外来化学療法センターとは
近年、有効性の高い薬剤の開発などにより、日常生活や社会生活を行いながら治療を続けることのできる外来化学療法が、患者さんの生活の質(QOL)を向上させるとして、急速に普及・増加しています。
山形県立中央病院では、安全性や治療環境のクオリィティ向上を目指し、外来化学療法センターを平成19年3月に開設しました。現在毎日20名前後の方が外来化学療法を受けておられます。
外来化学療法センターは血液内科医長を室長に置き、主治医、がん専門薬剤師やがん化学療法看護認定看護師など、専門知識を持つスタッフを中心にしたチーム医療で外来化学療法を受ける患者さんやそのご家族をサポートします。科学的根拠に基づいた治療を、安全に確実に行い、化学療法に特異な副作用を予測し、発生時には的確に対応します。また治療を続けるなかで生じる不安や相談にもできるだけ対応したいと考えております。
基本方針
- 科学的根拠に基づいた治療を提供します。
- 専門的知識と最新情報に基づいた投与管理を行います。
- 予想される有害事象への的確な対応で、安全で確実な化学療法を行います
- 治療環境のクオリィティ向上を目指します。
- 個々の状態に応じた生活指導で、治療を受けながらの社会生活を支援します。
当院の基本理念である「安心と信頼の医療」を県民の皆様に提供するため、患者さんの視点で整備してまいりました。外来化学療法センターは、化学療法でがんと闘う患者さんとそのご家族をハード・ソフト面から支援していきます。
主な設備
長時間の点滴治療も快適にリラックスして受けられるよう、治療用ベッド(電動)8床・リクライニングチェア(電動)6床を用意いたしました。予約状況にもよりますが、どちらかお好きな方を選ぶことができます。
DVDも鑑賞できるTVをそれぞれのベッドやチェアに備え付けました。
DVDソフトも多数準備し、図書ボランティアのコミックを貸し出していただいております。
点滴治療が長時間の方や、昼食時間帯に点滴治療が重なる場合は、室内での飲み物、軽食をとることも可能です。
においが気になることがありますので、空気清浄機を設置しました。
トイレは室内に2箇所あります。点滴中でも安全に使用できるよう、ドアの開閉や水道の蛇口を自動にし、便器洗浄は壁のリモコンで行えるようにしております。

治療用ベッド(電動)8床

リクライニングチェア(電動)6床

治療に必要な情報誌やウィッグの情報提供もおこなっております。
治療の流れ
外来化学療法センターは予約制です。主治医が治療計画に合せて診察とともに予約します。
1.治療当日の流れ
- 自動受付機で受付をします
- 採血室で採血をします。(結果がでるまで1時間程度かかる場合があります。診察予約の1時間前までにお越しいただくようお願いすることがあります)
- 受診される各診療科の窓口にお越しください。
- 体温を計測し、問診票に記載していただきます。
- 採血の結果がでましたら、担当医が診察をします。
- 診察にて化学療法実施が確定しましたら、医師よりカルテ、医事ファイルの入ったバッグを受け取り1階外来化学療法センターにお越しください。
- 予約の状況によりベッドかリクライニングチェアかを選んでいただきます。
- 血圧測定や体調確認を看護師が行います。同時に点滴治療の準備を始めます。
- 点滴治療の薬剤は治療確定後、薬剤師と看護師がダブルチェックをした後、薬剤師が専用のキャビネットで作成します。
- 点滴のための血管穿刺は各診療科の医師が行います。
- 点滴治療に関して不安なことや困ったこと、疑問に思うことなどがありましたら、看護師にお話ください。必要であれば主治医に連絡し、相談いたします。
- 点滴治療が終了したらすぐ帰宅できるよう、予め会計計算を済ませておきます。1階総合受付支払い窓口にて会計となります。
次回の外来日まで
体調の変化や何らかの問題が生じた場合、まずお電話で病院にお知らせください。
平日の8:00から17:15までは各診療科の外来、夜間・休日は救急救命センター外来にご連絡ください。ご連絡の方法を示したパンフレットを外来化学療法センターのオリエンテーション時に配布いたします。
外来化学療法センターで治療を受けることになった際、ご希望があれば予め見学することは可能です。事前に連絡が必要です。医師・看護師にご相談ください。

























