診療科・部門のご案内

検査部

検査部のご紹介

検査部には4名の医師と、40名の臨床検査技師が所属しています。臨床検査技師は大きく分けると検体検査と生体検査を担当しています。検体検査は患者さんから採取された材料(検体)を用いて検査を行います。検体検査には、血液、血清、尿、喀痰、手術材料、感染部位材料等を用いて検査を行う血液検査、生化学検査、一般検査、細菌検査、病理検査の計5つの部門があります。一方、患者(生体)さんに検査部に直接来て頂いて実施する検査が、生体検査です。脳波検査、心電図検査、超音波検査等があり主に生理検査室で対応しています。

また、外来の採血業務や耳鼻科の聴力検査、平衡機能検査、手術中の脳波等のモニタリングも行っています。

臨床検査技師ってどんなことをしてるの?

診察したら

患者さんが病院に来て外来で診察を受けたときに、医師に「それでは○○の検査をしてみましょうか?」と言われて、「はい!」と答えると、医師は電子カルテを使って検査を依頼します。その情報は検査部に送られます。
医師に「血液を採って検査しますので採血室に行ってください」あるいは「心電図の検査をしますから生理検査室に行ってください」と言われるでしょう。

採血室では

患者さんが採血室の受付に行き、診察券(カード)を出すと、採血の順番が書かれた番号札が発行され、採血するための試験管が準備されます。受付の表示板に、自分の番号が表示されたら採血室の中にお入りください。

当院では平成22年5月より、臨床検査技師1~5名、看護婦1名の計6名体制で採血を行っています。

尿検査のある人には、受付で名前のついた紙コップをお渡しします。採尿室(トイレ)で尿を採って、トイレの中の窓口に置きます。

採血室に入ると番号順に案内板に表示されます。自分の番号と採血台が表示されましたら採血です。
緊張と恐怖の瞬間・・・・?
ここで採取された血液や尿は、ドア一枚隔てた検査室に運ばれ、すぐに検査が行われます。

あとは結果が出るのを待つだけですが、それでは血液や尿の何を調べているのでしょうか。

その後どうなるの

採取された血液や尿は、遠心分離(赤血球などの細胞と血清という液体に分けられる)などの前処理をして、大きな自動分析器で検査したり、顕微鏡を使って一個一個の細胞を見たり、何百種類もの検査を行っています。

このように、病院の中で患者さんから採取された血液や尿の検査はもちろん、その他にも細胞や細菌を対象とした検査は、私たち臨床検査技師が行っています。

※詳しくは下記をご覧ください。

検体検査(室)について

病理検査(室)について

細菌検査(室)について

採血室受付

採血室受付

採尿室

採尿室

窓の向こうは検体検査室

窓の向こうは検体検査室

ほら、痛くないでしょ?

ほら、痛くないでしょ?

採血室

緊急時の検査は?

当院は救命救急センター(3次救急指定)があり、重症の患者さんが運ばれてきます。
一刻を争う場合が多く、臨床検査技師は宿日直体制をとり24時間対応しています。

生理検査室では

患者さんが生理検査室の受付に行き、受付表で受付をすると、医師の指示でどんな検査があるかを確認し、それぞれの検査をする部屋に案内します。
ここでは、心臓の状態を見るための心電図検査や、肺の機能を見る呼吸機能検査、脳の活動を見る脳波検査、心臓、血管や、おなかの超音波検査、末梢神経の伝わり方を見る神経伝導検査なども臨床検査技師が行っています。
※詳しくは「生理検査(室)について」をご覧ください。

その他に輸血の検査も臨床検査技師が行っています。
※詳しくは「輸血部」のページをご確認ください

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