が忘れ去られていたため、本来月一ペースでの投稿ですが、ここからは怒涛の追い上げ更新を見せていこうと思います。

まずは個人的なローテーションの話から。僕は10月半ばから8週間の外科研修に突入しています。4つあるチームのうち最も手術件数が多いチームに所属させて頂いており、内科志望の僕からすると健康で文化的な最低限度の生活を半ば奪われているように感じる節もありますが(内科志望からするとね!)、一つでも多くの技術を身に付けようとなんとか食らいつく日々です。単に忙しいだけの期間で終わらせてしまうか否かは自分次第だと思うので、腕の見せ所ですね。
そんな激動の外科生活も今週で終わりを告げるので、死線をくぐり抜けた自分へのご褒美としてパーッと飲酒でも!と言いたいですが、まだそうもいかないCOVID-19情勢がもどかしいですね。ワクチンの普及で感染者数は激減していますが、やはりインフルエンザくらいの地位まで転落するまでは、これ以上の行動制限緩和は望めないかなと言ったところ。ぜひ来年には花笠祭りなど大きな行事も開催されてほしいですが、、、現実は非情ですからね。バンド好きな同期たちと荒吐ロックフェスなどにも参戦したいなあ、、、(一番ムリ)

さて、研修については一旦ここまでで、話題を変えますね。この間、と言っても1ヶ月前ですが、マッチングの結果発表がありましたね。ありがたいことに今年も当院はフルマッチとなりました!めでたい!
6年生のみなさんにとっては勿論一大イベントですし、我々1年目にとっても来年共に働く方々が決まるということで、期待に胸を膨らませていました。今年マッチしたメンバーをちらっと確認しましたが、優秀でかつ人を大切にできる素敵なみなさんの名前が並んでいて、とても嬉しく思いました。僕は昨年、病院全体の雰囲気が好きで、特に研修医は気の遣い方の似た人たちが集まりそうだと思い当院を第一志望にしましたが、その空気感は来年以降も引き継がれていきそうですね。みなさんに恥じない先輩になれるよう我々も精進しつつ、医師としてお会いできる日を心待ちにしています。国試がんばれー!!

では、読む側もそろそろ飽きてきた頃と思うので、この辺りで終わろうかと思います。
最後に少しだけプライベートを公開して締める流れが鉄板っぽいので、以前購入したスニーカーの画像でも。いくらとは言いませんがめちゃ高かったです。でも買えちゃうんだよなあ、社会人万歳。
ちなみに写真ド下手マンです。実物は5億倍カッコいいんだけど・・!

それでは今回はH.Aがお相手致しました。次回はこいつだ!→K.E

[ 2021.11.18 ] [ 研修医の日々の様子 ]

こんにちは, 研修医のH.Yです.長らくブログをストップさせてしまっていたようで大変申しわけありません.

研修が始まってから半年が過ぎ, まだまだ至らない点が多いものの, 開始当初よりはできることが増えてきたように感じています.

私は今月より, 救急科ローテに入りました.当院は山形県村山地区の中核病院ということもあり, 軽傷から重症まで, 日々多くの患者さんが救急車やドクターヘリで来院します.
今月に入ってから救急外来が露骨に忙しくなったという噂もありますが, 大変ながらも充実した研修生活を送らせていただいております.
当院の救急科ローテは2ヶ月間あり, 2ヶ月目にはドクターヘリに搭乗するチャンスもありますよ(学生さんへの露骨なアッピール)

救急科といえばコードブルーという名ドラマがありますが, 私が救急科と聞いて最初に思い浮かべるのは「ER 緊急救命室」という海外ドラマです.
このドラマ, 金言や名シーンの宝庫であり, 例をあげればキリがないのですが, 中でも印象に残っているのが, 主人公カーターと指導医グリーン先生のやりとりです.

病院実習に訪れた医学生の相手を任されたカーター. カーターは救急科の魅力を伝えようと頑張りますが, 学生達は退屈してしまい, 外科の手術見学に行ってしまいます.
落胆し, グリーン先生に愚痴をこぼすカーター. 学生達を満足させられなかったのは, 「仕事に対する情熱」を通して彼らに感銘を与えることができなかったせいだと主張します.そこでグリーン先生が言います.

「君は毎日ここへ来て, 良い仕事をする時も失敗する時もある.でも毎日務めを果たすんだ.そしていつの日か振り返る.そうだね, 10年後としよう.その時に大事なのは, してきたことの積み重ねだ.情熱じゃない.」

私自身, 今日の自分は良かったなとか, 今日は全然駄目だったなとか思う日もあります.やる気に満ちている日, なんだか働きたくない日もあります.
しかしそういったコンディションに左右されず, 目の前の仕事を日々淡々とこなしていくことに集中していれば, その経験が10年後に自分の背中を押し, 誰かに感銘を与える日が来るのかもしれない…なんて最近は妄想しながら働いています.
やる気のある日もない日も, 粛々と務めを果たしていきたいですね.

はい, どうでも良い話を長々と失礼いたしました. 次の人, お願いします.

載せる写真も思いつかないので, 数ヶ月前に作った夏野菜カレーの写真でものっけておきます.最近急に寒くなりましたね.秋なんてものはなかった, いいね?

夏野菜のカレー

[ 2021.08.13 ] [ 研修内容の報告, 研修医の日々の様子 ]

初めまして、こんにちは。研修医1年目のI.Sです。

研修が始まって4か月が過ぎ、今は麻酔科で研修しています。毎日様々な手技を先生方それぞれの視点からご指導いただき、とても勉強になっています。朝が早いのは大変ですが、毎日学びがあって主体的に考える時間が多いので充実した日々を送っています。県中のプログラムでは麻酔科2か月と救急2か月を連続して回るので、集中的に急性期に必要な手技などを学ぶことができます。始まったばかりなのでまだまだ覚えることはたくさんありますが、頑張りたいと思います。新たな手技を覚えたり、実践して試行錯誤したりするのは好きなので、疲れたーとは言いながら、楽しい日々を過ごしています。

志望科として考えている小児科の研修も終わりました。大学病院とは雰囲気が違って風邪の子が多いので、入院してくるときは体調不良によりご機嫌斜めで泣き叫んでいても、徐々に体調が回復してきて退院するころには笑顔が見られたり手を振ってくれたりと癒しの日々でした。小児の点滴の取り方は工夫が必要なので、研修中に数多く挑戦し、教えていただきました。また小児ならではの症候の評価なども学ぶことができました。当直では小児を見る機会も多いので、実践していきたいと思います。

また先日、1年目研修医でBLSの講習会を受けました。緊急時の対応をしっかり順序だてて学ぶことができたので、有事の際は活用できるようにしたいです。学生の頃も授業や実習で学びましたが、テスト形式でというのは初めてだったので緊張しました。病院で働くようになって身につけておかなければならない知識だと感じたので、研修が始まって早めの段階で学ぶことができてよかったです。

研修の話はこれぐらいにして、私の休日の過ごし方をご紹介しようと思います。インドア派なのでほとんど家にこもってだらだらとしています。テレビを見たり掃除をしたり特に予定を入れず思い立った時に最低限をやるというのが私の休日の過ごし方です。最近は暑いのでエアコンが効いた涼しい部屋でさらにだらだら過ごしています。料理をするのが好きなので、ゆっくり自炊したりもしています。自分が食べたい食材で、好みの味付けで、自分の食べたい時間に食べられるって最高だと思いませんか?笑 写真載せてみましたが映えなくてすみません… 今は引きこもって過ごしていますが、このご時世でなければ同期と遊んだりとかできたのになーと思います。自由に気兼ねなく旅行したり飲み会をしたりできるようになることを願っています。

締まらない感じになってしまいましたが、研修はしっかり集中して、自分の時間もちゃんとある、めりはりのある研修生活を送れていると思っています。当直など大変なことはありますが同期と話したりなど適度に発散することもできています。ぜひ見学や実習などで見に来てみてください。お待ちしています。最後まで読んでくださってありがとうございました。

[ 2021.06.16 ] [ 研修内容の報告, 研修医の日々の様子 ]

こんにちは、研修医1年目のJ.K.です。研修生活が始まって早くも2か月が経ちました。今回は研修が始まり少し経った今思うことについて書きたいと思います。

4月は自分が何を分かっていないのかすら分からず、もはや何から手を付ければよいのかという状態でした。そこから臨床の場で課題にぶつかるにつれ少しずつ自分のやるべきことが見え始め、4月とは違った新鮮味を日々感じているところです。学ぶことは際限なくあり、医師の資格を持っているとはいえまだまだひよっこで、日々「分からないこと」との対峙です。

研修期間は、ある程度の無知が許されるモラトリアムだと思っています。分からないことがあっても尋ねにくい、というのは上級医の先生方から時折伺うお話です。初歩的なことであっても「分からないので教えてください」を気軽に言えるのは、研修医の特権だと思います。
またローテーションという初期研修の性質上、多くの診療科や職種の方々と関わりがあり、私自身も様々な職種の方に助けられながら研修しています。看護師さんに採血等の手技を指導してもらったり、MEさんに機器のことを教えてもらったり、空いた時間に検査部にお邪魔したり、薬剤師さんに薬の資料をいただいたり。分からないことは分からないと認め、それぞれの専門家を頼ってみるという姿勢はこの先も忘れずにいたいものです。

さて真面目なお話はここまでにして、1年目研修医のデスクの置物にも少しずつ個性が出てきました。大変に寝心地が良さそうな枕、好きなバンドの特注カレンダー、大切に祀られている賞味期限切れのアイ○カル、「馬肉」と書かれた謎の張り紙などなど。個々人の性格や趣味がよく表れています(流石にデスクトップPCを設置する猛者は現れていませんが)。今年は1年目研修医で集まる機会が全くと言っていいほど無い中、こうしたところで同期の一面を見られるのは嬉しく思います。

私自身も植物を置いてみました。おちょこで種から育てるタイプの黒松です。我々と一緒に(?)日々成長しています。今はこんな可愛い見た目なのですが、「黒松」で画像検索したら巨大な樹木が出てきて卒倒しました。近いうちに移植術が必要そうです。

6月は見学や実習の学生さんが沢山来てくれるようですので、ぜひ研修医室へ遊びに来てくださいね!

[ 2021.05.12 ] [ 研修医の日々の様子 ]

初めまして、初期研修医1年目のS.Kです。今回は医師になりたて初心者ということで、初心について語らせていただきます!

①3月 楽しみ!学生生活長かった、やっと社会人だ!
②4月初旬 オリエンテーションだ!朝9時集合か、休憩時間も多いなぁ!色々な職種の方々で病院は成り立っているんだ!カルテや迷路のような院内覚えるの大変だけど頑張ろう!
③4月中旬 病棟勤務初日、無言
④4月下旬 ちょっとだけ…慣れてきた…かな?からの失敗で落ち込み
⑤5月GW GW明けからの当直を恐れおののく←今ココ

オリエンテーション期間中あんなに賑やかだった研修医室が、病棟勤務初日は人がいるのにシンとしていました。数日たって徐々に口数が増えてきて、最近は冗談で笑ったりお互いがまわっている科の話をしたり出来るようになってきました。
初心は上のフェーズのどこを切り取るかにもよりますが、少なくとも病棟勤務が始まってからカルテに「学生」でなく「初期研修医」として名前が残ることに感動した、看護師さんに病棟で話しかけられ頼み事をされたのが嬉しかった、医師として頼まれた最初の仕事は患者さん家族への採血結果の再説明(当初主治医が説明していた内容をただなぞるだけでしたが)‥‥。
書き込みながら思い出した時点で今すでに忘れかけていましたが、そういう感動や嬉しさを忘れずにいたいと思います。

ミスをしたり咄嗟の戦力になれずに落ち込んだりも多々あるけれど、「初心を忘れるな」というのは慣れたからといって驕るなということばかりでなく、落ち込んだ時にもへこたれそうになっても、最初の感動や喜びを忘れるなという面もあるのでしょう。

「初めて」はどんなことでも文字通り「心が動く」。嬉しいことばかりではない、不安の方向に大きく揺さぶられることもあります。だからこそ大切にしたいと思います、二番煎じではもう味わえない揺さぶりを。そういう「初めて」が多い今は、心身ともにドッと疲れて大変なこともありますが、あとで振り返ったとき、驕りそうな時や落ち込んだ時に少しでも、この動いたウブな心を思い出せる、喜びや緊張感をありありと自身の中で再現できる、そういう心持ちで日々過ごしたいと思います。

最後に②フェーズ中での一枚を。ね、なんと幸せな写真なのでしょう。これからの日々でキツいときもこの時を思い出して、一生懸命頑張ります!!

[ 2021.04.06 ] [ 研修内容の報告, 研修医の日々の様子 ]

こんにちは。研修医2年目のC.N.です。1年目の皆さんのフレッシュな姿を見て元気をもらっている今日この頃です。一方、当直などでついに「教える側」にもなるのかと思うと、身が引き締まるばかりです。個人的には、わからないことはわからないとちゃんと言える先輩でありたいです。(もちろん、わからないことを減らすために自学にも励みたいものです…)

さて、今回はなかなかブログでは触れられてこなかった「時間外勤務」について書いてみようと思います。研修医(医師)が学生と大きく違うポイントのひとつは、時間外に働く機会がそれなりにあるということです。当直や呼び出し、実際どうなの…?という点は、学生や研修医になったばかりの方はとても気になるのではないでしょうか。

まず日当直について。県中では、1年目と2年目の研修医がペアとなり、夜間休日の救外walk-in当番にあたります。常時相談できる上級医が院内にいらっしゃいますが、ファーストタッチは我々の仕事で、中にはとても具合の悪い方や緊急度の高い疾患が潜んでいる方もいるので、緊張感をもって診療にあたっています。ただ、手が空いた時にはご飯を食べたり、患者さんの数が減少した頃には手分けをして睡眠をとったりと、工夫して休憩をとる体制が整っている印象です。全く寝られなかった日、というのは数えるほどしかなかったです。2年目・救急科ローテ中の1年目は、それに加え準夜帯の救急車2nd当番に入ります。こちらは、緊急度の高い症例を上級医のマンツーマン指導のもとで経験できる良い機会だと思います。Walk-in・救急車合わせて、平均月4回くらいのイメージです。

続いて日当直以外について。内科系、救急科などでは自分が付く指導医の当番に合わせて、その科の急患が来たら呼んでもらうというスタイルが多いです。外科はローテ中の研修医達で緊急オペのこうひき(第2助手)当番を交代で回していくスタイルでした。産婦人科は自分が〇を付けた夜にお産があると研修医も呼んでもらうというスタイルだった(今年どうなるかは未定)のですが、たまたま僕が〇を付けた日は必ず産まれ、日によっては一晩で3人も産まれたなんてことも。一緒に回っていた同期からは一時期、アトニン(オキシトシンの商品名)というあだ名で呼ばれていました。笑

すべてに共通して言えることですが、体調が悪い時や外せない用事がある時は事情を考慮してもらえたり同期と交換できたりしますし、逆に症例を沢山見たいという場合や緊急対応を学びたいという場合は多く呼んでもらうことも可能です。各々の体調や意欲に応じて研修することができますのでご安心ください。

デスクのパソコン

コロナのせいで写真のネタに乏しいので、最近デスクトップパソコンを買った僕の医局の机を撮りました。学会発表や論文作成の機会をいくつか頂いたので、その準備効率をあげるために高性能メモリのパソコンを買ったのです(生活感が漂っていますが目をつぶってください・・・)。

詳しくは書ききれなかったので、ぜひ見学に来ていただいて直接研修医に聞いてみてください。次回からは新1年目にブログのバトンを渡したいと思います。よろしくお願いします!

[ 2021.03.29 ] [ 研修医の日々の様子 ]

皆さん、こんにちは。研修医1年目のA. J.です。「コロナに負けるな」というタイトルで2020年5月にもブログを書かせていただきましたが、今回はブログ係として代打で書かせていただきます(笑)。

私は、現在産婦人科で研修させていただいています。内科志望である自分にとっては、産婦人科をじっくり勉強できる、人生最後の機会であると思います。新型コロナウイルスの影響でお産の件数が減っているのは事実ですが、研修としては充実した日々を過ごすことができています。女性への問診や診察は、産婦人科研修でしか学べない部分もあるので、実践的に学び、日々の救急外来に活かしていきたいです。

話は変わりますが、現在は2021年3月ということで、初期研修を開始してから1年間経過しようとしています。正直なところ、あっという間だったなと感じます。初期研修が始まったばかりの頃は、何をするにしてもどこか不安げなところがありました。そのときに比べると大きく成長し、自信をもってできることが増えたように思います。研修医2年目の先生方、各診療科の指導医の先生方の御指導あってのことであり、感謝の気持ちでいっぱいです。もちろん、まだまだ至らない点はありますので、引き続き向上心をもって研修に勤しんでいきたいと思います。

1年間経過するということは、研修医2年目の先生方とのお別れが近づいてきたということになります。振り返ってみると、本来は飲み会やイベントで、親睦を深める機会がたくさんあったはずです。しかしながら、新型コロナウイルスの影響でそういった機会は皆無に等しい状況となってしまいました。それについては非常に残念に思います。そんな状況の中でも、日当直や日々の研修を通して、2年目の先生とコミュニケーションをとって多くのことを学ぶことができたと思います。

来月には私たちが研修医2年目となります。今まで教えてもらっていたことを、今度は私たちが後輩に伝えていかなければなりません。私が大切にしている言葉に、「一歩一歩」があります。2年目になることを自覚すると、足りない部分ばかりが目についてしまうかもしれません。今まで積み上げてきた一歩一歩を大切にして、自信をもって取り組み、足りない部分についてはその都度補っていこうと思います。ここから、頑張ります(笑)。

最後になりましたが、当院でも新型コロナウイルスに対するワクチン接種が始まっています。筋肉注射する機会って実はほとんどありません(笑)。

[ 2021.02.18 ] [ 研修内容の報告, 研修医の日々の様子 ]

みなさんこんにちは。研修医1年目のO.Kです。2月に入り、かすかではありますが春の匂いが感じられるようになってきました。せっかくなので、当ブログ用に何か春らしい写真が撮れないかと病院の敷地内に散歩に出たところ、深い雪に足を取られ靴の中は雪まみれになり遭難しかけたので、やっぱり春はまだまだだと思い直しました。写真も白いものしか撮れませんでした。

さて、先週の土日は第115回医師国家試験が行われましたね。受験された医学科のみなさんは本当にお疲れ様でした。今年度は仲間たちとの接触も制限された中で長く過酷な闘いであったことと思います。まずは、2日間…いや、6+α年間がんばった自分を褒めてあげましょう。免許が届いた時、初めてお給料をもらった時、そして関わった人から感謝された時、がんばって良かったと心から感じられるはずです。
せっかく試験を乗り越えても今年の春はあまり遊ぶことが出来ずさみしく思いますが、まとまった時間を利用して、新しい趣味の勉強などに取り組んだり、書物や動画で歴史・文化などに触れたりしてみるのもいいかもしれませんね。

研修医ブログらしい事を書きますと、私は今、糖尿病・代謝内分泌内科で研修をしております。科としては一つですが、ローテートの際には糖尿病と内分泌と二枠があり、今回私は前者を選択しております。糖尿病内科では、DKAやインスリン導入など主科として診させていただく患者様もいらっしゃいますが、他科の患者様の血糖管理のサポートとして携わる機会も多く、これまで回った科とは全く違った視点から疾患を診ることが出来て、実臨床の現場でなければ分からない奥深さを感じております。1年目も終わりに近付き、様々な科をローテートして来た中で、学生時代に先生から言われた「医学とは人体を見る様々な切り口を身に着けることだ。」という事を改めて思い返すようになりました。また、糖尿病という疾患の性質上、食事指導や自己注射など患者様の日常生活との関連が深く、医療を提供するだけではなく一緒に病気と付き合っていく手助けをしたいと、より強く感じるきっかけになりました。

来年度から研修が始まるみなさん、あるいはこれから研修先を決めていくみなさんが、いつか役立つ確かな力を身に着けられるような研修に臨めることを祈っております。キミだけの最強の研修を作ろう!

雪景色

図1.雪の県立中央病院(このあと遭難した)

トトロの木

図2.「小トトロ」と勝手に呼んでいる樹木。探してみよう!

[ 2021.01.14 ] [ 研修医の日々の様子 ]

新年明けましておめでとうございます。1年目研修医のG.Tです。コロナ窩に見舞われた2020年もあっという間に終わり、2021年になりましたね。コロナのみならず、12月いっぱい回っていた整形外科で、雪かきや屋根の雪下ろし中の事故の症例を沢山目にしました。この冬の県内は例年以上に雪が多いそうで、僕自身もブレーキを早めに踏まなければならないことを実感したり、除雪車が入れ雪ない官舎の駐車場で同期の研修医と協力して雪かきし、道なき道を切り開いたりする毎日でした。積雪の多い中、事故には気を付けたいものですね。

年が明け今月は呼吸器内科を回らせていただいており、長引くコロナ禍には普段以上に敏感になっています。県内でも毎日のようにコロナの新規感染者が出ているこのご時世、ちょっと熱や咳などの症状が出ただけでもコロナではないかと誰しもが不安になると思うので、そもそも風邪すらひかないように体調管理も気を付けたいですよね。

ところで、僕が最近気に入った「根の歌」という曲があります。この曲は松浦亜弥さん、鈴木雅之さん、石川さゆりさん、布施明さん、杏里さん、CHEMISTRYの堂珍嘉邦さんから結成されたコーラスジャパンというグループが2010年に発表した曲です。小学校5年生の頃からCHEMISTRYの大ファンだった僕が、先日配信ライブを見たり、彼らの曲だけのプレイリストを作ったりしている時、ネットで今まで見落としていた曲はないかどうか調べていたら見つけ、iTunesで買いました。その曲の「冬のない春はない、冬のない花はない、いつか咲く花を思い、今はただ根を伸ばせ」という歌詞にすごく励まされたのですが、冬(今年の例年以上の積雪や長引くコロナ禍)を春や花(コロナ終息)を信じて乗り切り、今できることに最大限この研修生活の中で取り組め(根を伸ばせ)という意味に捉えられ、気にいった曲の歌詞をついつい私生活と重ねてしまう自分なのでした。

そして受験勉強真っ盛りの医学部6年生の皆さんも、咲く花(研修医生活)を思い、今はしっかり根を伸ばし(国試対策と体調管理)国試乗り切ってください。必ず春は来て花も咲きます!健闘祈ります!山形県中にマッチングした皆さんは晴れて4月にお会いできることを楽しみにしています!