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[ 2017.07.25 ] [ 研修内容の報告, 研修医の日々の様子 ]

皆さんこんにちは、一年目研修医のT.Iです。2度目の投稿です。

今回は現在ローテートしている科の様子と最近の生活について書きます。

現在私は循環器内科で研修しています。循環器内科の研修は午前中に心エコー検査、週に1回EPSが行われる日があるので担当患者さんが検査及び治療となる場合は指導医と一緒に術野に入ります。エコー検査は救急外来でも必須の技術です。自分で一通り患者さんの検査を行い、わからないことやエコー所見に自信がないときは先生方に指導を仰ぎ、検査中またはその後にフィードバックを頂きます。はじめは教科書にあるようなきれいな像が出せずに四苦八苦していましたが、最近は患者さんの体格に合わせてどの角度でプローブを当てればよいか少しずつ分かってきました。エコー装置の操作にも慣れてきたため、救外で心疾患の疑いがある方が来院した際は積極的にエコー検査を行っていきたいです。
午後は心臓カテーテル検査、PCIがあります。スワンガンツカテーテルは1年目研修医にもさせてもらえるので、緊張しますが指導医や後期研修医の先生に指導いただきながら頑張って技術の習得に励んでいます。

写真はACLS受講後の同期のT先生とS先生です。県中の初期研修医は三回に分けてACLSを受講します。こちらも救命に必要な知識・技術なので早めに習得しようと思い、先週末に同期の6人と一緒に受講してきました。2日間長時間にわたってCPRを行ったため翌日は疲労もありましたが、早いうちにACLSを習得できて個人的にはとてもよかったです。習得した内容を今後の研修に生かしていきたいと思います。

ACLS

さて、話は変わりますが、研修が忙しくなってくると運動不足になることはよくあることだと思います。医療人は体力がないとやっていけない、ということで県中にもフットサルやテニスなど、水面下でいろいろな「部活」が存在しているらしいです。私も同期のみんなと業務が終わった後に病院の近くをジョギングしていい汗を流しています。研修医同士だけでなく、上級医の先生方とも仲がいいのは県中の特徴の一つだと思います。

6年生の皆さんはもうすぐマッチング本番ですね。最近気温が上がって夏本番といった天候になってきていますが、体調を崩さないようにお気を付けください。研修医一同、マッチング試験前も見学・実習お待ちしています。

[ 2017.07.18 ] [ 研修内容の報告 ]

こんにちは。研修医1年目のYです。アジサイが少しずつ花を開いてきているなと思っていたらいつの間にか梅雨入りしていたようですね。皆さんどのようにお過ごしでしょうか。マッチングの参加登録が始まり、そのための準備に頭を悩ましているのでしょうか。迷っている方は是非、当院を見学して研修の雰囲気を感じていって下さい。

さて 今回はJPTEC(Japan Prehospital Trauma Evaluation and Care)が当院で開催されたため、それに参加してきたことについて書かせていただきます。
これまでの外傷に関する研究から、容態の悪化を防ぐための救護法が適切に施されなかったために起こる防ぎ得る外傷死をできるだけ減らすためにJPTECが生まれました。簡単に言ってしまえば、外傷直後~病院に搬送するまでを病態を悪化させないような処置をした上で、いかに円滑に連携して医師にバトンを渡すかを目的としたプログラムです。救急救命士の方々向けとも言えますね。医師が受ける必要があるのかと疑問を持つ方もいらっしゃるでしょうが、救急救命士さん達が行う処置や使う用語、他のメンバーとの連携の取り方など医師の観点からも学ぶべき内容が盛りだくさんでした。私は働き始めてすぐに事故の現場に居合わせることになり、何をすれば良いのかわからず忸怩たる思いをしました。当時はそばに指示をくれる方がいたため、パニックになるのは避けられましたが、自分一人しかいなかった場合は、医療従事者としてその責任を果たせたかどうかぞっとしますね。いつ何時、事故に遭遇するかは分かりませんからJPTECを学ぶことの意義は十分にあると思います。研修医生活は 全く新しい知識や技術を学び続ける時期であり かなり忙しく感じるかもしれませんが、研修が終わってしまえばあまり自分の進む専門科以外にかまける余裕がなくなってしまいます。研修期間に学べるものは全て学ぶつもりで 積極的に講座やプログラムに参加することをおすすめします。

JPTEC

さて今回はこの辺で失礼します。マッチングに向けて体調を崩さないようお気をつけ下さい。

 

[ 2017.07.10 ] [ 研修医の日々の様子 ]

皆さんこんにちは!最近暑くなってきましたね。県立中央病院の研修医室はエアコンがつくようになって逆に寒くなってきました。私は6月まで循環器内科で研修させていただいているK.T.と申します。

研修も2ヶ月以上経ってきて、少しずつ仕事に慣れてきたことを実感できるようになってきました。しかしながらまだまだわからないことがたくさんあるのが現状です。そのようなときの最初の相談相手は2年目の研修医の先生方ですが、ローテーションの関係で一緒に同じ科を回っているのが1年目しかいないなんてこともあります。そのような場面で何かわからないことがでてきたらどうしましょうか?自分で調べると時間がかかりそうだし、指導医の先生にはちょっと聞きづらいし…。なんてときに頼りになる方をご紹介します。

各科では初期研修を終えて専門の道へと進み始めたばかりの先生がいらっしゃることがあります。自分がついている指導医の先生よりも私たちに年齢が近い分、様々なことを気軽に聞くことができる非常に頼りになる存在です。写真は昨年まで山形県立中央病院で初期研修をしており、現在当院の循環器内科にいらっしゃるK先生に心カテの画像を教えていただいているところです。このように、さまざまなことを一から丁寧に教えてくださる先生方がたくさんいらっしゃるのが山形県立中央病院の魅力の1つかな、と思います。是非みなさんも一度といわず何度でも見学、実習に来てください。お待ちしています!

指導

[ 2017.07.04 ] [ 研修医の日々の様子 ]

みなさんこんにちは。現在小児科で研修させていただいている1年目のR.Uです。今日も小児科病棟の子供たちが元気になって退院していく姿をみて、癒されています。大きく手を振って帰っていく姿がとっても可愛いので、思わず笑顔になってしまいます。ですが、笑ってばかりはいられません。ぷくぷくでむちむちな可愛らしい手から採血するのに必死な毎日です。小児科での研修が始まってから2週間経ちますが、まだまだ慣れません。日々精進です。2週間後にはもう少し上手になるぞ。

ところで、今日は研修医の写真撮影がありました。毎年ヘリポートで撮影するのですが、今年は病院近くの芝の上…。しかも曇り空…。ドクターヘリは見えませんが、これはこれでいい写真になりそうです。実際の写真は県立中央病院図書室のFacebookをみてくださいね。

集合写真

研修医になってからもうすぐ3ヶ月経ちますが、みんなで励ましあって毎日頑張っています。同期がいてよかった〜。県立中央病院は同期が16人で、県内では一番多いと思います。私も学生のときは多すぎるのではないかと思っていましたが、全くそんなことはありません。みんなそれぞれ得意分野があって、相談できるのでとても心強いし、一人一人様々な診療科で研修していても、16人いれば一人くらいは研修医室で顔を合わせる相手がいるので楽しいです。今は丁度いい人数だと思っています。見学や実習で当院に来られた際は、ぜひ研修医室も見に来てもらって、研修医の生活を想像して頂けたら嬉しいです。